新・介護百人一首

つまの尿
バルーンの中で
泡立ちて
せみの鳴声
ひときわ高し

大阪府横田 治子 86歳)

詞書

導尿の管とペースメーカーが入り、導尿のバルーンの尿に一喜一憂する日々です。出が悪いと蝉の声にいらいらし、より暑い日々に感じます。