浅田次郎の傑作小説を、中村雅俊主演でドラマ化した「おもかげ」。
10月3日(土)から、総合テレビで放送がスタートします。

孤独を抱えながら昭和の復興期を生きてきた男が、謎の美女たちに連れられ、自らの過去をさまようことに。謎の美女たちは何者なのか……。そして、その目的とは……。

中村雅俊さん、浅田次郎さんからのコメントをご紹介します。


【あらすじ】
商社マンとして65歳で定年を迎えた竹脇正一(中村雅俊)は、送別会の帰りに地下鉄の車内で倒れ、病院の集中治療室に運びこまれる。正一の妻・節子(浅田美代子)、同期で社長まで上りつめた堀田(宅麻伸)、同じ養護施設で育った永山(モロ師岡)、永山の弟子として働く婿養子の和志(板橋駿谷)、それぞれが問わず語りに意識の戻らない正一に、自らの思いを吐露していく。

一方、正一本人は、ベッドに横たわる自分の身体を横目に、謎の美女に連れられるまま病院を抜け出し、思い出の場所を巡るという奇妙な体験を重ねていく。命の終わりに人生を振り返る旅のようなものなのだろうか……。孤児という出自から来る孤独を無理やり忘れ、父として夫として懸命に生きてきた人生。その人生の終盤、正一は予想もしていなかった過去と向き合うことに。
生活のために働き、会社を勤め上げた者、そのサラリーマン人生を支えた妻、父の背中を見て育った子どもたち。そんな皆の心を、やさしくほぐす物語。


【主人公・竹脇正一役 中村雅俊さんのコメント】

「おもかげ」は本当に大好きで大切なドラマです。
撮影してからだいぶ月日は経たっていますが、ようやく地上波で皆様に観みていただけることは本当に嬉うれしく思います。
ドラマの後半の大事なシーンで、浅田次郎さんが現場でずっと見学されていて芝居をしながら緊張していたことや、監督が本番中なのにカットかける時に号泣していたこと。(笑)
監督が編集で何度も観ているのに感動して何度も泣いていたことなど、つい最近のように思い出します。
とても良いドラマで自信作です! ぜひご覧ください。


【原作 浅田次郎さんのコメント】

Ⓒ森清

ドラマ「おもかげ」に寄せて

中村雅俊さんと私は、同じ1951年の生まれである。戦後6年を経て、すでに焼跡も闇市も見当たらず、日本は復興に続く高度経済成長期に向かって、まっしぐらに突き進んでいた。私たちはそうした輝かしい時代の申し子である。しかし、だからこそ著しい不公平もあった。みんなが不幸なときの不幸と、みんなが幸福なときの不幸はちがう。主人公の竹脇正一はその事実の雛型ひながたである。
よって彼を生んだ作家も彼を演ずる役者も、私たちでなければならなかったと思う。


ドラマ「おもかげ」(全3話)

10月3日(土)スタート
毎週土曜 総合 午後10:00~10:43

※NHK ONEでの同時・見逃し配信予定(ステラnetを離れます)

10月7日(水)から
毎週水曜 総合 午前0:35~1:18※火曜深夜(再放送)

※第2話の再放送10月14日(水)は午前2:45から放送予定

【初回放送】
2025年3月BSP4K「特集ドラマ」にて放送
*2023年3月BSP4Kで放送した119分版の再編集版

原作:浅田次郎『おもかげ』
脚本:吉田康弘
音楽:富貴晴美
出演:中村雅俊、浅田美代子、不破万作、モロ師岡、前田亜季、板橋駿谷、さとうほなみ、
宅麻伸、余貴美子、三田佳子 ほか
制作統括:盛夏子(アミューズ)、神林伸太郎(NHKエンタープライズ)、谷口卓敬(NHK)
演出:小林聖太郎

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