現在放送中のドラマ10「舟を編む~私、辞書つくります~」は、作家・三浦しをんさんの小説『舟を編む』をドラマ化。昨年、BSで放送され、ギャラクシー賞入賞をはじめ、海外の映像フェスティバルで金賞を取るなど、数々の賞を受賞し話題を集めました。 

 7月22日(火)放送の第6話を前に、玄武書房・新社長の五十嵐役の堤真一さんからコメントが届きました。 


玄武書房・新社長 五十嵐役/堤真一

みどりやじめたちが勤める「玄武書房」の新社長。
経営面から、デジタル化を推奨し、紙の雑誌などを次々と廃止に追い込むことから、「死神」と呼ばれている。そして、そのほこさきは、中型辞書『大渡海』にも…!

【堤真一さんのコメント】

――役づくりのためにされたことは?

普段は原作をあまり読まないのですが、今回は途中参加だったので読んだら、原作には自分の役が出てこなかったんです(笑) でも、脚本が素晴すばらしくて、これは役者さんが大変だな、と思いながら読んでいました。とても良い作品なので、是非観てください。

辞書を作るって大変な仕事で、常に言葉にとらわれて生きてる人がいて、そのこだわりの中で生まれてくるものがあると思いました。原作と脚本を読んで、辞書をおもわず買ってしまいました。

父が生きている時、必ず『広辞苑』をかたわらに置いていて、父に何か質問すると「自分で調べろ」とよく言われていたことを思い出しました。

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このたび、堤さん演じる五十嵐社長が登場する第6話以降の放送にあたり、制作統括からのコメントも届きました。

【高明希(制作統括)のコメント】

ドラマ「舟を編む」は、時代背景を現代に置き換えたことで、AIが普及する今、紙とデジタルの問題にも切り込みました。「紙の辞書は本当に必要なのか」、その答えを、物語として、安直に出さないよう、綿密な取材を通して、紙の利点、デジタルの利点を学び、考えました。
そのうえで、今の時代、みどりたち辞書編集部員たちはどうするのか。一緒に見届けていただけたら幸いです。


 
【あらすじ】
大人気ファッション誌の編集部員・岸辺みどり(池田エライザ)。雑誌の廃刊が決まり、突如異動になった先は辞書編集部! そこは、ぼさぼさ頭で超がつくほどの生真面目上司・馬締光也(野田洋次郎を筆頭に、くせ者ぞろい。みどりは、彼らに翻弄されながらも、一冊の辞書を作るために十数年間に及ぶ時間と手間をかける根気と熱意に触発され、次第に自らも言葉の魅力を発見、辞書編さんの仕事にのめり込んでいく。辞書『大渡海』を完成させるまでの、辞書編集部員たちの奮闘物語。

​原作とは違う、令和ならではの結末も! 全10話、お見逃しなく!


ドラマ10「舟を編む~私、辞書つくります~」(全10回)

毎週火曜 総合 午後10:00~10:45
毎週金曜 総合 午前 0:35〜1:20 ※木曜深夜(再放送)

原作:三浦しをん 『舟を編む』
脚本:蛭田直美(全話)、塩塚夢(第5話共同執筆)
音楽:Face 2 fAKE
演出:塚本連平、麻生学、安食大輔
出演:池田エライザ、野田洋次郎、矢本悠馬、美村里江、渡辺真起子、前田旺志郎/岩松了、向井理、柴田恭兵ほか
制作統括:高明希(AX-ON)、遠藤理史(NHK)、訓覇圭(NHKエンタープライズ)

■ギャラクシー賞 第62回テレビ部門 選奨受賞
■ドイツ・ワールドメディアフェスティバル2025で金賞受賞
■東京ドラマアウォード2024 連続ドラマ部門 優秀賞受賞
■第40回ATP賞 奨励賞受賞

NHKプラスで放送後1週間配信中!

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