新・介護百人一首

エンシュアの
缶であふれる
シンクにも
春のひかりは
やわやわと差す

兵庫県大江美典 35歳)

兵庫県 パンダン

詞書

栄養剤にたよるようになった祖父。栄養剤の缶だらけになったシンクにやりきれない思いがすることもありますが、それでも変わらず春は私たちのもとへやって来ました。