新・介護百人一首

だんだんと
体が壊れて
いくと言う
老いたる母の
湿布をかえる

神奈川県大野奈美江 69歳)

大分県 吉﨑ゆみ

詞書

母は九十代の半ばを過ぎ手首や背中、腰などが常に痛むようになり湿布が欠かせません。背中の湿布は「この辺?」と聞きながら娘の私がはります。