新・介護百人一首

「ふるさと」を
口遊くちずさはは
老い深む
眼裏まなうらに青き
古里あるや

鹿児島県田中洋子 71歳)

愛知県 中村ミチ子

詞書

晩年、めしいた目で小さな声でハミングしていました。古里から遠く離れた夫と私の住む町に来ていました。切ない思いで聴いていました。