新・介護百人一首

電話口
童謡歌う
我の目に
わきる涙
声をつまらせ

香川県岡本三陽子 65歳)

愛知県 野本果歩

詞書

コロナ禍制限で、電話で十分程施設入所中で失語症の母に声を掛けさせてもらっています。一方的な私の声より母の好きな歌を歌う方が…と歌いますが、いつも涙があふれて声がつまります。