新・介護百人一首
群馬県髙栁美恵子 (59歳)
父と母のベッドを並べ私は横に布団を敷いて休んでいました。電気を消した暗闇の中に不規則に聞こえる二つの寝息が突然消えて「えっ?」と息を止めて耳を澄ませました。今はどちらも呼吸を促す機械を使って安定しています。