新・介護百人一首

ヘルパーの
来る日は窓を
開けて待つ
老人臭さを
逃すためにと

山口県橋本幸子 89歳)

兵庫県 吉野洋子

詞書

入浴がおっくうになり一週間で二日か三日位、風呂に入ります。自分で老人臭を感じます。若いヘルパーさんは匂いが気になるだろうと思って家中の窓を開けてヘルパーさんを待ちます。