新・介護百人一首
神奈川県大山 久喜子 (56歳)
結婚して六十年片時も離れず母と苦楽を共にした父は、絶望的な医師の説明を否定しつつも、ある夜、力尽きたかのようにボソッと口にした言葉です。とにかくありったけの言葉でうずくまってしまった父をはげました夜でした。