6月28日(日)からスタートする、プレミアムドラマ「勿忘草わすれなぐさの咲く町で ~安曇野診療記~」。

物語の中心となるのは、患者に寄り添おうと奮闘する若手看護師・月岡美琴(福本莉子)と、花を愛する少し不器用な研修医・桂正太郎(菅生新樹)。2人が、日々の救急搬送、看取みとりの現場、厳しい病状説明、そして患者や家族の葛藤と向き合いながら、ときに衝突し、ときに支え合い、確かな絆を育んでいきます。
原作は、『神様のカルテ』や『スピノザの診察室』など数々のヒット作で人気を博す現役医師の小説家・夏川草介の同名小説です。

未曽有の高齢化が進む地域医療の現場で、2人は高齢者医療と終末期医療の難しさに直面します。延命か、それとも看取りか——患者や家族、そして医療者自身が葛藤しながら選択を迫られる現実……。その重い問いと向き合う日々をとおして、2人は「人がどう生き、どう人生を終えていくのか」という医療の本質に近づいていきます。

“忘れないで。誰かを思う気持ちが、人生の道標になることを……”
温かくて、切なくて、それでも前を向きたくなる——患者と家族の心に寄り添う連続ドラマです。

主演・福本莉子さんをはじめとしたメインキャストに加え、さらに個性豊かなレギュラーキャスト、そしてサウンドトラックを手がける音楽家をご紹介します。


主人公・美琴が頼りにしている主任看護師

大滝おおたき役 土村芳

梓川病院の主任看護師。豪快で気配り上手、厳しい現場に潤いを与えるムードメーカー

【土村芳さんのコメント】

私が演じる大滝は、看護主任として美琴たち若い看護師を温かく見守りながら、病棟全体をやさしくつないでいるような存在だと感じています。美琴の医療現場に対する悩みの聞き役でもあり、看護師としての想いや葛藤を代弁するような場面も多く、医師とのコミュニケーションを大切にしながら、現場の空気を整えている人物です。忙しく緊張感のある医療現場の中でも、ふとした冗談で周囲を和ませるような人間味も魅力だと思っています。作品の持つ温かさや、人と人とのつながりを大切にしながら、丁寧に演じていきたいです。


梓川病院の院長

遠藤えんどう拓海たくみ役 本田博太郎

事なかれ主義の院長とやゆされることもあるが、地域医療と病院経営の両立を重視し、現場との調和も図ろうと努める実務的な指導者。

【本田博太郎さんのコメント】

現代のリアルな問題が含まれている医療ドラマ、プラス、奥深い人間ドラマ。
人間臭く表現できたらと思っています。
重くならず、今、起こっている問題の解決を安曇野の大自然を感じながら、味わい深く院長として、居られたらと思っています。
こんな時こそ、ユーモアが必要なのだ。


朗らかさと料理で娘を支える美琴の母

月岡つきおかさと役 富田靖子

温かく家庭を支え、娘を気遣う包容力あふれる母親。

【富田靖子さんのコメント】

どう生ききるか……
このことを明確にしなくてはならない時がきているように思います。
延命治療、終末期医療、知らなければ決めることも出来ません。
でもその決断はとても難しく、心が耐えられないことも多いと思います。
そんな大変な医療の現場で働く娘を誇りに思いつつ、やっぱり心配……
と思ってしまうお母さんを演じます。
美琴には、早く結婚を! と楽しみにしているようです(笑)
ぜひご覧ください。


美琴と同期の看護師

さわきょう役 田辺桃子

美琴からは“サワ”と呼ばれている仲良し同期。
ギャル系テイスト志向のため、風紀にも厳しい和田師長から目を付けられている。


何事にも厳しい看護師長

和田わだはま役 野波麻帆

美琴たちを管理する看護師長。厳格かつ冷徹な指導でその場を凍りつかせるため“ブリザード”と
いうあだ名で恐れられている。


泣き虫の新人看護師

半崎はんざき役 白河れい

美琴や京子が面倒を見る新人看護師。根は真面目だが、経験が浅いためよくミスをしてしまい、高齢者ばかりの病棟看護にもなかなか慣れずにいる。

そのほかに、おかやまはじめさん、広岡由里子さん、沢栁優大さん、瀬戸利樹さん、村岡希美さん、中山翔貴さん、糸瀬七葉さん、山下容莉枝さんがレギュラーキャストに決定しました。


サウンドトラックを手がけるのは……

音楽:コトリンゴ

【コトリンゴさんのコメント】

まだ映像が完成していない段階だったため、原作を読んだ時の読後感や台本から受け取った空気感を頼りに、イメージを膨らませながら制作していきました。
その中で、自分自身が医療現場でお世話になった時の記憶も自然と重なり、病院という場所にある緊張感だけではなく、人を支えようとする静かな優しさや希望を音に込めたいと思いました。日々多くの命や感情と向き合う先生方やナースの皆さま、そしてこれから経験を重ねていく若い医療従事者の方々へのエールの気持ちも込めています。時に相手の気持ちを考えすぎてしまい、思いやることの難しさを感じる場面もあると思います。それでも、シンプルに誰かに
寄り添おうとする気持ちが、きっと人を救う力になるのではないか、そんな思いを音に重ねました。

【プロフィール】

ことりんご

繊細なピアノと柔らかな歌声を持つ日本のシンガーソングライター・作曲家。
映画『この世界の片隅に』のほか、アニメ・CMなどで幻想的かつ温かみのある楽曲を多数手がけ、幅広く活躍している。


【あらすじ】
信州松本の国立大学の看護学部を卒業した月岡美琴(福本莉子)は、安曇野にある小さな総合病院の内科病棟のナースとして忙しい日々を送っている。そこへ同じ大学を卒業した新人研修医がやってくる。彼の名は桂正太郎(菅生新樹)。“花瓶の水を換えたいんですが”……出会って最初の会話は正太郎からの医師としては珍しい質問。聞けば彼は東京の生花店の生まれで、とにかく花が好きらしい。花になど詳しくない美琴とかみ合わない会話をする正太郎。その不思議な言動に、美琴は戸惑いを覚える。
ところが、少々変わり者と言われている消化器内科指導医の三島(吹越満)や“死神”という謎の異名を持つ循環器内科指導医の谷崎(内藤剛志)の前でも冷静に振る舞い、臆せずものを言う正太郎の姿に美琴は徐々に興味を抱くようになっていく。しかし、そこは未曽有の高齢化に直面する地方の小病院。延命か看取りか、医療のあり方を巡って正太郎と指導医たちの哲学が毎日のようにぶつかり合うなか、さまざまな困難が美琴と正太郎の前に立ちはだかっていく……。


プレミアムドラマ「勿忘草の咲く町で ~安曇野診療記~」(全8話)

6月28日(日) 放送スタート
毎週日曜 NHK BS 午後10:00~10:45

※北中米W杯編成のためNHK BSが先行放送となります。

BSP4Kは、7月26日(日)放送スタート
毎週日曜 NHK BS 午後10:00~10:45

原作:夏川草介
脚本:羽原大介
音楽:コトリンゴ
出演:福本莉子・菅生新樹/土村芳、田辺桃子、白河れい、おかやまはじめ、広岡由里子、沢栁優大、瀬戸利樹、村岡希美、中山翔貴、糸瀬七葉
野波麻帆、山下容莉枝/本田博太郎、富田靖子/吹越満・内藤剛志 ほか
制作統括:石井満梨奈(AX-ON)、樋口俊一(NHK)
プロデューサー:元信克則(ユニオン映画)
演出:池澤辰也、長沼誠、長尾くみこ