新・介護百人一首

ひとり居の
父の一日は
ぷつりぷつりと
刺す運針の
目のごとく過ぐ

東京都山下 幸子 60歳)

詞書

実家で一人暮らしをする高齢の父は、少し認知症もあって掃除や料理を、ゆっくり何度も何度も確認しながらなんとかこなし暮らしています。