現在放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」は、豊臣秀長(仲野太賀)を主人公に描く、夢と希望の下剋上げこくじょうサクセスストーリーです。
天下人・豊臣秀吉(池松壮亮)の弟である秀長は「もし秀長が長生きしていれば、豊臣家の天下は安泰だった」とまで言われた天下一の補佐役でした。その秀長の目をとおして、天下統一という偉業を成し遂げた“豊臣兄弟”の奇跡を追います。

のちに秀長と秀吉がたいする強大な敵・ちょうもとちかを、磯部寛之さんが演じます。ロックバンド[Alexandros]のメンバーである磯部さんは初のドラマ出演にして、大河の重要な役を担います。あわせて、堺の商人や将軍足利義昭あしかがよしあきの側近、あざ家臣など、一筋縄ではいかない人々を演じるキャストが新たに発表されました。

各出演者のコメントが届きましたので、役柄と合わせて紹介します。


ちょうもとちか/磯部寛之

土佐(現在の高知県)の戦国武将。元は信長と同盟を結んでいたが、やがて四国の有力な大名となり、織田氏と対立する。秀長と秀吉は、のちに元親と大戦を構えることになる。

【磯部寛之さんのコメント】
――出演のオファーを受けたときの率直な思いをお願いします

皆さまこんにちは。磯部寛之と申します。普段はバンド([Alexandros])でベースを弾いておりますが、この度は大変なご縁を頂き誠に光栄に思っております。
長宗我部元親を演じさせて頂く事を知った時は正直申し上げて、スカイダイビングでセスナ機から飛び降りた際、その標高が高すぎて(4,000mでした)逆に怖さをあまり感じなかった事を思い出しました。現実味が湧かないと申しますか。
その後改めて長宗我部元親及び彼を取り巻く戦国〜安土桃山時代の勉強をし、日を追うごとにこの歴史の重要な一部を担う事の現実味をみ締め、日々向き合っております。
オファーを頂いた直後に高知県へ赴き、長宗我部元親のお墓参りをしご挨拶もさせて頂きました。土佐のコンビニエンスストアに長宗我部元親ライターが売られているのを発見した際には、改めて彼の人気を肌で感じ身が引き締まる思いでした。
脚本家八津さんの描く長宗我部元親を、全身全霊、全力で演じさせて頂く所存でございます。
何卒なにとぞよろしくお願い申し上げます。

――実際に撮影に入ってみてのご感想を教えてください。
元々昔から撮影の裏側等を映したメイキング映像をるのが好きなので、セットに入った時はその精巧さや、スタジオ内にも関わらずまっぴるを再現する照明等、裏まで入って隅々見て回りたいくらい興奮しました。
メイクさんには時代に合わせた肌の色調やメイクの特徴等色々と教えて頂き、衣装さんにも時代に合わせた生地やかっちゅう、そしてそれらの着こなし方等を教えて頂きながら着ています。全てが輝いて見えます。
同時に、月並みに聞こえてしまうかもしれませんが、想像どおりのアウトプットをする事の難しさを改めて感じました。これは音楽をやっていても同じなのですが、こう弾いたつもりなのに後から聴くとそう聴こえない……、といった誤差を、音楽の世界では15年のキャリアの中で日々埋めていっておりますが、お芝居となると当然また一からな訳でして。中々なかなか悔しい思いです。悔しいですが、幸せです。引き続き精進致します。
この歳になってこんなにも新しく、刺激的な挑戦をさせて頂ける事、本当にがたく思っております。


いまそうきゅう/和田正人

<大河ドラマ出演歴>
おんな城主 直虎(2017年)松下常慶 役
いだてん〜東京オリムピックばなし〜(2019年)山本照 役

堺の豪商。商人たちによる自治組織・会合衆の一人。信長をはじめ戦国大名と深いかかわりを持つ。茶人としても知られ、千利休、津田宗及とともに茶の湯の三大宗匠と称される。

【和田正人さんのコメント】
――出演のオファーを受けたときの率直な思いをお願いします。
「豊臣兄弟!」の制作が発表された際「これは期待値の高い大河ドラマがきたぞ」と、視聴者として楽しみにしておりましたが、のちに出演が決まると、そんなのんな気分はへ。「楽しみを返せ」と言わんばかりの、重圧だけがのしかかる日々を過ごしております。戦国の世を先見の明と見事な渡世術で出世していく今井宗久を見習い、偉い人たちに頭を下げつつ、与えられた役割を全うして行きたく思います。

――実際に撮影に入ってみてのご感想を教えてください
茶道の所作の中でも、ふくさばきに茶の湯の熟練度があらわれると考え、撮影前には何処へ行く時も必ず帛紗を持ち歩き、ひたすら練習を重ねて参りました。いざ撮影に入って所作を披露したものの、そこはカメラで押さえてもらえず。茶の湯の世界と同じく、大河ドラマの世界の奥深さを痛感しました。まだまだ先は長いので、何処かで必ず絵に残せる所作を披露したく思います。


そうぎゅう/マギー

<大河ドラマ出演歴>
「元禄繚乱」(1999年)近松勘六 役

堺の豪商で茶人。上洛した信長は、会合衆に多額の矢銭(軍用金)を要求。会合衆の中心人物であった宗及は対応を迫られる。

【マギーさんのコメント】
――出演のオファーを受けたときの率直な思いをお願いします。
マネージャーから「『豊臣兄弟!』で茶人の〜」と聞いたときは、2人が立ち寄るお茶屋の主人の役かなぁと思ったら、なんと堺の豪商、時代を暗躍する大物茶人、津田宗及役とは! 撮影では持ち前の小物感が出ないよう、衣装スタッフの力も借りて、あらん限りの貫禄を絞り出しました。歴史をひもけば、終盤まで出る可能性もある? 私自身はその機会を待ち望んでおります。


ぶち藤英ふじひで/味方良介

<大河ドラマ初出演>

室町幕府の将軍に仕えた奉公衆。側近として、義昭の将軍職就任のために奔走する。義昭と信長の関係が悪化していく中、義昭に献身的に仕える。

【味方良介さんのコメント】
――出演のオファーを受けたときの率直な思いをお願いします。
幼い頃から観てきた大河ドラマの世界に出演することは、映像作品に携わるようになってから抱いてきた目標の1つでもあり、大変ありがたく感じました。
三淵藤英には「主君第一」という印象があり、将軍という存在を信じて邁進まいしんする人物だと受け止めています。その姿勢を、「豊臣兄弟!」の世界観の中で丁寧に表現できればという思いで臨みました。

――実際に撮影に入ってみてのご感想を教えてください
史料が多く残されている人物ではないため、台本を軸にしながら、時代背景や当時の状況、立場を踏まえて人物像を組み立てていきました。
撮影期間は限られていましたが、学生時代からの友人が主演を務める作品の現場に立ち、その姿を近くで見られたことは印象に残っています。貴重な経験をさせていただいたと感じています。


石成友通いわなりともみち/阿部亮平

<大河ドラマ出演歴>
「八重の桜」(2013年)海老名喜三郎 役
「花燃ゆ」(2015年)赤禰武人 役
「べらぼう〜つたじゅうえい華乃がのゆめばなし〜」(2025年)八五郎 役

近畿で一大勢力を誇った三好氏の重臣・三好三人衆の一人。
松永久秀(竹中直人)とは深い因縁がある。信長が上洛すると激しく抵抗し……。

【阿部亮平さんのコメント】
――出演のオファーを受けたときの率直な思いをお願いします。
2年連続で大河ドラマに出演させて頂くことになり、とても驚いたとともに、今回は初めて挑む戦国時代作品という事で、どんな役を演じられるのかとても期待が膨らみました!

――実際に撮影に入ってみてのご感想を教えてください。
今作では私自身初めて馬に乗るシーンがあるという事になり、まずは馬に乗る練習からとなりました。
見ているのと違い、実際に馬に乗ってみるとこんなにも難しいのかと。
練習初日の後には、お尻の痛さと、足の筋肉痛にひどく襲われたのを今でも覚えています。
けれどそれと同時に、馬に乗るのが慣れてくるとこんなにも楽しいんだと感じました。


遠藤直経えんどうなおつね/伊礼彼方

<大河ドラマ初出演>

浅井長政(中島歩)の重臣。長政が市をめとって信長と同盟を結んだことを快く思っておらず、長政の父・久政とともに織田を排除すべく動く。

【伊礼彼方さんのコメント】
――オファーを受けたときの率直な思いをお願いします。
朝ドラ「らんまん」を経験して以来すっかり映像芝居の面白さに魅了され、映像へのシフトチェンジを試みている時に、まさか飛び込んできた念願の大河ドラマ出演。一気に夢がかないました。これほどうれしいものはありません。

――実際に撮影に入ってみてのご感想を教えてください。
舞台での時代劇経験はあるのでさほど苦労しないと思っていましたが、甲冑と鎧兜よろいかぶとの息苦しさにはびっくりしました。武士はこれで戦っていたのかと想像するだけで頭が下がります。
乗馬の稽古もさせて頂き、初体験のことも多々ありましたが、細かいところは所作の先生のご指導、共演シーンでは榎木孝明さんが歴史に基づいたアドバイス等を下さり意味を深めることができました。演技以外にもたくさんの事を学ばせて頂けた撮影現場です。感謝の気持ちでいっぱいです。


朝倉景鏡あさくらかげあき/池内万作

<大河ドラマ出演歴>
「利家とまつ〜加賀百万石物語〜」(2002年)豊臣秀次

「龍馬伝」(2010年)三条実美

「青天をけ」(2021年)栗本鋤雲
「どうする家康」(2023年)小西行長

越前の戦国大名・朝倉氏の一門で、義景の従弟。織田信長を警戒し、越前を守るべく浅井長政に働きかけるが……。

【池内万作さんのコメント】
――オファーを受けたときの率直な思いをお願いします。
朝倉景鏡は世間では「卑劣な裏切り者」のような印象を持たれているようですが、そこがなんとも「おもしろそう」だと思いました。

――実際に撮影に入ってみてのご感想を教えてください。
戦国時代の武士はどのような倫理観や死生観を持っていたのだろうか、それは今の自分たちとはまるで異なるものなのか、やはり人間っていつの時代も変わらないと思うのか。そんなことを考えていたような気がします。
あと久しぶりに着た甲冑が重かった(笑)。


【制作統括 松川博敬チーフプロデューサーのコメント】

今回発表させていただく皆さんに共通するキーワードは「クセ強キャラ」。戦国ファンが熱い期待をよせる土佐の雄・長宗我部元親をはじめ、これから兄弟が京や堺で遭遇する魑魅ちみもうりょうの面々たち。来週から始まる第3章「信長上洛編」もぜひご期待ください!


2026年 大河ドラマ「豊臣兄弟!」

毎週日曜 総合 午後8:00~8:45/翌週土曜 午後1:05~1:50(再放送)
毎週日曜 NHK BS 午後6:00~6:45
毎週日曜 BSP4K 午後0:15~1:00/午後6:00~6:45(再放送)

【物語】
尾張中村の貧しい農家に生まれた小一郎(のちの豊臣秀長/仲野太賀)は、田畑を耕し土とともに生きる暮らしに満足しながら、平穏な日々をすごしていた。ある日、音信不通の兄・木下藤吉郎(のちの豊臣秀吉/池松壮亮)が意気揚々と姿を見せる。若き戦国武将・織田信長(小栗旬)に仕官して大出世を目指しており、小一郎に自分の家来になって欲しいと願い出る。
城下町の清州に出てきた小一郎は主君・信長と運命的な出会いを果たす。そして、ついに「桶狭間の戦い」の火ぶたが切られる。信長の奇跡の大勝利に、武士として生きていく覚悟を決めた小一郎だが、それはピンチと苦労の連続の始まりだった――。
戦国乱世を舞台に、熱い兄弟が夢と希望を胸に突っ走る、奇跡の下剋上サクセスストーリー!

作:八津弘幸
音楽:木村秀彬
語り:安藤サクラ
出演:仲野太賀、池松壮亮、吉岡里帆、浜辺美波、白石聖、坂井真紀、宮澤エマ、倉沢杏菜、菅田将暉、大東駿介、松下洸平、中島歩、要潤、山口馬木也、宮﨑あおい、小栗旬 ほか
時代考証:黒田基樹、柴裕之
制作統括:松川博敬、堀内裕介
プロデューサー:高橋優香子、舟橋哲男、吉岡和彦(展開・プロモーション)、国友茜(広報)
演出:渡邊良雄、渡辺哲也、田中正

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