現在放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」は、豊臣秀長(仲野太賀)を主人公に描く、夢と希望の下剋上げこくじょうサクセスストーリーです。
天下人・豊臣秀吉(池松壮亮)の弟である秀長は「もし秀長が長生きしていれば、豊臣家の天下は安泰だった」とまで言われた天下一の補佐役でした。その秀長の目をとおして、天下統一という偉業を成し遂げた“豊臣兄弟”の奇跡を追います。

このたび、秀長の妻・ちか(吉岡里帆)の過去にかかわる重要人物と、織田家の西国への侵攻にともない豊臣兄弟の次なる壁となる毛利勢、播磨の武将が新たに発表されました。慶の亡夫の両親、堀池頼昌・絹を演じるのは奥田瑛二さんと麻生祐未さん。奥田さんは、娘の安藤サクラさんとは「出演者」と「語り」で父子共演することになります。

各出演者のコメントが届きましたので、役柄と合わせて紹介します。


堀池頼昌ほりいけよりまさ/奥田瑛二

<大河ドラマ出演歴>
徳川家康(1983年) 松平勝隆 役
独眼竜政宗(1987年) 石田三成 役
花の乱(1994年) 一休宗純 役
北条時宗(2001年) 日蓮 役
八重の桜(2013年) 佐久間象山 役
花燃ゆ(2015年) 玉木文之進 役

美濃・斎藤家に仕えていた慶の亡夫の父。慶の父・安藤守就あんどうもりなり(田中哲司)が織田方に寝返ったことで斎藤氏は敗北、堀池家も没落した。今は百姓として生計を立てている。

【奥田瑛二さんのコメント】
――出演のオファーを受けたときの率直な思いをお願いします
安藤サクラが語りをやるのは知っていたのですが、私に出演依頼が来るとは思いもよらなかった!
妙に気合が入ったのですが、いかんいかん、と平常心を取り戻し、撮影に臨みました。

――実際に現場に入ってみてのご感想を教えてください。
撮影では仲野太賀さんと“がっぷり四つ”であります。若者のパワーを浴びて演じようと心がけました。
まさしく撮影中、仲野さんとたいし、7ページ、9ページというような長いシーンでは緊張感は MAXに達していました。
でもその緊張感は、悪いものではなく、現場と俳優部とのコラボレーションによる素敵すてきな素敵な緊張感でした。是非是非じっくりとご覧ください。きっと、安藤サクラも「うん」、と うなずくでしょう。(笑)


堀池絹ほりいけきぬ/麻生祐未

<大河ドラマ出演歴>
武田信玄(1988年) 濃姫 役
花燃ゆ(2015年) 金子ツル 役

頼昌の妻。堀池家が没落したことにともない、夫とともに近江と美濃の国境にある宝久寺村で、慣れない百姓暮らしを送る。

【麻生祐未さんのコメント】
――出演のオファーを受けたときの率直な思いをお願いします。
とても勢いのある話題作に参加できたことをうれしく思います。百姓から武士へと成り上がった豊臣兄弟に対し、武家から百姓となる対照的な役どころを、丁寧に演じたいと感じました。

――実際に現場に入ってみてのご感想を教えてください。
奥田さんとは久しぶりの共演でしたが、信頼して楽しくお芝居ができました。仲野さんは今回初めてお会いしたのですが、お父様にお会いしたことがあり、とてもご立派になられていて感慨深かったです。今回は親子の話も出てくるので、不思議な感覚でした。


別所賀相べっしょよしちか/田中美央

<大河ドラマ出演歴>
おんな城主 直虎(2017年) 奥山六左衛門 役
いだてん〜東京オリムピックばなし〜(2019年) 山本忠興 役
青天をけ(2021年) 田沼意尊 役
どうする家康(2023年) 岡部元信 役
べらぼう〜つたじゅうえいゆめばなし〜(2025年) 初鹿野信興役

毛利と織田の間で揺れる播磨の国衆・別所家一門衆。弟・重棟とともに、若くして家督を継いだ当主・長治ながはるの後見となる。長治は播磨平定にやってきた秀吉に従うが、賀相は納得がいっておら
ず……。

【田中美央さんのコメント】
――出演のオファーを受けたときの率直な思いをお願いします。
今年も大河の舞台に呼んで頂けるとは夢にも思っていなかったので、めちゃくちゃ嬉しかったです。また今回は私の出身地、兵庫所縁ゆかりの武将という事もあり喜びはひとしおでした。兵庫県三木市は雄大な自然豊かな土地ですので、幼少時代から家族でアスレチックを楽しみに行っていました。

――実際に現場に入ってみてのご感想を教えてください。
ず現場に入って驚いた事は私が初めて「おんな城主 直虎」で大河出演をした際にご一緒した、当時まだ中学生だった俳優さんと再会し、彼がすっかり大人になっていた事です。自分もそれだけとしを重ねたんだなと感慨深いものがありました。でもいつまでってもあの頃の自分のままです。緊張で冷や汗が止まりませんでした。

撮影中、苦労したのはかっちゅうを着けての撮影です。重さと窮屈さで衝動的な激しい表現が難しかったです。でもやはりフル装備での撮影は気持ちが奮い立ちます。これぞ大河ドラマ! という撮影でした。


別所重棟べっしょしげむね/忍成修吾

<大河ドラマ出演歴>
軍師官兵衛(2014年) 小西行長 役
西郷どん(2018年) 井上馨 役
青天を衝け(2021年) 岩崎弥之助 役
どうする家康(2023年) 大谷吉継 役

播磨の国衆・別所家一門衆。兄・賀相とふたりでおい・長治の後見を務める。別所家のためには織田方につくべきと考え、長治には織田に恭順の意を示すべきだと促す。

【忍成修吾さんのコメント】
――出演のオファーを受けたときの率直な思いをお願いします。
「豊臣兄弟!」が始まると知り小一郎が主人公だと聞いた時とても興味をかれ、出演を熱望していました。オファーをいただき歓喜した一方で、別所氏については認知はしていたものの史実については疎かったので話をいただいてから調べていきました。

重棟については、同じく側近である賀相と別の勢力に分かれてどちらについてもいえを守れるようにしたという説を知り、その選択は戦国ならではと思いました。大切に育ててきたであろう若き当主を守りたいという気持ちと家門の威信を守るという問題の間に切なさを感じました。そういった心情を表現できたらと考えております。

――実際に現場に入ってみてのご感想を教えてください。
戦国時代が大好きなので、戦国大河も大好きです。現場ではいつもセットや衣装、メイクやかつら、小道具に興奮してしまいます。今回も甲冑を着る機会があったのですが、嬉しさの反面、長時間着続ける大変さもありました。実際の侍たちは戦時にはもっと重いであろう甲冑をずっと着けていたのかと想像するとゾッとしますね。お芝居で本当に良かったです。


だし/山谷花純

<大河ドラマ出演歴>
鎌倉殿の13人(2022年) せつ(若狭局) 役

信長に播磨平定を任された摂津・有岡城の城主、荒木村重(トータス松本)の妻。
いまよう貴妃きひ”と称される美女で、村重の最大の理解者でもある。

【山谷花純さんのコメント】
――出演のオファーを受けたときの率直な思いをお願いします。
昨年、「豊臣兄弟!」のオーディションを受けさせていただきました。
結果としてその役は決まらなかったのですが、どうしても諦めきれずいつかご縁がある事を信じて1年間お着物を着る役を優先して過ごしてきました。
すごく思い入れの強い役です。自分にしか演じられないだしを残せるよう頑張ります。

――実際に現場に入ってみてのご感想を教えてください。
トータス松本さんは、感情にうそが無く全力で真っ直ぐなお芝居を届けてくださる方でたくさん助けて頂きました。カメラが回ってない場所では、良く笑っていらっしゃる姿が強く記憶に残っています。
そんな景色とだしの感情を重ねながら芝居させていただきました。
撮影期間中は、「バンザイ〜好きでよかった〜」を聴きながらスタジオに向かっていたのも、良い思い出です。


もう輝元てるもと/濱正悟

<大河ドラマ出演歴>
鎌倉殿の13人 (2022年) 平維盛 役

安芸(広島県)の戦国大名・毛利家の当主で、毛利元就もとなりの孫。
西国へ侵攻してきた信長に対抗する。領国の安泰を第一と考えている。

【濱正悟さんのコメント】
――オファーを受けたときの率直な思いをお願いします。
群雄割拠な戦国に飛び込めることを想像したとき、嬉しい武者震いでたぎりました。
諸説ありな史実。今作での輝元は、冷静で実直な印象です。「豊臣兄弟!」ならではの毛利輝元を追求し慎重かつ丁寧に演じて参ります。

――実際に現場に入ってみてのご感想を教えてください。
裏切りが多く、いつ何時もいのちけな時代。緊張感を大切に現場に臨みました。
言葉の強さ、間、目線など、細かく擦り合わせながら、「豊臣兄弟!」に毛利輝元として軌跡を残せることを非常に有意義で光栄に思います。


安国あんこくけい/立川談春

<大河ドラマ出演歴>
いだてん〜東京オリムピック噺〜(2019年) 池田勇人 役
どうする家康(2023年) 佐久間信盛 役

武将に仕え、講和の交渉などにあたる「外交僧」。毛利輝元の使者として、西国へ侵攻してきた織田との間に立ち、暗躍する。

【立川談春さんのコメント】
――オファーを受けたときの率直な思いをお願いします。
安国寺恵瓊は残された史料が多くありません。まず、その事実に驚きましたが、禅僧にはすべてを言葉や読み物として残す、ということに重きを置かないという考えがあると教わりました。また毛利、徳川にとっても恵瓊を悪役にしておくことで都合のよいことがあったのでしょう。その意味では歴史の闇に葬られた人なのかもしれない、ならばある程度は自由に演じてもいいのかな、と思いながら臨みました。

――実際に現場に入ってみてのご感想を教えてください。
「外交」がどれほど繊細で重要なものかを日々感じる世界の現状。そんな時代に毛利家の存続だけを願って必死の外交交渉をする恵瓊を演じていると前に立ち塞がる「豊臣兄弟」は間違いなくごわいふたりですが、不思議なことに恵瓊自身は特に秀吉に奇妙な「友情」のようなものを感じているような気がしてなりません。


2026年 大河ドラマ「豊臣兄弟!」

毎週日曜 総合 午後8:00~8:45/翌週土曜 午後1:05~1:50(再放送)
毎週日曜 NHK BS 午後6:00~6:45
毎週日曜 BSP4K 午後0:15~1:00/午後6:00~6:45(再放送)

【物語】
尾張中村の貧しい農家に生まれた小一郎(のちの豊臣秀長/仲野太賀)は、田畑を耕し土とともに生きる暮らしに満足しながら、平穏な日々をすごしていた。ある日、音信不通の兄・木下藤吉郎(のちの豊臣秀吉/池松壮亮)が意気揚々と姿を見せる。若き戦国武将・織田信長(小栗旬)に仕官して大出世を目指しており、小一郎に自分の家来になって欲しいと願い出る。
城下町の清州に出てきた小一郎は主君・信長と運命的な出会いを果たす。そして、ついに「桶狭間の戦い」の火ぶたが切られる。信長の奇跡の大勝利に、武士として生きていく覚悟を決めた小一郎だが、それはピンチと苦労の連続の始まりだった――。
戦国乱世を舞台に、熱い兄弟が夢と希望を胸に突っ走る、奇跡の下剋上サクセスストーリー!

作:八津弘幸
音楽:木村秀彬
語り:安藤サクラ
出演:仲野太賀、池松壮亮、吉岡里帆、浜辺美波、白石聖、坂井真紀、宮澤エマ、倉沢杏菜、菅田将暉、大東駿介、松下洸平、中島歩、要潤、山口馬木也、宮﨑あおい、小栗旬 ほか
時代考証:黒田基樹、柴裕之
制作統括:松川博敬、堀内裕介
プロデューサー:高橋優香子、舟橋哲男、吉岡和彦(展開・プロモーション)、国友茜(広報)
演出:渡邊良雄、渡辺哲也、田中正、酒井悠、石川慎㆒郎

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