
9月29日(月)に放送開始の、連続テレビ小説「ばけばけ」。
「怪談」を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名も無き人々の心に光をあて、代弁者として語り紡いだ“夫婦の物語”です。
このたび、髙石あかりさん演じる「松野トキ」と、トミー・バストウさん演じる「レフカダ・ヘブン」の1ショットビジュアルが公開されました。
【ヒロイン・松野トキ役 髙石あかりさんのコメント】
小泉セツさんと八雲さんが実際に暮らしていた旧居や、今もなお当時の面影が残る松江の
風景。
トキとヘブンとして、二人が生きた道を同じようにたどりながら撮影させていただきました。
そして、川島小鳥さんがその一瞬一瞬をフィルムに落とし込んでくださり、「この世はうらめ
しい。けど、すばらしい。」というキャッチコピーのような、はかなさと、ささいな幸せがあふれ出すビジュアル写真となりました。
ぜいたくな時間をいただき感謝しています。

【レフカダ・ヘブン役 トミー・バストウさんのコメント】
ヘブンは少し型破りなところがあるけれどチャーミングで、「カタコト」でも頑張って日本語
を話そうとするなど周囲の人に好かれる人です。そういう彼の愛情深く、そしていたずらっ
ぽい一面が、この写真から見えると思います。
とてもリラックスした一日で、小鳥さんとの作業もすごく楽しかったです。あかりさんがいつ
も面白いアイデアを出してくれて、ふたりの関係性を自然に写真に表現することができまし
た。皆の「キュン」や「トゥンク」するような写真を撮りたいという気持ちが一つになってい
て、それを一緒に形にしていくのが本当に楽しくて、仕上がりにも大満足です。
撮影 川島小鳥

【プロフィール】
かわしま・ことり
写真家。早稲田大学第一文学部仏文科卒業。主な作品集に『BABY BABY』(2007)、『未来ちゃん』(2011)、『明星』(2014)、谷川俊太郎との共著『おやすみ神たち』(2014)、『おはようもしもしあいしてる』(2020)、『(世界)²』(2021)、『s(e)oul mate』(2024)、最新写真集『サランラン 사란란 (Sa-lanlan)』(2025)。第42回講談社出版文化賞写真賞、第40回木村伊兵衛写真賞を受賞。
ポスタービジュアルデザイン 西澤和樹

【プロフィール】
にしざわ・かずき
1993年長野県生まれ。2017年京都市立芸術大学卒業。広告制作会社を経たのち、都内のブランディングエージェンシーにて媒体や業種を問わずアートディレクションを担当。
複数のブランド立ち上げに参画する。タイポグラフィを用いたグラフィックデザインやロゴデザインを得意とし、広告、ファッション、音楽業界など幅広い分野で活動。2021年より作字ユニット「日刊タイポ」の日曜担当としても活動中。
【物語のあらすじ】
この世はうらめしい。けど、すばらしい。
明治時代の松江。松野トキは、怪談話が好きな、ちょっと変わった女の子です。
松野家は上級士族の家系ですが、武士の時代が終わり、父が事業に乗り出すものの失敗。とても貧しい暮らしをすることになってしまいます。
世の中が目まぐるしく変わっていく中で、トキは時代に取り残されてしまった人々に囲まれて育ち、この生きにくい世の中をうらめしく思って過ごします。
極貧の生活が続き、どうしようもなくなったトキのもとに、ある仕事の話が舞い込んできます。
松江に新しくやってきた外国人英語教師の家の住み込み女中の仕事です。外国人が珍しい時
代、世間からの偏見を受けることも覚悟の上で、トキは女中になることを決意します。その外国
人教師はギリシャ出身のアイルランド人。
小さい頃に両親から見放されて育ち、親戚をたらい回しにされたあげく、アメリカに追いやられ、居場所を探し続けて日本に流れ着いたのでした。
トキは、初めは言葉が通じない苦労や文化の違いにも悩まされます。ところが、お互いの境
遇が似ている事に気が付き、だんだんと心が通じるようになっていきます。しかも、二人と
も怪談話が好きだったのです!
へんてこな人々に囲まれ、へんてこな二人が夜な夜な怪談話を語り合う、へんてこな暮らし
が始まります――。
2025年度後期 連続テレビ小説「ばけばけ」
9月29日(月)放送開始
作:ふじきみつ彦
出演:髙石あかり、トミー・バストウ/吉沢亮
制作統括:橋爪國臣
プロデューサー:田島彰洋、鈴木航、田中陽児、川野秀昭
演出:村橋直樹、泉並敬眞、松岡一史、小林直毅、小島東洋
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