「魂をゆさぶる講談師の話芸」に「貴重なアーカイブス映像」をかけあわせ、あこがれのヒーロー・ヒロインや感動のできごとを描きだす「熱談プレイバック」。
8月に放送した「日本にパンダがやってきた!ランラン・カンカン物語」に続く第6弾は、昭和に活躍した伝説の名横綱・大鵬をとりあげます。宿命のライバル柏戸との名勝負、スランプをささえた妻との絆、角界のプリンス貴ノ花からの挑戦。その人生は山あり谷あり!
巨大スクリーンにプロジェクションされた大鵬の映像をバックに、迫力満点の講談を披露するのは講談師・神田阿久鯉。大横綱の波瀾万丈の人生が、貴重なお宝映像と講談師による
名調子で生き生きとよみがえります。

昭和31年(1956年)に角界入りしたやせっぽちの少年は、「大鵬」の四股名を授かり、新入幕をはたします。初日から白星を重ね、なんと11連勝。そこに立ちはだかったのが後に宿命のライバルとなる小結の柏戸でした。大鵬は柏戸の強烈な出し投げに敗れます。それ以来、打倒柏戸に燃える大鵬。そして昭和36年、大鵬は横綱昇進をかけた大一番に挑みます。相手は、やはり横綱昇進がかかった宿敵・柏戸でした……。

やがて大横綱となった大鵬。しかし、たび重なるケガにより再起不能説がささやかれるようになります。そんな大鵬をささえたのは最愛の妻。彼女の励ましで再起をはたした大鵬は連勝街道をばく進します。そして、昭和44年の春場所2日目、46連勝をかけてのぞんだ一番は、物言いのつくきわどい勝負。後に「世紀の大誤審」といわれた勝敗の行方は?
その後、若い力士が台頭する中、すでに限界をこえた体で「俺を超えてみろ」と立ちはだかった大鵬。
角界入りから現役最後となる貴ノ花との大一番までの物語を、人気講談師・神田阿久鯉が読みあげます。鮮烈なデビュー戦、柏戸との名勝負の数々など、お宝映像とともに胸熱な講談を披露します。

熱談プレイバック「昭和の大横綱・大鵬!」
9月11日(木)総合 午後8:15~8:42
※NHKプラスにて同時配信・1週間の見逃し配信あり
出演:神田阿久鯉
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