タモリさんとノーベル賞科学者・山中伸弥さん、俳優・吉岡里帆さんをMCに迎えお届けする、新しい“知的探求エンターテインメント番組”、「タモリ・山中伸弥のびっくりはてな」。

7月の第1回「AIは人間を超えるか」、9月の第2回「認知症 克服のカギ」に続き、11月の第3回「ヒトはなぜ音楽を愛するのか」は、音楽が脳に及ぼす作用など根源に迫りギャラクシー賞月間賞を受賞したほか、大きな反響を得た。

第4回のテーマは「日本人らしさ」。今、世界からも注目される、礼儀正しい、勤勉などの「日本人らしさ」はなぜ生まれたのか? ご祖先さまがかつて日本列島で経験した、過去1万年で“地球最大の噴火”を初めて大迫力のCGで再現! さらに、日本人だけが持つ驚きの遺伝子を発見! あなたらしさの秘密、そして“災害列島で生きる意味”が見えてくる!


地学好き・タモリも驚く! “地球最大の巨大噴火”が、かつて日本列島を襲っていた!

過去1万年で地球最大の噴火が、日本列島で起きたことをご存じだろうか? それは、縄文時代、鹿児島沖で発生した「鬼界カルデラ噴火」。私たちのご先祖さまは、こうした破局的な巨大噴火を過去に2度も経験したという。今回、7300年前に鹿児島沖で起きた鬼界カルデラの超巨大噴火の様子を詳細なCGで再現。ご先祖が、どう生き抜いたかに迫っていく。

脅威! 地球最大規模の縄文噴火の威力

山中伸弥&吉岡里帆「祖先に誇り」巨大災害が、日本人の“DNA”にも影響を与えた!?

巨大噴火だけではない。日本列島は、地球上で最も地震と火山が集中する“世界有数の変動帯”に位置している。一方、最新の遺伝学の研究から、日本列島でしか見られない特有の遺伝的系統が存在することが分かってきた。ある専門家は、巨大災害を幾度も経験する中で、ある遺伝的な特徴を持つことが生き残るのに有利だったためと考える。日本人らしさは、度重なる巨大災害を生き抜いてきたことと、密接につながっている可能性があるという。ご先祖とのつながりを見て、山中伸弥さん吉岡里帆さんら出演者は、「自分たちのご先祖に誇りを感じる」と語る。

驚き! 日本人にしかない遺伝子を発見

タモリ「日本独特の文化、芸術が好き。だからこの国で生きる」 災害列島で生きる意味とは?

災害大国、日本では、またいつ巨大地震や津波、噴火が起きてもおかしくない。では、なぜこの国で、私たちは暮らし続けるのか? 番組の終盤、タモリさんをはじめ出演者たちは、あまたの巨大災害と隣り合わせに生きてきたがゆえに育まれた精神性や文化の存在に思いをはせ、この国で生きる意味を語り合う。


出演者・制作統括のコメント

◆第4回の放送に向け、メッセージ

【タモリさんのコメント】
(収録を終えて)ぐっと縄文人を身近に感じ始めました。今では縄文人が“3コ上の先輩”くらいの感覚です(笑) 日本の文化というのは連続しているんだなと。
地学的な特徴で、日本人は本当にたくさんの災害を受けてきたんですよね。周りは海だから逃げようがないということもあったでしょうが、ここで生きていくしかないという覚悟、ここしかないという思いだったんでしょうね。
今回のテーマを通して、まずは地学のこと、日本はどれだけ地震が多いか、噴火や津波もどれほど起こってきたかということをちゃんと覚えておいてほしいです。「正しく畏れる」ということですよね。鬼界の噴火はそれを超えていますけど、我々は本当に危ない場所に住んでいるんです。
でも無常観であったり、日本の文化、たとえば絵画や音楽、ほかの芸術も、どれをとっても独特の文化ですよね。これがあるから私は日本に住みたいなと思いますね。


【山中伸弥さんのコメント】
収録中も何度か口に出たように「まさかこのテーマで遺伝子の話が出てくるとは!」と随所で感じました。「災害」と「私たちらしさ」ということが、こうくるか! という感じでしたね。びっくりしました。
でも収録を終えた今は、ある意味当然だなとも思っています。遺伝子は自然とうされるもので、どの遺伝子が残されていくかは環境に大きく左右されますから、大規模な噴火や大地震が何度も起こったことが、遺伝子を現代にまで残していく力になったんだと思います。災害に立ち向かった経験の結果、いまの私たちも受け継いでいるんだと、ものすごい話だなと感じました。
島国である日本は、ある意味ずっと閉じ込められてきたわけで、その地理的な環境の中で何度も大災害を乗り越えるためにDNAが残ってきたんだなと。現代人に残っている割合はわずか10%であってもそれはランダムに偶然残っている10%じゃなくて、意味があって1万年の時を超えてきた部分があるんだなと、すごく感慨深いものがありました。


【吉岡里帆さんのコメント】
テーマの入口からたどり着いたゴールが意外で、一見“つながらない”面白さ。でもつながった時に、日本人がもっている気質や傾向には理由があるということがわかり、読後感はすっきりしています。
番組をみてくださる方には、「日本人らしさ」というのが一説によると地学から始まり、DNAをたどって今の自分たちにも脈々と伝わっていること、そこから自分のルーツを誇りに感じたり、隠れた強さがあるということを再認識してもらえるのではないかなと思います。
私も心配性な性格ですが、自分の中のご先祖さまに守られている屈強な精神の理由がわかって、言葉にしがたい自信のようなものが番組を通して身についたように感じられました。番組をご覧になったみなさんにも、ぜひ同じ体験をしていただきたいです。


【制作統括 白川裕之チーフ・プロデューサーのコメント】
私たちが何となく感じる「日本人らしさ」。山中先生もご指摘されていましたが、海外に出るとより強く意識しますし、逆に海外から訪れる人々も、その独特さを感じ取るようです。
では、その「日本人らしさ」は、どのようにして形づくられてきたのでしょうか?
簡単に答えられる問いではありません。歴史的・地理的・文化的要素が幾重にも重なり、長い時間をかけてさまざまな人々が日本列島にやって来る中で、人々の精神性は育まれてきたのでしょう。
今回の番組では、最新の災害考古学や遺伝学の知見をもとに、「巨大災害と日本人」という切り口から、この謎に迫ります。日本列島で生き抜いてきたご先祖との意外なつながりに思いをはせる――そんな“壮大なファミリーヒストリー”を、ぜひお楽しみください。


知的探求フロンティア タモリ・山中伸弥の!?

第4回「巨大噴火が“日本人”を生んだ!?」
1月10日(土) 総合 午後7:30~8:48
NHK ONEでの同時・見逃し配信予定(ステラnetを離れます)

MC:タモリ、山中伸弥、吉岡里帆
進行:吉村崇(平成ノブシコブシ)

NHK公式サイトはこちら ※ステラnetを離れます。