9月8日(月)から放送がスタートする、夜ドラ「いつか、無重力のそらで」。

主人公は、大阪の広告代理店で働く望月あす(木竜麻生)30歳。13年ぶりに高校時代の天文部の同級生・ひかり(森田望智)と再会したことで、「一緒に宇宙に行こう」という夢を思い出します。そして、あの頃の自分に背中を押されるように、元天文部の女子4人組が再結集、“人工衛星を作る”という夢を追いかけ始めます。
ごくごく普通の30代女性たちが、いつの間にかそっと手放した「夢」を、仲間とともにひろい直す物語。かつて抱いた夢がある、すべての人々に贈る青春ドラマです。

新たな出演者として、飛鳥たち元天文部メンバーの高校時代を演じる4名、飛鳥たちを見守る
大人たち、そのほか音楽、主題歌が決まりました。


高校時代・望月もちづき飛鳥あすか役 田牧そら

大阪池田市の高校に通う女子高生。教室内の人間関係に敏感で、友達との会話のために流行のものに追いつこうとしている。本当は宇宙に興味があり天体観測に出かけるのが大好きだが、友達から変わった子だと思われたくはないと、そのことを内緒にしている。
※30代の飛鳥を、木竜麻生さんが演じる。

【田牧そらさんのコメント】

高校生時代の望月飛鳥を演じます、田牧そらです。好きなことを、好きな人たちと、好きなだけ語り合える時間は、きっと自分が一番輝いていて、自分のことを一番好きでいられる時間なのだと思います。私が演じる飛鳥は、天文部のみんなと宇宙を語り、夢を見て、失いかけていた自分らしさを少しずつ取り戻していきます。
物語や登場人物、そして撮影現場もとても温かく、見てくださる皆さんの心をふっと軽くし、優しく背中を押せるような、そんな作品になっていると感じています。共演者の皆さん、スタッフの皆さんとともに、丁寧に撮影を進めていますので、ぜひ楽しみにしていただけたらうれしいです。

【プロフィール】
たまき・そら
2006年生まれ。生後半年でモデルデビューし、幼少期より数多くの広告に出演。主な出演作に
映画『AI崩壊』、『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』、ドラマ「最高の教師1年後、私は生徒に■された」、「スカイキャッスル」、「I,KILL」など多くのドラマや映画に出演するとともに、NHK「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」でレギュラーを務めるなど、バラエティー番組でも活躍している。


高校時代・日比野ひびのひかり役 上坂樹里

飛鳥が通う高校にやってきた転校生。誰とでも分け隔てなく接する明るさと芯の強さがある。周囲の目を気にしない自由なふるまいに、クラスの中ではやや浮いている。とあるきっかけで飛鳥が宇宙を好きなことを知り、一緒に天文部を作ろうと飛鳥を誘う。
※30代のひかりを、森田望智さんが演じる。

【上坂樹里さんのコメント】

森田望智さん演じる日比野ひかりの高校生時代を演じさせていただきます、上坂樹里です。ひかりは好きなことにとにかくまっすぐで自然と周りを巻き込む。そんな力を持っている太陽みたいな子です。天文部の3人と一緒に過ごしたり、撮影している時に「今、私たちすごく無敵だな」と感じることがありました。大人になったひかりたちが高校生時代を思い出した時と同じように、視聴者の皆様にもキラキラしていて、無敵で、怖いこともなくて、まるで無重力の空間にいるような、そんな4人を感じてもらえたらうれしいです。

【プロフィール】
こうさか・じゅり
2005年7月14日生まれ。神奈川県出身。2021年に『Seventeen』専属モデル入りを果たし、同
年に俳優デビュー。NHKの特集ドラマ「生理のおじさんとその娘」ではヒロインを演じ、東京
ドラマアウォードにて作品賞・単発ドラマ部門の優秀賞を受賞。その他に、ドラマ「ヒロイン
誕生! ドラマチックなオンナたち」、「いちばんすきな花」、「となりのナースエイド」、「ビリオン×スクール」、「御上先生」、「TRUEトゥルー COLORS カラーズ 」に出演。2026年度前期 連続テレビ小説「風、薫る」でW主演を務めることが決定している。


高校時代・水原みずはらあまね役 白倉碧空

星占いが好きという理由だけで天文部に入部する。宇宙に対しての知識はほとんどないが、天文部の4人で一緒にいる時間が楽しく、誰よりも皆のことを信頼している。制服を自分なりに着崩すおしゃれ好き。
※30代の周を、片山友希さんが演じる

【白倉碧空さんのコメント】

この度、高校生時代の周役を演じさせていただきました、白倉碧空です。「宙」って、いいですよね。私、個人的にこの字が好きなんですけど、「宙」っていう字を見るだけで、浮いているように感じるんです。なんというか、何にも縛られていないような感じで。今を生きているからこそ、しんどいことや辛いこともあるけれど、そんなものから少し解放されたような気持ちになります。大人になった周が昔を思い出したとき、少し……とは言わず、とっても人生の支えになるような高校時代の周になるよう演じさせていただきたいと思い、全力で挑みました。子供の方も大人の方も、無重力を感じてもらえるような作品になっておりますので、ぜひご覧ください!!!

【プロフィール】
しらくら・あおい
2006年生まれ、大阪府出身。ドラマ「最高の教師1年後、私は生徒に■された」や「御上先
生」にレギュラー生徒役として出演。NHKではドラマ10「そらわたる教室」にも出演するな
ど、着実に活動の幅を広げている。また、バラエティー番組への出演や歌唱力も高く評価されて
おり、TikTok・YouTubeで配信中の縦型バラエティー「ちょこっとぱーちー」では若い世代を中心に人気を集めている。2025年からはオリジナルソングのリリースも開始し、歌詞とジャケットイラストをすべて自身で手がけるなど、アーティストとしても活躍の場を広げている。


高校時代・うちはる役 山下桐里

一度興味を持ったことはとことん調べなければ気が済まない性格で、宇宙に対する知識が誰よりも深い。勉強熱心で真面目な性格だが、希少な天体現象を見逃すまいと学校をサボろうとする大胆さも併せ持つ。
※30代の晴子を、伊藤万理華さんが演じる。

【山下桐里さんのコメント】

変わらずあたたかいNHK大阪の皆さん、そしてすてきなキャストの皆さんに支えられながら、楽しく撮影させていただきました。私が演じる晴子は、とにかく宇宙を愛し、宇宙のことになると周りが見えなくなるくらい、まっすぐ一直線に突き進むキャラクターです。私はそんな晴子から、宇宙のすばらしさや壮大さをたくさん教えてもらいました。肉眼で見られる国際宇宙ステーション、人類が初めて月面着陸した位置、地球外生命体がいる可能性のある星の存在、、、、。そんな「宇宙」を知ってから、空を見上げるだけでなんだか勇気が湧いてくるんです。晴子が宇宙に夢中になったように、皆さんにも何かに夢中になるきっかけになればうれしいです。

【プロフィール】
やました・きり
2001年生まれ、兵庫県出身。2020年4月より、活動を始める。NHKでは、連続テレビ小説「カ
ムカムエヴリバディ」の出演をきっかけに、「ブギウギ」土曜ドラマ「探偵ロマンス」「パーセ
ント」夜ドラ「バニラな毎日」などに出演。スパイス的な存在から、役割を担う存在として成
長を続けている。


舎人とねりろう役 生瀬勝久

お客さんに話しかけるタイプのタクシー運転手。ノリは軽いが、そのわりには良いことを言ったりもする。たまたま仕事帰りの飛鳥を乗せたことから縁が生まれ、飛鳥たちは毎度このタクシーを利用することになる。

【生瀬勝久さんのコメント】

タクシーを実際に自分が利用した際、いろいろなドラマがありました。タクシーの運転手さんそれぞれに人格があり、お客さんは聞いた言葉がすごく記憶に残る。そういう意味で天文部の4人に自分の経験で話すというのは気を遣いながら演じました。4人を演じる皆さんとは全員初共演だったので本当に新鮮でした。今後も色々なところで活躍されていく、そういう人たちとちょっとすれ違えたのではないかと思います。この作品の物語のように、あんなおじさんがいたんだなと覚えていてくれれば幸いです。

【プロフィール】
なませ・かつひさ
1960年10月13日生まれ、兵庫県出身。関西の人気劇団で劇作家・演出家としても活動。退団
後は、TVドラマ「トリック」シリーズ、「ごくせん」シリーズや、映画『コンフィデンスマン
JP』シリーズなど数多くのヒット作に出演。バラエティーでは「巷のウワサ大検証!それって
実際どうなの会」でMCも務める。近年の主な出演作に、TVドラマ「波うららかに、めおと日
和」、「19番目のカルテ」がある。NHKでは、大河ドラマ「功名が辻」、連続テレビ小説「ブギウギ」、コント×ドキュメンタリー「笑う会社革命」に出演。


和泉いずみ季子きこ役 鈴木杏

けい(奥平大兼)が所属する宇宙工学の研究室の先生。自身の研究と並行して、学生たちの教育にも力を入れている。人工衛星の開発経験が豊富で、素人の飛鳥たちにも優しくアドバイスをくれる。研究室のメンバーとなじもうとしない彗を気にかけている。

【鈴木杏さんのコメント】

専門用語が多い台詞せりふに四苦八苦しながら、全力で平静を装って撮影に挑んでいます。きっと装いきれていません。和泉教授は決しておせっかいするわけではなく、ほどよい距離で的確なサポートができる、とっても大人な方だなぁと思います。頼りになる! そんな人に私もなりたい!
天文部の四人は、カメラの前でも控え場でも、とってもかわいいやりとりをしていて、いつまででも眺めていたいです。この四人の全身全霊の日々が視聴者のみなさまに届く日が、楽しみでなりません。

【プロフィール】
すずき・あん
1987年生まれ。東京都出身。1996年にTVドラマでデビュー後、多くのドラマ、映画で活躍。
2003年、『奇跡の人』で初舞台を踏む。2021年、舞台『殺意 ストリップショウ』、『真夏の夜の夢』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、読売演劇大賞 大賞・最優秀女優賞、紀伊國屋演劇賞個人賞に輝く。近年は個展などアーティスト活動も行う。近年の出演作に、「ホットスポット」、NHK大河ドラマ「どうする家康」、NHK「大奥」第2シーズン、KERA CROSS 第五弾『骨と軽蔑』などがある。


音楽 森優太

【森優太さんのコメント】

企画書にあった力強いコピー「立場、責任、世間体……大人になるにつれ、地球の重力は少しずつ重くなっていくだからこそ、彼女たちはかつての夢と友情を胸に『無重力の宙』を目指すのだ―――!」に心動かされ、ぜひ参加させてください!! とお答えしました。自分は30代終わりがけ、重力にもがいている最中ですが、制作チームやミュージシャンの皆さんと会話しながら宇宙を目指す音楽を作る過程で、自分の重力もほどいてもらった気持ちです。ぜひ視聴者のみなさんにも、夜の15分、主人公たちを見守りながら、心を軽くする時間を過ごしてもらえたらうれしいです!

【プロフィール】
もり・ゆうた
1985年生まれ、愛知県出身。作編曲家。映画・ドラマ・演劇の劇伴音楽を中心に活動。主な担当作品は、映画『くれなずめ』『リライト』『恋するけだもの』『朽ちないサクラ』ドラマ「イグナイト-法の無法者-」、舞台muro式.5『+』からmuro式.10『シキ』、劇団ゴジゲンの全公演。NHKでは連続テレビ小説「虎に翼」、夜ドラ「あなたのブツが、ここに」等を担当。猫が好き。


主題歌 吉澤嘉代子

【吉澤嘉代子さんのコメント】

闇の中で誰かの光に照らされて救われるとき、照らす側の人もまた、救われている——。
そういう歌を書きたいと思いました。大人になった私たちが夢を見続けることはたやすくありません。でも、大人になったからこそかなえられる夢がある。プロデューサー・演出のおふたりが魂をこめた手紙をくださり、脚本と手紙を何度も読み返しながら言葉をえらびました。この歌を書かせてくださり本当にありがとうございます。

【プロフィール】
よしざわ・かよこ
1990年6月4日生まれ。埼玉県川口市鋳物工場街育ち。2014年にメジャーデビュー。バカリズ
ム原作ドラマ「架空OL日記」の主題歌として1stシングル「月曜日戦争」を書き下ろす。2nd
シングル「残ってる」がロングヒット。
2025年4月20日に2度目の日比谷野外音楽堂公演『夢で会えたってしょうがないでショー』
を開催。デビュー11周年記念日となる5月14日に「第75回全国植掛祭」大会テーマソング
「メモリー」をリリース。


【南野彩子プロデューサーのコメント】

飛鳥たちの高校時代を演じていただく皆さんは、オーディションを経て決定しました。4人ともフレッシュで、これからの可能性を無限に秘めたキラキラとした目をしていて、大人チームの皆さんと「ま、まぶしい……!!」と日々その輝きをくらっています。同じ人物の10代と 30代をそれぞれで作り上げるということで、出演者の皆さん同士で、丁寧にコミュニケーションを取りながら撮影に臨んでくれました。大人になって変わったところ、そして変わらないところ、皆さんが時間のバトンをつなぐ様子を、ぜひ楽しんでいただきたいです。

また鈴木さん演じる和泉先生と、生瀬さん演じるタクシー運転手の舎人さんは、飛鳥たちの無謀な宇宙への挑戦を、本当に優しく心強く見守ってくださいます。本作も、衛星開発を表現するにあたって、多くの大学の先生方が、知識も経験もない我々を助けてくださいました。皆さん「宇宙」というスケールの大きなものと向き合ってきたからこそ、見ている視点が先の先を行っていて、でも隣で宇宙を目指す仲間を取りこぼさない優しさもあって。そんなすてきな大人の姿を参考に、お二人のキャラクターが出来上がりました。

そして、音楽は森優太さん。森さんが作る音楽はいつも可愛くて面白くて、まさに心が「無重力」になるような軽やかさがあるのが大好きです。今回も飛鳥たちらしい宇宙が広がる音楽で物語を彩ってくださいます。

最後に、主題歌は吉澤嘉代子さん。過去の自分に対する恥ずかしさやもどかしさも含めて、抱きしめてくれるような優しい楽曲を作られる方という印象があり、私と演出の佐藤は何度も吉澤さんの曲に助けられてきました。本作は、30代の主人公たちが高校時代の自分と再会する物語であり、曲にも時間や空間を超えた思いを詰め込んでくださっています。あの時の夢を、この仲間とならもう一度追いかけられる。そんな彼女たちの物語がいよいよ来月から始まります! ぜひ楽しみにお待ちください。


【あらすじ】
大阪の広告代理店に勤める望月飛鳥(木竜麻生)。30代に突入してからというもの、日々上司や部下の間に挟まれて仕事に忙殺されていた。そんな飛鳥の前に、かつての同級生・日比野ひかり(森田望智)が13年ぶりに現れた。飛鳥は高校時代、ひかりを含めた天文部の友人たちと「一緒に宇宙に行こう」と約束をしていたことを思い出す。夢に蓋をしながら生きていた飛鳥と違い、ひかりは大人になってからも宇宙飛行士になることを本気で目指していた。
しかし、そんなひかりの夢は、宇宙飛行士選抜試験を受ける直前、絶たれてしまったという。落ち込むひかりに、飛鳥は「『超小型人工衛星』だったら、今の私たちだって宇宙を目指すことができるかもしれない……!」と提案する。
あの頃の夢をもう一度追いかけるため、飛鳥はかつての天文部の友人たちを集めることに。自由奔放な周(片山友希)、しっかり者の晴子(伊藤万理華)。あの頃の4人が集まれば、もう一度宇宙を目指せるんじゃないか……! 高校のとき以来、再集結した飛鳥たち天文部4人は、さっそく人工衛星を作り始める。
しかし、知識も資金もない飛鳥たちだけでは、途方もなく遠い宇宙への道……。同じく宇宙を目指す大学生の金澤彗(奥平大兼)からは「素人だけで人工衛星作ろうなんて厳しくないですか?」とばっさり切り捨てられる。夢と現実のはざまで、彼女たち4人はそれでも宇宙へと手を伸ばす。

立場、責任、世間体……大人になるにつれ、地球の重力は少しずつ重くなっていく
だからこそ、彼女たちはかつての夢と友情を胸に《無重力の宙》を目指すのだ―――。


夜ドラ「いつか、無重力のそらで」(全32回/8週)

9月8日(月)放送開始予定
毎週月曜~木曜 総合 午後10:45~11:00(各話15分)

作:武田雄樹
音楽:森優太
主題歌:吉澤嘉代子「うさぎのひかり」
出演:木竜麻生、森田望智、片山友希、伊藤万理華、奥平大兼
田牧そら、上坂樹里、白倉碧空、山下桐里/鈴木杏、生瀬勝久ほか
天の声(語り):柄本佑
制作統括:福岡利武
プロデューサー:南野彩子
演出:佐藤玲衣、盆子原誠、押田友太

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