NHKが主催する教育コンテンツの国際コンクール「日本賞」。世界中の教育コンテンツの質の向上に貢献することなどを目的として、1965年に創設され、ことしで第52回を迎えました。

今回は世界58の国・地域から373の作品と企画が寄せられ、9月25日にコンテンツ分野4部門
の最優秀賞作品4本、優秀作品4本、特別賞1本が発表されました。11月20日(木)の日本賞映像祭最終日に行われる授賞式の際、最優秀賞4作品の中から「グランプリ日本賞」が発表されます。

Eテレでは12月27日(土)に、特別番組を放送。グランプリ日本賞に選ばれた作品をはじめ、最優秀賞作品を中心に4作品を放送するほか、日本賞映像祭のセッションの中で語られた制作秘話や作品に込められた制作者の思いなど、映像祭のハイライトを、ハリー杉山さんと浅野里香アナウンサーがご案内します。


コンテンツ分野4部門の最優秀作品(グランプリ日本賞候補)のご紹介

幼児向け最優秀賞

レナとまきばのなかまたち: にぎやかな巣(Lena’s Farm: Full Nest)
(ドイツ・クロアチア制作、アニメ)

避難してきた森の動物を助けようと奮闘するリスの姿をユーモラスに描くアニメーション


児童向け最優秀賞

長距離バス (Autokar)
(フランス・ベルギー制作、アニメ)

異国に住む母のもとへ向かう旅。少女の視点から見る風景が印象的なアニメーション


青少年向け最優秀賞

夢と運命の境界でエジプト少女たちの岐路(The Brink of Dreams)
(フランス・エジプト制作、ドキュメンタリー)

エジプトの少女だけの演劇グループ。メンバーたちが人生の選択に向き合う姿を追う


一般向け最優秀賞

路上の名もなき子供たち(Where The Kids Have No Name)
(オランダ・バングラデシュ制作、ドキュメンタリー)

バングラデシュのストリートチルドレンに寄り添うグループと子どもたちのドキュメント


「日本賞映像祭」開催

■日時:11月17日(月)~20日(木)
■会場:WITH HARAJUKU HALL(東京・原宿)
■内容:受賞作品の制作者や審査委員を迎えて上映会と来場者とのディスカッション
■参加費:無料


ハリー杉山さんがPR大使に就任! 取材会を開催

昨年に続き、ハリー杉山さんがことしもPR大使に就任。日本賞のクライマックスとなる最終日に行われる授賞式の司会も務めます。ハリーさんは、2020年の第47回から司会を務めており、ことしで6年連続になります。
11月の映像祭を盛り上げていただくほか、関連番組などに出演します。


特設プラットフォームで受賞作品も視聴可能に!

映像祭に先駆けて、11月4日から12月8日の期間、日本賞公式ホームページの特設イベント配信プラットフォームで受賞作品および各部門のファイナリストをご視聴いただけます。作品はいずれも英語版ですが、これらのうち最優秀賞や優秀賞などの受賞作品9本は、11月18日以降、日本語字幕付きでご覧いただけます。

日本賞公式ホームページはこちら ※ステラnetを離れます


第52回日本賞 特別番組

12月27日(土)Eテレ 午後2:00~4:30

同日の深夜には、青少年向け部門で優秀賞を受賞したNHKの番組
はなしちゃお!〜性と生の学問〜「裸×社会心理学」「女性器×生物学」を放送予定