ドラマの出演者やスタッフが「この回のあの人、あのシーン」について語ったコメントを不定期で配信するコーナー。今回は、レフカダ・ヘブン役のトミー・バストウさんから、第34回の振り返りをご紹介!
トミー・バストウさん振り返り
──ヘブンのラシャメン(洋妾)になる覚悟で女中を引き受けていたトキ(髙石あかり)。その誤解を知ったヘブンは大激怒して「ダキタクナイ!」と宣言するというシーンがありました。ヘブンはどういった思いだったのでしょうか?
ヘブンには通訳の錦織さん(吉沢亮)がいるとはいえ、自分の言いたいことがなかなか相手に伝わらないという不満や苛立ちが常にあるんです。それは僕も同じで、伝えたいことがたくさんあっても、とても日本語では伝えきれないということがあるので、非常に共感します。
今週、ヘブンは、自分は周りが思うような人間ではなく、本当は何を望んでいるのかを伝えたいと思ったのにそれができず、怒ったり、感情的にならざるをえなかった。でもそれがまたかえって、彼を野蛮人のように見せてしまう結果に。せつない悪循環ですよね(苦笑)。
ただ、このシーンはとても面白かったです。それに、あれは家族全員と撮影できた最初のシーンでもあったので、当日の現場はとてもいい雰囲気でしたよ。
