大みそか放送の「第76回NHK紅白歌合戦」の出場歌手が発表された。

11月14日、NHK放送センターで開かれた記者会見には、初出場となるアイナ・ジ・エンド、幾田りら、CANDY TUNE、ちゃんみな、HANA、ハンバート ハンバート、FRUITS ZIPPER、&TEAM、M!LKが登場し、紅白出場への意気込みを語った。

ハンバート ハンバート

若い出場者に混ざって登壇したハンバート ハンバートは、現在放送中の連続テレビ小説「ばけばけ」で主題歌「笑ったり転んだり」を歌う夫婦デュオ。メンバーの佐野遊穂は「紅白は、例年家のテレビの前で見るものだったので、自分たちが出ることになって驚いているし、緊張で寿命が縮む思いです。本番で風邪をひかないよう気をつけたい」と語り、会場の温かな笑いを誘った。

また、放送100年紅白特別企画で出演することが決まった堺正章も登壇。「1999年に紅白に出させてもらって以来26年ぶりでドキドキ胸が高鳴る。私が表現できるのは“昭和”なので、歌がみんなのものだった時代の歌を皆さんに届けたい」と語った。そして、男闘呼組メンバーを中心としたロックバンド・Rockon Social Clubとのコラボ出演を発表した。

なお、決定した出場歌手は紅組20組、白組17組で、曲目などは後日発表される予定。


◆出場歌手

出場歌手は37組。初出場は紅組が8組・白組が2組。
これまでの対戦成績は、去年の白組の勝利で、紅組34勝、白組41勝。


◆キービジュアル

出場者の発表とともに、キービジュアルも発表された。(※トップ画像)
司会の有吉弘行、綾瀬はるか、今田美桜、鈴木奈穂子アナウンサーがコラージュされた鮮やかなデザインだ。

手がけたのは、大阪・関西万博でデザインやサウンドスケープにおけるクリエイティブディレクター・アートディレクターを務めた引地耕太氏。
「つなぐ、つながる、大みそか。」という今年の紅白歌合戦のテーマを、円や円環をモチーフに表現している。
「これまでの100 年にリスペクトを込めながら、次の100 年へつなげていく」——これからの輝かしい未来を祝福するような躍動感あふれるキービジュアルとなった。


◆放送100年 紅白特別企画

日本で初めての放送がラジオからはじまったのが1925年。それから100年の節目を迎えた今年、「NHK紅白歌合戦」の特別企画として、放送、そして紅白の歴史を彩ってきたスター2組の出場が決まった。

ソロ歌⼿として紅⽩に6回出場、司会も3度務めた⽇本を代表するエンターテイナーの堺正章は自身の歴史を振り返るようなヒット曲の数々をメドレーで披露。また、MISIAとともにNHKラグビーテーマソング「傷だらけの王者」で2023年の紅白に出演したロックバンドのRockonロックオン Socialソーシャル Clubクラブが再び出演。堺とライブでも共演している彼らが⼀緒に本企画を盛り上げる。

去年の紅白で復活のステージを飾った氷川きよし。これまで24回、紅白に出場。演歌歌謡曲からポップスまで、ジャンルにとらわれない華やかなパフォーマンスを届けてきた。氷川は放送の歴史を彩った先達の名曲をカバーする予定だ。

放送100年ならではの特別企画に期待したい。

※なお、堺正章は今回で7回目の出場。(1999年にユニット、ソン・フィルトルのメンバーとしても出場している)
※氷川きよしは25回目の出場。


「第76回NHK紅白歌合戦」

12月31日(水) 総合/ラジオ第1/BSP4K/BS8K 午後7:20~11:45 ※中断ニュースあり

NHK ONEでの同時・見逃し配信もあり(ステラnetを離れます)
らじる★らじる での同時・聴き逃し配信もあり(ステラnetを離れます)

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