ドラマの出演者やスタッフが「この回のあの人、あのシーン」について語ったコメントを不定期で配信するコーナー。今回は、レフカダ・ヘブン役のトミー・バストウさんから、第58回の振り返りをご紹介!


トミー・バストウさん振り返り

──トキ(髙石あかり)が語る怪談に興味津々のヘブン。このシーンで印象的だったことはなんでしょうか?

今週、トキが怪談を語るのを聞いて、初めてヘブンは彼女に恋をし始めたのだと思っています。人生において最も親しい人とは「生きがい」を共有するものです。例えば、僕はバンドをやっているので、バンドのメンバーは僕にとってかけがえのない存在です。一緒に何かを創り出しているのですから。

トキとヘブンも、怪談を通じてある種の「生きがい」──価値観を分かち合い、そしてそれを世界に発信していきたいという思いの共有が、彼らの愛を開花させるのだと思います。

──バストウさんご自身は、怪談や怖い話はお好きですか?

実は、僕はホラーが大好きなんです! ホラー映画は、現代の怪談ではないでしょうか。名だたる日本のホラー映画の監督たちも、100年前だったらおそらく怪談作家になっていたと思いますね!

僕は昔から、超自然的な領域には関心があって……といっても、それらの“存在を信じている”というのではありませんよ。そういったものを生み出す人間の想像力は、実に創造的でらしいと思っているんです。いわゆる幽霊や宇宙人など、“非科学的だけど魅力的な存在”がなかったら、人生はもっと退屈なものになっていたに違いありませんからね(笑)。