今、さまざまなジャンルの日本文化が世界で注目を集めている。その「宝」ともいえる日本文化は、地方にこそある!
そこで、櫻井翔さんが地元の人々の力を借りながら世界のトップアーティストや一流ブランド、そして一流企業などもほしがる「宝」を、探索。地元を知り尽くした達人のみぞ知る「世界がほれる わが町の宝」を体を張って探し当てる新番組が新年1月6日(火)からスタートする。
わたしたちが見慣れたアレには、こんな魅力や物語があったのか! 知っているつもりのものたちが新鮮な目で見違えるようになる番組だ。
櫻井さんのロケを見守るのは、日本グラフィックデザイナー協会会長を務め、さまざまな商品のパッケージデザインや、全国の美術館・博物館のシンボルマークを手がけるなど、日本を代表するデザイナー・佐藤卓さん。櫻井さんが見つけた「宝」の魅力とそのすごさを、デザインの視点からひも解く。
櫻井さんと佐藤さんからのコメントを紹介する。
【櫻井翔さんのコメント】
自分の暮らしを見渡すと、佐藤卓さんがデザインした物に囲まれて過ごしている。そんな方と「デザイン」を番組として届けられて嬉しいです。京都のことは、今まで歴史的な視点からばかり見てきましたが、今回お菓子ひとつとってもこんなに表現が豊かであることを知り、デザインの奥深さを発見しました。行く先々の現場に若い職人の方が大勢いたことが驚きであり嬉しい気づき。希望を感じました。魅力あるもののまわりに人は集まるのですね。
【佐藤卓さんのコメント】
私は常に「やったことがないことをやりたい」と思っています。今までの経験が生きない、自分がインスパイアされ覚醒されることを。櫻井翔さんと番組を作るという新しいチャレンジでは、初対面と思えないほどクリエイティブについての話が弾みました。私は、身近なものについて「あ、こういうこともデザインなんだ」と多くの方に気づいていただきたいと考えています。そのきっかけを、櫻井さんと共に作り続けてゆきたいです。
(佐藤卓さんプロフィール)
1979年東京藝術大学デザイン科卒業、1981年同大学院修了。株式会社電通を経て、1984年佐藤卓デザイン事務所(現 株式会社TSDO)設立。
様々な有名商品の開発やパッケージデザインを手掛けるほか、「金沢21世紀美術館」「国立科学博物館」「全国高等学校野球選手権大会」のシンボルマークデザインなどを手掛ける。また、Eテレ「にほんごであそぼ」アートディレクター、「デザインあ」総合指導を務めるなど多岐にわたって活躍。
【#1 京都×和菓子】
第1回目は「京都の和菓子」。「宝」を持ち帰るために用意した特注のつづら「翔ケース」を背に、櫻井が「宝」探しに出かける。

今回櫻井が探す宝は、「京都の和菓子」。洗練を極め、まるで宝石のような和菓子の数々は、その芸術性も相まって世界からも高い注目を集めている。
櫻井を案内してくれるのは、3万部が在庫切れになるという京都市拠点のフリーマガジンの編集長で、地元ラジオ局のパーソナリティーも務める円城新子さん。地元を知り尽くした円城さんは、早速濃厚な京都和菓子ツアーを展開。
世界遺産・上賀茂神社の焼き餅の秘密や、人生のお供にしたい一口サイズのとっておきお菓子、季節を映し出すフルーツ大福など、地元ならではの奥深い京菓子を櫻井は「翔ケース」に次々と集めていく。


さらにツアー途中、円城さんが見せてくれるのは、あの世界的ショコラティエとして有名な、ジャン=ポール・エヴァンからのVTRメッセージ! エヴァンは京都の和菓子にほれこみ、この15年、毎年京都を訪れては感性を磨き、京都の和菓子を創作の手本にもしているのだそう。

そこで櫻井は、エヴァンが京菓子のすごさに感動し、多くを学んだ場として尊敬する菓子店を訪ねることに。エヴァンが「ムッシュ・ガトー」と呼ぶ山口富藏さんに弟子入りし、職人たちが受け継ぎ、100年近く作り上げてきた伝統の和菓子作りに挑戦する。
お題を与えられて櫻井が作るオーダーメードの菓子。そこには、2026年にかける熱い思いが。
そしてスタジオでは、櫻井が「翔ケース」で持ち帰った美しい和菓子を鑑賞。デザイナー佐藤卓とともに京菓子独自のデザイン性を考察したり、佐藤自身のデザインとの共通点を語る。

ふたりが作り出す、未来に残すべく「京都の和菓子」の魅力を凝縮したキャッチコピーとは?放送をお楽しみに!
「世界がほれた 絶品!翔ケース」#1 京都×和菓子
2026年1月6日(火)総合 午後7:57~8:42
※NHK ONEでの同時・見逃し配信予定(ステラnetを離れます)
出演:櫻井翔/佐藤卓(グラフィックデザイナー)
円城新子(編集者)/ジャン=ポール・エヴァン(ショコラティエ)
NHK公式サイトはこちら ※ステラnetを離れます