能登を舞台に今春から放送する連続ドラマ「ラジオスター」。
主演の福地桃子さんらとともに、ラジオのパーソナリティーとして奮闘するメンバーや、能登で暮らす人々を演じる方々が決まりました。

奥能登のとある町に小さなラジオ局が生まれた。大切なことはたった一つ、笑いを届けること——。
大阪からボランティアでやって来たひいらぎカナデ(福地桃子)は、地震の際に助けてくれた恩人・松本功介(甲本雅裕)の頼みでラジオのパーソナリティーを担当することになります。
集まったのは、番組作りの経験がない主婦の小野さくら(常盤貴子)ら、町の住人たち。
予算もない、スタジオもない、電波もない。——あるのは気持ちだけ。
名もなき市民がスターになっていく、ノンストップエンターテインメントドラマです。

出演者の皆さんから届いたコメントをご紹介します。


ラジオ開局に関わる人々

西川にしかわまこと役/渋川清彦

町の消防士。優しく正義感にあふれ、周りからの信頼もあつい。地震や豪雨による災害のときには、一人でも多くの人を助けようと奔走した。おしゃべりが得意というわけではないが、松本(甲本雅裕)の思いに共感しラジオに参加する。

【渋川清彦さんのコメント】
撮影に入る前に能登の色々な場所に行かせてもらい、地元の人たちの話を聴き、能登の現実を知りました。そして撮影でも10日間ほどお邪魔させてもらい、もう少し深く能登の皆さんの人柄や、風習、文化などを感じながら西川誠という人物を演じることができました。
気持ちがるようなことや憤りを感じるような現実もありましたが、演出の一木さんを筆頭にチームの情熱と、丁寧な生活をしている穏やかで温かい能登の皆さんのおかげで良い時間を過ごせました。
「ラジオスター」楽しんでください! よろしくお願いします。そして私は輪島塗にどっぷりはまってしまいました。


うみリクト役/甲斐翔真

高校卒業まで能登で育ち、その後、夢を追って大阪に住んでいた過去がある。現在は、実家の銭湯を手伝うために、地元に戻っている。素人だけでつくるラジオ放送に対して懐疑的で、カナデ(福地桃子)には特に冷たい態度をとる。

【甲斐翔真さんのコメント】
海野リクト役で出演します、甲斐翔真です。ドラマにレギュラー出演させていただくのはかなり久しぶりだったので最初は緊張していましたが、チームラジオスターの雰囲気が最高に良くて、今では毎日楽しく撮影しています。
能登で撮影もしました。被災地の現状にも触れました。人々の温かさに胸を打たれ、美しい景色に囲まれて、美味おいしいご飯を頂いて。今すぐにでも、また行きたいくらい能登を大好きになりました。
海野リクトは謎の多い人物ですが、段々と彼の過去が掘り下げられていきます。楽しみにしていただけるとうれしいです。

【プロフィール】

かい・しょうま

東京都出身。2016年「仮面ライダーエグゼイド」でドラマデビュー。20年には『デスノート THE MUSICAL』で初舞台初主演を務める。近年の出演作に、舞台:『マタ・ハリ』『キンキーブーツ』『next to normal』『ムーラン・ルージュ!ザ ミュージカル』『RENT』『エリザベート』『ロミオ&ジュリエット』『マリー・アントワネット』映画:『偶然と想像』(第71回ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞作品)『君は月夜に光り輝く』ドラマ:大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」など。NHK FM「ウエンツ瑛士×甲斐翔真の妄想ミュージカル研究所」最終週日曜午後10時40分~11時30分放送中。


多田ただゆたか役/大八木凱斗

リクトの同級生。天然かつ、お調子者であり、松本にラジオに誘われたときも二つ返事で引き受ける。松本の指示どおり、笑いを取ろうと必死に頑張るが、そのわりに緊張しやすく、うまくしゃべれないと落ち込んでしまう。

【大八木凱斗さんのコメント】
多田豊役を演じさせていただきます、大八木凱斗です。この作品はラジオや能登を通じて、それぞれの生活を懸命に生きる人達の姿が毎話見えてきます。僕自身、その姿には単純な励ましや慰めの言葉よりも、ささやかで強い日常への後押しがあるんじゃないかと感じています。
そして、今までラジオや能登に触れてきた方にも、そうじゃない方にも、その自然な温もりは感じていただけるのではと思っています。一つ一つ丁寧にお届けできるよう精一杯せいいっぱい取り組んでいきます。

【プロフィール】

おおやぎ・かいと

2000年生まれ京都出身 NHK「華岡青洲の妻」にて4歳でデビュー。NHKでは連続テレビ小説「ちりとてちん」「べっぴんさん」「わろてんか」「カーネーション」大河ドラマ「花燃ゆ」プレミアムドラマ「かすていら」夜ドラ「バニラな毎日」木曜時代劇「風の峠~銀漢の賦~」BS時代劇「大岡越前」など。「JIN-仁-」「天皇の料理番」「科捜研の女」など。映画『武士の家計簿』にて第20回日本映画批評家大賞審査員特別演技賞受賞。『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』など。


能登で暮らす人々

小野おの政博まさひろ役/風間俊介

小野さくら(常盤貴子)の夫であり、料理人。能登の食材にこだわり料理店を営んでいた。地震により店を失うも、600人分の炊き出しを何か月にもわたって行った。その縁で、「炊き出し飯選手権」というラジオの企画に出演することになる。

【風間俊介さんのコメント】
ドラマは少し時間が経ち、“あの頃”を描くことが多いです。そうじゃないと総括出来ず、物語の“答え”を描きづらいからです。
でも、「ラジオスター」はほぼ今の能登を描いています。答えは見つからないかもしれない挑戦。この“今を描くこと”にとても意義を感じています。ていただける方に何が残るかは分かりません。でも、少しでも多くの方が能登の“今”を感じてくれたら、“これから”に光がさすのではないか、そんな風に感じています。この温かい物語が、多くの方の心に光をともすことを願いながら、撮影したいと思っています。


小野おのまな役/大野愛実(日向坂46)

ドラマ初出演

小野家の一人娘。現在、中学2年生。祖母の家が大阪にあり、地震の後、半年間だけ大阪の学校に転校していた。その経験もあり、卒業後は能登を出て大阪の高校へ通いたいと考えている。

【大野愛実さんのコメント】
この度、小野まな役を務めさせていただくことになりました、大野愛実です。
想いを言葉にすることはできても、それを相手に届けることは決して簡単ではありません。それでも、伝えたいと願う気持ちや誰かを想う心があるからこそ、人は前に進めるのだと思います。どんな環境にいても「守りたいもの」と必死に向き合う登場人物たちに、私自身たくさんの元気をもらっています。今作がドラマ初出演ということで緊張もありましたが、新たな一歩を踏み出す気持ちを、私の演じるまなと分かち合いながら成長できた時間でした。
まなが一生懸命に想いを紡ぐ姿を、丁寧に、誠実に演じていきます。

【プロフィール】

おおの・まなみ

2007年5月5日生まれ。東京都出身。2025年3月にアイドルグループ日向坂46の五期生メンバーとして加入。2026年1月発売の16thシングル「クリフハンガー」では、初選抜にしてセンターポジションを務める。グループとしては、2025年9月から全国6都市13公演をまわる全国ツアーを開催。2026年4月には、デビュー7周年記念ライブが、神奈川県・横浜スタジアムにて開催される事が決定している。今作の「ラジオスター」が、テレビドラマ初出演となる。


たみじゅん役/近藤芳正

フレンチレストラン・メゾンスズノを経営しているシェフ。県外からもお客さんが来るような有名な店だが、地震の被害で今もなお休業している。地震のときには他の料理人たちと協力し、炊き出し1500食を8か月間作り続けた。

【近藤芳正さんのコメント】
能登に行かせていただき、輪島塗をはじめとする工芸品の素晴すばらしさ、魚だけでなくお肉や野菜まで本当に美味しい食、そして想像もできないほどのつらさを抱えながらも、常に温かく、前を向こうとする人の力に触れました。一目ぼれでした。
この地域のために、何かをしたい。
本当に小さな力ではありますが、能登の原点を忘れず、明るく元気な演技をとおして、観てくださる方が「能登に行ってみたい」と思ってくれたらうれしいです。


なかしゅう役/田村ツトム

小さな医院を営む、町で唯一の医師。地震直後は、救命の最前線に立った。
ラジオにゲストとして出演し、そのときの様子をカナデたちに語りかける。

【田村ツトムさんのコメント】
私自身、阪神・淡路大震災を経験しましたが、人の生き死にを間近で経験することはありませんでした。ドラマ撮影で能登を訪れ、発災当時に手当てを行った医師や看護師の方に、救命の最前線で経験した話をお聞きしました。
命のやり取り、孤独や孤立。しかし人々は助け合い、しっかりと心の手をつないでいることを知り、今回の役作りに大きなヒントを与えていただきました。中野医師をとおして、人間の強さ、助け合う心の大切さ、そして能登の皆さんから感じた「生きるエネルギー」を少しでも視聴者の皆さんに伝えることが出来ればと思います。

【プロフィール】

たむら・つとむ

1973年生まれ、大阪府出身。1995年俳優デビュー。以降、テレビ、映画、舞台など幅広く活躍。NHKでは連続テレビ小説「走らんか!」「だんだん」「舞いあがれ!」などで好演した。2024年公開、第48回日本アカデミー賞最優秀作品賞『侍タイムスリッパー』にて、心配無用ノ介でお馴染みの錦京太郎役を演じ、人気を博した。2026年7月にて初主演作「心配無用ノ介 天下御免」の放送が決まっている。


既発表 主人公・ひいらぎカナデ役/福地桃子

大阪のアパレル会社で働いていた。能登へボランティアで来たが、松本の無謀な計画に巻き込まれ、なんとラジオパーソナリティーをすることに。町の住人ではない自分に出来るのか……葛藤を抱えながら、能登の人々の優しさと強さに触れていく。


既発表 松本功介まつもとこうすけ役/甲本雅裕

ラジオ開局の発起人。とある理由から“笑える”ラジオにこだわっている。情熱はあるが、人とぶつかることもしばしば。米農家であり、米粉を使ったパン屋を営んでいたが、地震と豪雨で田んぼと店を失い、妻と息子とは離れて暮らす。


既発表 小野おのさくら役/常盤貴子

おしゃべり好きな、みんなのお姉さん的存在。夫は料理人。地元を深く愛し、夫婦で夢だったペンションを建設していたが、地震により今も中断している。町に絆を取り戻したいと開局に参加した。


【松木健祐プロデューサーのコメント】
主人公・カナデが巡り合う、能登で暮らす方々をご紹介させていただきました。決して簡単に答えの出るような役ではありませんが、キャストの皆さまからは、演じきる覚悟を感じています。昨年11月の能登ロケでは、撮影の合間にみずから地元の方々に話を聞き、その思いに向き合おうとする姿がありました。地震から2年、厳しい現実がありながらも、能登の皆さまはいつも優しく迎えてくださいます。キャスト・スタッフ一同、その優しさを胸に明るく楽しいド
ラマを作りたいと団結しています。ぜひご期待ください。


【あらすじ】

主人公・柊カナデ(福地桃子)は、恋人の故郷・能登へ旅行中に地震に遭う。そのとき、避難所で松本功介(甲本雅裕)が温かく世話をしてくれた。
恩に報いたいと、再び能登を訪れたカナデ。そこで松本から頼まれたのは、災害FMのラジオパーソナリティーだった! 松本の思いに巻き込まれ、主婦の小野さくら(常盤貴子)、消防士の西川誠(渋川清彦)、お調子者の青年・多田豊(大八木凱斗)が参加。それを冷ややかに見つめる、銭湯で働く海野リクト(甲斐翔真)。
松本は言う。「下手でいい。でもリスナーを笑わせてください」
目指すは平日お昼の生放送番組! なぜラジオなのか、なぜ「笑い」なのか、分からないまま企画を考え、出演ゲストを探し、奮闘するカナデたち。本音のトークが笑いを呼び、みんなの心を揺さぶっていく。やがて、ラジオメンバーたちもマイクを前に、胸に秘めた思いを語り出す――
※災害FM…臨時災害放送局。災害時に、被災者に向けて必要な情報を届けるための期間限定のラジオ局。東日本大震災では、東北地方を中心に延べ30局が開設された。能登初の災害FMは、2025年7月7日に開局した。


連続ドラマ「ラジオスター」

2026年春 総合 放送予定

作:小寺和久
音楽:田渕夏海
出演:福地桃子、甲本雅裕、常盤貴子 ほか
制作統括:福岡利武
プロデューサー:松木健祐
演出:一木正恵、小野見知、土井祥平、原田氷詩