ドラマの出演者やスタッフが「この回のあの人、あのシーン」について語ったコメントを不定期で配信するコーナー。今回は、りん役の見上愛さんと直美役の上坂樹里さんから、第16回の振り返りをご紹介!
見上愛さん振り返り

――那須の道で出会って以来の大山捨松(多部未華子)との再会でした。りんにとって捨松はどういう存在なのでしょうか?
ある種の憧れを抱いていると思います。ただ、とても絶妙なところで、「捨松さんのようになりたい」とか、「同じ道を歩きたい」という憧れではないと思っています。それでも、捨松さんは、りんがまだ知らない“世界”を知っている人ですし、看護というものに自分よりも先に出会い、それがこれからの世に必要なものだと見極めていた人でもあります。そういう意味で、りんは捨松さんのことを強くリスペクトしているのだと思います。

――捨松を演じている多部さんの印象は?
CMで共演していましたが、一緒にお芝居をするのは今回が初めてでした。最初のリハーサルで、りんと直美(上坂樹里)、捨松さんの3人で話をするシーンがあり、リハだからまだドレスを着ていないのにドレス姿が目に浮かぶような気品があふれていて。「これは本番で衣装を着てお芝居をしたら、より明治の時代に生きる捨松さんに感じられるんだろうな」と思ったんです。そして実際に撮影の日を迎えたら、私は実在の捨松さんにお会いしたことがないのに(笑)、「あ、本物だ!」と思ってしまって。そのくらい自然に、捨松さんとしてそこにいらっしゃいました。
上坂樹里さん振り返り

――炊き出しの場面では、自分の素性がバレそうになって直美が慌てていました。
鹿鳴館婦人慈善会の一員として炊き出しに参加していたから、りん(見上愛)には絶対に気づかれたくなかったけれど、りんは空気が読めないから(笑)、こちらを見て「直美さん!」と気安く話しかけてしまう、という。吉江先生(原田泰造)はわかってくれていたのに、りんときたら……(笑)。そのりんの笑顔が、笑顔だけ見たらとっても可愛らしくて、けれども本当の自分を隠して“お芝居している直美”としてはすっごく嫌で。「おい!」って(笑)言いたくなる気持ちで演じていたのが、印象に残っています。