ドラマの出演者やスタッフが「この回のあの人、あのシーン」について語ったコメントを不定期で配信するコーナー。今回は、大家直美役の上坂樹里さんが長い髪をバッサリ切るシーン(第23回)について、上坂さんと牧師・吉江善作役の原田泰造さんから。


上坂樹里さん振り返り

――直美がハサミで自分の髪を切るシーンでは、上坂さんご自身の髪を切られていました。撮影も大変でしたね。

とんでもない緊張感に包まれながらの撮影でした。一発本番で、私も含めて失敗ができないので、カメラマンをはじめスタッフの皆さんと念入りにリハーサルをして、撮影に臨みました。これまでの中でも大きな山場になるシーンだったと思います。ドラマの中で髪を切る経験は、きっとこれからもないだろうし、それを朝ドラでできるなんて「こんなぜいたくなことはないな」と。このシーンを撮り終えて、「ああ、ひとつ山を越えられた」と、私はすごくうれしかったですし、終わった後は「ああ、切っちゃった」みたいな(笑)感慨がありました。


原田泰造さん振り返り

――直美が髪を切るシーンには吉江もいました。ご覧になっていてどんな気持ちになりましたか?

あの時代の女性として、自分で髪をあそこまで切ってしまうなんて、吉江としてもショックが大きかったですね。(看護師とは)そのくらい覚悟を決めて臨む仕事なんだ、とか、こんなにも切る必要ないのに、とか、いろんなことを思いながら、切るのを手伝っているシーンだったと思います。僕も号泣してしまったけれど、多分それはちょこっとしか使われてない(笑)。

しかも、あのシーンで樹里ちゃんは自分の髪を本当に切ったんです。あの長さを切るなんて、普通なかなかできないことです。彼女のそういう“腹のくくり方”って、本当にすごいなと思いました。撮影が終わったあと、現場では大きな拍手が起きていました。