現在放送中の連続テレビ小説「風、薫る」。
昨年9月にクランクインし、およそ1年にわたる撮影の中、8月21日にクランクアップしたことが発表されました。
主人公・一ノ瀬りんを演じきった見上愛さんともう一人の主人公・小川(大家)直美を演じきった上坂樹里さん、制作統括の松園武大チーフ・プロデューサーのコメントをご紹介します。

【一ノ瀬りん役・見上愛さんのコメント】
まだふわふわとした気持ちで、撮影が終わった実感がわきません。
振り返ると、最初の出演発表や顔合わせの時から、私は「温かい現場を作っていきたい」と伝えていました。それは一人の力では決してかなわないことでしたが、皆さんがその思いをずっと心に留めて撮影に臨んでくださっているのが伝わってきました。この作品が温かいものとして届けられているとしたら、それはこの現場のおかげだと思います。
そして樹里ちゃん。ずっと一緒にいて愚痴を言っているのを一度も聞いたことがありません。どんな時も弱音1つ吐かずに前を向き続けてくれたことが、私を含め現場の皆さんの心の支えになっていたと思います。
最後に、モチーフになった大関和さん、鈴木雅さん、看護の道を切り開いてくださった先駆者の皆様、そして今までも、これからも、この瞬間も、誰かの命や生活をつないでくださっている医療従事者の皆様に、感謝と尊敬の意を示したいと思います。本当にありがとうございました!
【小川(大家)直美役・上坂樹里さんのコメント】
今日を迎えられたこと本当にうれしく思います。
1年間、直美として生きてきて、たくさんの人と出会い、初めての感情もいろいろと経験させていただきました。
直美は今の私よりどんどん年を重ねていき、結婚をして、母になりました。21歳の私より、はるかに大きい人生を生きさせてもらったことを、本当に宝物のように思います。
直美にとってのりんがそうだったように、私にとって毎日隣にいてくださった愛さんの存在が、本当に大きかったです。ここまで一緒に走ってくれて、本当にありがとうございます。
直美として生きてきた経験は、私の人生において大きな財産になりました。これから先、辛い時や悩んだりする時があっても、私にはこの1年間をこんなにも大好きな皆さんと、このすばらしい環境で過ごした経験があるので、「きっと大丈夫だ」「私はやれる」という自信と強さを感じています。本当にありがとうございました。
【制作統括/松園武大チーフ・プロデューサーのコメント】
栃木・那須でのクランクインからおよそ1年。「風、薫る」は無事にクランクアップを迎えることが出来ました。出演者、スタッフのみなさん、ご協力いただいた方々、本当にお疲れさまでした。
見上愛さん、上坂樹里さん、2人の明るい笑い声と、りんと直美さながらに互いに励まし、時にそっと見守り、支えあう2人の姿にみんな勇気をもらいました。りんでいてくれて、直美でいてくれて、ありがとうございました。
視聴者の皆様が毎日送ってくださる温かい声援に背中を押され、この長きに渡る収録を乗り切ることができました。放送は残り約1か月となりましたが、りんと直美の人生にはまだまだ波乱が待ち受けています。時代の荒波を越えていく2人の姿を最終回まで楽しみにご覧いただけますと幸いです。

「風、薫る」の放送は9月26日(土)まで続きます。りんと直美が切りひらいてきた看護の道を、未来へどうつなげていくのか、ぜひ最後までお楽しみください。
【物語のあらすじ】
明治18(1885)年、日本で初めて看護婦の養成所が誕生したのを皮切りに、次々と養成所が生まれた。そのうちの1つに、物語の主人公・一ノ瀬りん(見上愛)と大家直美(上坂樹里)は運命に誘われるように入所する。不運が重なり若くしてシングルマザーになった、りん。生まれてすぐ親に捨てられ、教会で保護されて育った直美。養成所に集った同級生たちは、それぞれに複雑な事情を抱えていた。手探りではじまった看護教育を受けながら、彼女たちは「看護とは何か?」「患者と向き合うとはどういうことか?」ということに向き合っていく。
りんと直美は、鹿鳴館の華といわれた大山捨松(多部未華子)や明六社にも所属した商人・清水卯三郎(坂東彌十郎)らと出会い、明治の新しい風を感じながら、強き者と弱き者が混在する“社会”を知り、刻々と変わり続けていく社会の中で“自分らしく幸せに生きること”を模索していく。
養成所卒業後、2人は同じ大学病院でトレインドナースとしてデビュー。まだ理解を得られていない看護の仕事を確立するために奮闘の日々を送っていたが、りんは程なくして職場を追われることに。一方、直美は誰もがひとしく看護を受けられる仕組みを考え始めるが……。
やがて、コレラや赤痢などさまざまな疫病が全国的に猛威をふるい始める。一度は離れ離れになった2人だったが、再び手を取り、疫病という大敵に立ち向かっていく。
※実在の人物をモチーフとしますが、激動の時代を生きた2人のナースとその仲間たちの波乱万丈の物語として大胆に再構成します。登場人物名や団体名などは一部改称して、フィクションとして描きます。原作はありません。
2026年度前期 連続テレビ小説「風、薫る」
毎週月曜~土曜 総合 午前8:00~8:15ほか
※NHK ONEでの同時・見逃し配信あり(ステラnetを離れます)
脚本:吉澤智子
原案:田中ひかる『明治のナイチンゲール 大関和物語』
音楽:野見祐二
主題歌:Mrs. GREEN APPLE 「風と町」
出演:見上愛、上坂樹里 ほか
語り:研ナオコ
制作統括:松園武大、宮本えり子
プロデューサー:葛西勇也、松田恭典
演出:佐々木善春、橋本万葉、新田真三、松本仁志、内田貴史 ほか
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