現在放送中の連続テレビ小説「ブラッサム」。明治、大正、昭和を駆け抜け、自由を求め続けた作家・宇野千代をモデルに、彼女の生きざまを大胆に再構成した、フィクションとして描くオリジナルの物語です。

珠(石橋静河)の継母ままはは・葉野リョウ役の国仲涼子さんのコメントをご紹介します。


葉野はのリョウ/国仲涼子

実母を亡くした幼い珠のもとにやってきた、清治(渡部篤郎)の後妻。その後、珠にとっての弟と妹を産み、献身的に家族を支える。

【国仲涼子さんのコメント】

――出演が決まったときの感想を教えてください。

朝ドラでお母さん役をやりたいというのは40代になってからの私の夢だったので、本当にうれしくて夢のようで、泣いて喜びました。「ちゅらさん」でヒロインを演じた約25年前は、自分のことでいっぱいいっぱいで、母親役の田中好子さんや父親役の堺正章さんをはじめとした皆さんに本当の家族のように接していただき、心の支えになってもらっていました。そのおかげで乗り越えられた部分が大きかったです。母親役がどれだけ重要かわかっている分、プレッシャーもありましたが、自分も朝ドラのお母さんの一員になれることがとにかくうれしかったです。

――演じられる葉野リョウはどんな役ですか?

「母親だからこうしなくては」とは決めず、珠さまのお芝居をすべて受け入れよう、子どもたちをそのまま受け止めようという心構えで撮影に入りました。自分自身に子どもがいるということが母親を演じる上ですごく大きくて、母として感じる感情はうそではないと身にしみています。
ずっと珠さまの味方でいつづけるのがリョウのすてきなところです。どんな局面でも子どもの一番の味方でいるということを、ブレずに貫いている人だと感じています。前向きで働き者で、自分が落ち込んだら子どもたちも落ち込んでしまうとよく知っていて、とにかく自分が元気でいるようにするのもすごいなと思います。

――珠の東京行きを後押しするシーン(第18回)についてお聞かせください。

珠さまが暗いと家の中もドーンと沈むので、リョウはずっと「元気出しんさい」「頑張りんさい」と声をかけていました。けれど、第4週で珠さまが「ウチ、ずっと一生、このまんまなんじゃろうか」と泣いた時、守、俊子、英男はいつも明るいお姉ちゃんが落ち込んで号泣しているのを初めて目の当たりにしたと思うんです。ここはなんとしてでも珠さまに元気になってもらわなきゃ! という母親としての願いもあって、優しく言うのではなく、強く、結構キリッとした感じで岩国を出る後押しをしました。珠さまは弟と妹のためにも自分が働かないと! と思っていますし、お母かかに気を遣う子です。そんな珠さまの背中を押す場面なので、監督も「やんわりと東京行きを勧めたのでは珠さまは絶対に断ると思うから、もう行きなさい、行って自分の人生を歩みなさいと強く言ってください」とおっしゃっていたので、強い思いで言うことを意識しました。

――「ブラッサム」の見どころや視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします。

全部見どころですが、特に序盤は珠の根っことなる家族の絆が描かれました。この先も、きょうだい愛や母の愛にどうぞご注目ください。リョウの母としての成長も見どころのひとつです。子どもたちへの声かけが成長に合わせて変わっていきますし、それぞれの性格に合わせてこの子にはどんなふうに話せば響くのか、リョウもどんどん学んでいきます。毎回見どころがいっぱいあるので、ぜひ1日たりとも見逃さずに楽しんでいただけるとうれしいです。


2026年度後期 連続テレビ小説「ブラッサム」

毎週月曜~土曜 総合 午前8:00~8:15ほか

【物語のあらすじ】
明治30年(1897年)、主人公・葉野はの珠たま(石橋静河)は山口県の岩国に生まれました。実母は珠が2歳の時に亡くなり、父(渡部篤郎)と後妻である継母(国仲涼子)によって育てられました。女学校を卒業後、代用教員として働き始めますが解雇され、故郷の岩国を追われることになります。親戚を頼って上京したことで、珠は幼き日の夢を強く意識し、小説の懸賞応募から、作家の道を切り開きます。
しかし、世の中は価値観が大きく揺れ動く時代。
大正から昭和にかけて、関東大震災と戦争、結婚と離婚、倒産そして借金……と、珠は、さまざまな困難にのみ込まれながらも、作家として生きることに向き合います。そうした中で、小説家として花を咲かせるのです。
時には敵を作り誤解され、傷つけ傷つきながらも、自由を求めて生きることに正直であり続けた珠は、小説に思いを忍ばせることで、読む人に「幸せ」を運んでいくのです。

※実在の人物をモチーフとしますが、大胆に再構成します。登場人物名や団体名などは一部改称して、フィクションとして描きます。原作はありません。

作:櫻井剛、小松與志子
音楽:fox capture plan
主題歌:「咲き誇れ」YOASOBI
語り:三條雅幸アナウンサー(NHK大阪放送局)
出演:石橋静河、加賀まりこ、松たか子、国仲涼子、渡部篤郎/染谷将太/錦戸亮/井浦新、遠藤憲一/尾野真千子 ほか
制作統括:村山峻平、櫻井壮一
プロデューサー:大野陽平
演出:盆子原誠、中泉慧、佐藤玲衣、田中陽児、小林直毅、野田雄介

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