NHK放送博物館では、11日まで、体験型のイベント「ほーはく夏祭り」が行われています。“電池のいらないラジオ”を作る、内視鏡カメラで謎の洞窟をのぞいてみる、科学番組の装置でいろいろなものを“拡大”して見るなど、放送博物館ならではの体験ができます。


電池のいらないラジオを作ってみよう!

5つの部品を組み合わせるだけのゲルマニウム・ラジオ

放送100年ならではのブースが「ゲルマニウム・ラジオ体験ワークショップ」。放送が始まった100年前に聴かれていたラジオは、 “電池を使わない”鉱石ラジオでした。それと同じ仕組みのゲルマニウム・ラジオを作ってみましょう。
2,3分で組み立てて、放送を聴くことができます。なんで音が出るの? 電波って何? など、子どもの自由研究のヒントのみならず、大人の知的好奇心もくすぐっています。


内視鏡カメラで覗いてみると……?

工業用内視鏡で“謎の穴”をのぞいてみると

 “内視鏡カメラを使って洞窟探検!?”では気軽に探検気分が味わえます。中がどうなっているのかわからない小さな穴に、細長い小型カメラを入れてリモート操作で探索します。小型カメラの先に広がる風景は?

科学番組で使われた投影装置

初期の科学番組で使われた、小さなものを拡大してテレビに映すための装置。その装置を実際に動かして、身のまわりのものを見てみると、いつもとは違った見え方の中に発見があるかもしれません。


このほかにも、“虫の眼カメラ”で独特のアングルでものを見たり、スポーツ中継で使われる、動くものの軌跡を表示する映像装置に自分が映ってみたり、8Kハイスピードカメラで自分をスローモーションで見てみたり、などの体験ができます。

「ほーはく夏祭り」は8月11日(月・祝)まで開催(4日は休館日)。開館時間は午前9時30分~午後4時30分。入場は無料です。

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または放送博物館のホームページ (ステラnetを離れます)

(文/NHK放送博物館 館長 山本雅士)