2026年1月5日(月)放送スタートの夜ドラ「替え玉ブラヴォー!」。
「ラーメン」と「クラシック・バレエ」。一見、「油」と「水」のような関係が絡み合う時に何かが生まれる——。作家・岸本鮎佳が「友情」をテーマに描くちょっとブラックな大人のためのコメディーに、新たな出演者が発表された。

北香那演じる主人公・佳里奈の職場の仲間として、吉沢悠、川久保晴。天野はな演じるバレリーナの優美がバイトする大人向けバレエ教室の生徒として、梅沢昌代、田中真弓、コウメ太夫、異儀田夏葉が出演。

また、バレエ団のシーンでは、東京バレエ団のゲスト・プリンシパルの上野水香と、元英国
バーミンガム・ロイヤル・バレエ団の厚地康雄が参戦。バレエファンにはたまらない布陣となった。


佳里奈の上司・又野信一郎役/吉沢悠(※第3週~)

【プロフィール】

よしざわ・ひさし

1978年生まれ、東京都出身。98年に俳優デビュー。以降、テレビ、映画、舞台など幅広く活躍し、主演から脇役まで数多くの役を演じ分ける。
NHKでは、プレミアムドラマ「鴨川食堂」、ドラマ10「悪女について」、大河ドラマ「平清盛」、「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」などで好演した。来年の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』では主演ハリー・ポッター役としてカムバックする。近年では、役者の幅を広げ、人間味あふれる演技で幅広い層から支持される。

【吉沢悠さんのコメント】
「替え玉ブラヴォー!」という番組名を聞いた時、コメディ? ラーメン? と様々さまざまな予想をしてしまいました。
15分の短いドラマの中に、毎話、見事に“日常の共感できる物語”が描かれている台本を読んで、「ラーメン×クラシックバレエ」の要素がこんなにも自然に入ってくるのか⁉︎と驚きました。
私が演じる又野という役もちょっと一癖ある人で、主人公の千本さんの思い通りにはさせません!
「どんな話なんだろう?」と興味を持ってくださった皆さん、、、、、、
タイトルの意味も含めて、是非ドラマをお楽しみください。


佳里奈の後輩・川添ひかり役/川久保晴

【プロフィール】

かわくぼ・さえ

1995年生まれ、愛媛県出身。学生時代から舞台を中心に活動し、一人芝居や一人コントも脚本から出演まで一人で手掛け多数上演している。
近年の主な出演作に、ドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」、連続テレビ小説「虎に翼」、「夫の家庭を壊すまで」、「ひだまりが聴こえる」、「仮想儀礼」、「超人間要塞ヒロシ戦記」、舞台『家政婦のミタゾノ THESTAGE レ・ミゼラ風呂』(2025)などがある。

【川久保晴さんのコメント】
大好きな夜ドラで、大好きな岸本さんの書かれる、面倒くさくて、面倒くさいからいとおしくて、人間であることを抱きしめたくなるような、そう感じた次の瞬間にはそんなれいなもんじゃねえなと思い出させてくれるような、それでもやっぱり抱きしめてしまうような、クレイジーで愛おしいドラマに、面倒くさい人間として居させていただけることが、本当に幸せです。
たくさんの人の色んな1日の、終わりや途中や始まりかもしれない夜の、15分に、このドラマがある日々が、今から本当に楽しみです。


バレエ教室の生徒・野中登茂子役/梅沢昌代(※第3週~)

【プロフィール】

うめざわ・まさよ

1953年生まれ、東京都出身。1995年に舞台『父と暮せば』で第2回読売演劇大賞優秀女優賞受賞。2005年には『箱根強羅ホテル』で紀伊國屋演劇賞、2015年には『ピアフ』で菊田一夫演劇賞を受賞している。そのほか、映画・ドラマなどで幅広く活躍。
NHKでは、大河ドラマ「おんな城主 直虎」「青天を衝け」、連続テレビ小説「エール」「らんまん」、プレミアムドラマ「ライオンのおやつ」、夜ドラ「カナカナ」「ミワさんなりすます」などに出演。

【梅沢昌代さんのコメント】
クラシックバレエに初挑戦! 何とか形にする為に毎回必死のレッスンでしたが、最終的には連帯感が生まれた気がします(笑)本当に頑張りました。田中真弓さん演じる松金さんとの軽口の応酬はライヴ感があってとても楽しかったです。けなし合っているのに実は仲良し。女同士、しばらく連絡を取っていなくても再会した時に何の説明もせずにあれこれ話せる、沈黙の時間さえも安心して共有出来る、そんな同時代を生きた友人がいる事は幸せです。佳里奈と優美も将来そうなるのかな?


バレエ教室の生徒・松金麗子役/田中真弓(※第3週~)

【プロフィール】

たなか・まゆみ

1955年東京都渋谷区生まれ。青山学院女子短大国文学科卒。テアトル・エコーの劇団員を経て声優として活躍。
アニメ「ONE PIECE(ワンピース)」の主人公ルフィ、「ドラゴンボール」シリーズのクリリン、「天空の城ラピュタ」のパズー役などをつとめる。
ドラマや舞台にも多数出演。NHKでは、連続テレビ小説「虎に翼」で主人公を支える女性「稲」を演じた。

【田中真弓さんのコメント】
若い時は、色々と悩むこともありましたが、古希をすぎた今は、全てが楽しい!
楽しすぎて今回衣装合わせから大爆笑!
野中さんと罵り合っちゃあ大笑いしたのが、楽しかった〜
帰り道その状態が続いて「野中さんと松金さん」なんだか、「梅沢さんと田中さん」なんだか(笑)
70歳で初めてバレエを経験しました。新しい扉が又1つ開いてしまいました。恐ろしや〜(笑)
老いも若きも「替え玉ブラヴォー!」を見てブラヴォーな人生を♡


バレエ教室の生徒・まき剛昭たけあき役/コウメ太夫(※第3週~)

【プロフィール】

こうめ・だゆう

1972年生まれ。コンビ解散を経てピン芸人に転身後、「エンタの神様」でブレイク。現在はバラエティ番組を中心に出演中。マイケル・ジャクソン好きが高じて「ジャクソン太夫」というキャ
ラクターでダンスネタも披露。第1回ムーンウォーク世界大会お笑い部門準優勝。その特異なキャラクターをかし役者業でも奮闘。
NHK「ひとりでしにたい」、NHKBS「星新一の不思議な不思議な短編ドラマ」等に出演。

【コウメ太夫さんのコメント】
最初にドラマ出演のお話をいただいた際、バレエ教室に2年も通っている生徒役と聞き、とても驚きました!
普段踊るのはマイケル・ジャクソンのダンスばかりなので、クラシックバレエは初挑戦です。
バレエ教室の和やかな雰囲気、主人公の葛藤、是非ともご覧ください! ブラヴォー!


バレエ教室の生徒・浦上恭子役/異儀田夏葉(※第3週~)

【プロフィール】

いぎた・なつは

1981年生まれ。広島県出身。早稲田大学卒業後OL時代を経てフリーの俳優として活動。劇団 KAKUTAに10年間在籍後、2022年退団。その後、舞台・映像・CM・ラジオドラマなど活動をひろげる。近年の出演作に、舞台 iaku『流れんな』『はぐらかしたり、もてなしたり』、EPOCH MAN『我ら宇宙の塵』、オフィスコットーネ『磁界』、ONEOR8『かれこれ、これから』ドラマNHK大河ドラマ「光る君へ」「麒麟がくる」、連続テレビ小説「おかえりモネ」など。
主演短編映画『お願いだから、唱えてよ』(佐島由昭監督)にて第2回SAITAMAなんとか映画祭にて俳優賞受賞。

【異儀田夏葉さんのコメント】
「すべての悩みは対人関係の悩み」とアドラーさんも言っています。主人公・佳里奈のように、わたしもたくさんの人と出逢であい、たくさん悩み、たくさんの別れを経験し、そのたびに七転八倒してきました。きっとこれからもそうなのでしょうが、いま横にいてくれる人のおかげでわたしは笑っています。いま悩んでいるひとが少しでも笑顔になるドラマになりますように!


プリンシパル・御園生みそのうさき役/上野水香(バレエダンサー)

【プロフィール】

うえの・みずか

神奈川県出身。ローザンヌ国際バレエコンクールにてスカラシップ賞を受賞後、モナコのプリンセス・グレース・アカデミーに2年間留学。牧阿佐美バレヱ団をへて東京バレエ団に入団。古典全幕から現代作品まで幅広い作品に主演。
特に故モーリス・ベジャール自身が『ボレロ』の主演に選んだ唯一の日本人女性ダンサーとしても知られる。マチュー・ガニオをはじめ数々の世界的ダンサーとも共演を重ね、ミラノ・スカラ座の他著名な歌劇場、フェスティバルにゲストとして出演を続けている。令和3年度(第72回)芸術選奨文部科学大臣賞、紫綬褒章など受賞歴多数。

【上野水香さんのコメント】
ドラマの出演は初めてです。
そして私の夢の一つでもありました。
撮影の現場は、舞台やリハーサルとはまた違った活気と緊張感にあふれていて、ワクワクしました。
少しだけですが台詞せりふもあり緊張したけれど、踊りと違う表現で自分以外の人物を演じることが、新鮮で楽しかったです。
放映もまた、どんな感じに見えることやらドキドキなのですが、楽しみでもあります。
私のドラマデビュー、もし良かったらご覧になってください。


プリンシパル・芝谷涼介役/厚地康雄(バレエダンサー)

【プロフィール】

あつじ・やすお

栃木県出身。2006年に英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団(以下BRB)に入団。2011年に新国立劇場バレエ団に移籍し『くるみ割り人形』『ジゼル』など多数の作品に主演。2013年にBRBに再入団し、2018年に日本人男性として初となる同団プリンシパルに昇進。『ロミオとジュリ
エット』『眠れる森の美女』『白鳥の湖』などのBRBを代表する数々の作品に主演し英国内外の舞台で活躍。2022年の退団後は本拠地を日本に移し、東京バレエ団をはじめ多くのバレエ団、フェスティバルにゲストとして招かれ活躍の場を広げている。2023年、宇都宮エスペール賞を受賞。

【厚地康雄さんのコメント】
初めてのドラマ出演、踊り慣れた「白鳥の湖」がどうなるんだろう!? というワクワク感の中で撮影に臨みました。
通常の舞台ではありえない角度から撮っていただいたり、踊りと台詞が融合し、映像という形に仕上がっていく過程をつぶさに見られたことは僕にとって新鮮な驚きと喜びでした。
特にバレエシーンは全力で踊りきりましたので、視聴者の皆さまに楽しんでいただけることを願っています。


メインビジュアル・ディレクション:吉川エリ
※ドラマ本編のタイトルバックも担当

【プロフィール】

よしかわ・えり

1991年生まれ、長野県出身。多摩美術大学情報デザイン学科出身。2019年に映像ディレクターとしての活動を開始。2023年クリエイティブチーム「ニュー域」を設立。2024年よりEPOCH Inc.に所属。ポップ、脱力、シュール、クール、レトロ、ビューティーなど様々さまざまなテーマに合った世界観を制作することが可能。ピュアな気持ちで被写体に寄り添いながら、ユニークで彩り豊かなビジュアルを作り出すことを得意とする。

【吉川エリさんのコメント】
お話をいただいてから、ドラマの撮影現場も見学させていただき、たくさんの対話を重ねてこのメインビジュアルが生まれました。麺で描かれている荒波はふたりを取り囲み、ときにトゥシューズのリボンのように姿を変えながら、ふわりと漂っては運命の糸のように絡み合っていく。主人公・佳里奈の人生そのものをひとつの舞台演目とし、そんな世界の中で戸惑う彼女の表情が印象的なビジュアルを目指しました。

普段は映像ディレクターとしてCMやMVを中心に制作していることもあり、メインビジュアルやタイトルバックのディレクションのお話をいただいた時は本当に驚きました。撮影は平田正和さん、イラストとデザインはTAMBOのみなさんにお願いし、その他にもたくさんの方の力を借りて完成したビジュアルです。果たして、どんなドラマになるのか……、視聴者のひとりとしてとても楽しみにしています!


【制作統括:石澤かおるチーフ・プロデューサーのコメント】

盛りだくさんで、何からご説明していいやら、、、、、、珠玉の才能に集まって頂きました! 佳里奈の職場には一癖も二癖もある人たち。大人向けのバレエ教室は、最近増えているそうで、実際に取材させて頂いた雰囲気がとてもすてきだったので、ストーリーに入れ込みました。キャストは、異儀田さん以外はバレエ初挑戦の方ばかり。いくつになっても、何かになれるわけじゃなくても、とにかくバレエが好きで楽しんでいる姿から、佳里奈と優美は一体どんなことを受け取るのでしょうか。

そして今回、バレエ団のシーンは本当に厳しい世界であることを見せたい! ということで、日本を代表するバレエダンサーであるお2人、上野水香さん&厚地康雄さんのご出演がかないました。お2人のバレエシーンは、スタッフもカメラが回っていることを忘れて思わず見とれてしまうほど……。ぜひご期待ください! そして、本作のメインビジュアルは、吉川エリさんに手がけて頂きました。佳里奈の人生を舞台に見立て、そこで起きる悲喜こもごもをお楽しみいただければと思います。


夜ドラ「替え玉ブラヴォー!」(全20回/5週)

2026年1月5日(月)放送スタート
毎週月曜~木曜 総合 午後10:45~11:00

NHK ONEでの同時・見逃し配信予定(ステラnetを離れます)

【あらすじ】
広告代理店で働く千本佳里奈(北香那)は、バレエウェアブランドの発表会を担当することになったが、予定していたダンサーが来られなくなり、バレエ経験者という理由で急きょ代役にされてしまう。予想外のアクシデントに見舞われたその日、佳里奈にはもう1つ、衝撃的なことが起こる。親友・二木優美(天野はな)から突然、絶交を言い渡されたのだ。優美は子供の頃からの夢をかなえてプロのバレリーナになっていた。絶交を信じることができない佳里奈は、優美の自宅や職場のバレエ団を訪ねるが、顔を合わせることすら拒否されてしまう。理由がわからず戸惑う佳里奈が、ふらっと入ったラーメン店では、なんと優美が働いていた!! 佳里奈と優美の友情は、果たして元に戻るのか。

作:岸本鮎佳
音楽:近谷直之
出演:北香那、天野はな、駒木根葵汰、葵揚、吉沢悠、川久保晴、梅沢昌代、田中真弓、コウメ太夫、異儀田夏葉、キンタロー。、野添義弘
制作統括:石澤かおる
プロデューサー:二見大輔
演出:中島由貴、伊集院悠、曽我まりこ