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宝くじふるさとワクワク劇場　地元出演者たちのオーディション――笑いと感動の舞台へ

2025.12.10

NHK財団

展開・広報事業トピック #宝くじふるさとワクワク劇場

自治総合センターが主催する「宝くじふるさとワクワク劇場」は、宝くじの助成金を活用して地域に文化と笑いを届ける広報・文化事業として2000年11月にスタートしました。NHK財団（前身・NHKサービスセンター）はこのイベントの制作・運営を担っています。開始から丸25年となり、公演数は通算200回に達しました。
地域に笑顔と感動を届け続ける、全国規模の文化公演事業です。

吉本新喜劇のメンバーと共演ができる！出演者オーディション開催

「宝くじふるさとワクワク劇場」は、2部構成のイベントです。第1部は落語家をはじめ、コントや漫談・漫才などお笑い芸人が出演する「お笑いオンステージ」。そして第2部は、吉本新喜劇メンバーと地元出演者のみなさんが夢の共演！を実現する「ほのぼのコメディ劇場」です。

2026年1月25日（日）に茨城県土浦市で行われるイベントに先立って、12月6日（土）、会場となるクラフトシビックホール土浦（土浦市民会館）で、出演を希望する地元のみなさんのオーディションが行われました。熱気あふれる当日の様子をご紹介します。

夢の舞台へ！熱気あふれる土浦の挑戦者たち

第2部の「ほのぼのコメディ劇場」は、笑いと温かさに包まれた特別な舞台です。吉本の作家による脚本・演出、そしてプロの芸人と共演する体験は、一生忘れられない思い出になるでしょう。舞台に立って地域の文化を盛り上げる一員になれる、というのも魅力の1つです。

本番の舞台に上がれるのは誰になるのか……選考会は、地元の皆さんが「笑顔を届けたい」や「一生に一度の舞台に立ちたい」という熱い想いを胸に挑む、笑いと感動にあふれる時間です。

この日のオーディションには、土浦市や近郊から12名が集まりました。
応募者の年齢は、なんと7歳から75歳まで！世代を超えた挑戦者たちです。
ところが……当日はインフルエンザの影響で欠席者も出るなど、アクシデントもありました。きっと残念だったと思います。

当日、オーディションは、午後2時開始！
まずはクラフトシビックホール土浦の宮田所長がご挨拶。そのあと審査の流れが伝えられます。

開始前の静寂は、まるで本番前の舞台裏のよう。しかし、その空気を一変させたのが、吉本興業所属のお笑い芸人「ワラバランス※」の登場です。

^{※ワラバランスは、吉本興業東京本社所属のお笑いコンビ。2012年9月結成。2024年M-1グランプリ準々決勝進出。}

オーディションはこの2人によるインタビュー形式で行われます。緊張と期待が入り混じった参加者たちを2人が軽妙なトークでほぐし、みんな笑顔に――。一人ひとりが自分の個性を存分に発揮し、熱い想いを語ってくれました。

全員の審査終了後、約15分の審査タイムを経て、合格者が発表されました。合格者はそのまま開催当日に向けた説明会に参加し、衣装や台本の確認を行いました。本番に向けて、期待が高まりました。
（※観覧についてはこの記事の最後に掲載しています）

オーディションに参加したみなさんの声からご紹介しましょう。

30代女性：土浦市のホームページを見ていて、「出演者に会いたい！」という気持ちが強くなり、その場の勢いで応募しました。

50代男性：人生、何があるか分からない。一度きりの人生、何かに挑戦してみたいと思いました。

50代女性：土浦市に笑顔を届けたくて、今回応募しました。

それぞれの自己紹介に、オーディション会場は温かい拍手に包まれ、同時に挑戦者たちの熱量もひしひしと伝わります。――この日集まったのは、ただの参加者ではありません。夢に向かって一歩を踏み出した、勇気ある挑戦者たちでした。

オーディション審査を終えて（吉本興業演出・髙畠清さん）

本日のオーディション挑戦者は、舞台に立つ緊張感の中でも、しっかりと声を響かせ、急な問いかけにも臨機応変に応じる姿が印象的でした。次は出演者として、その魅力を存分に発揮していただければ、きっと観客を笑顔にする楽しい舞台が生まれることでしょう。本番を迎えるにあたり、当日のリハーサルでは、まず緊張をほぐし、人前に立つことの楽しさを感じてもらいたいと思います。心に楽しさが芽生えれば、舞台に立つ姿から、きっとそれが来場者にも伝わり「良い舞台だった」と感じていただけるはずです。