映画や配信ドラマなど国内外でかつてないほど新しい時代劇が脚光を浴びる中、NHKが東映京都撮影所とタッグを組み、スペシャル時代劇「眠狂四郎」を制作することが発表されました。眠狂四郎役には、大河ドラマ「麒麟がくる」以来のNHKドラマ主演となる長谷川博己さんが決定。時にニヒルな笑みを浮かべ、華麗なる太刀筋で美しくも容赦なく斬り捨てます。
江戸後期の乱れた世を背景に、欲望に走る老中・豪商、信仰に生きる隠れ切支丹、密命を帯
びた刺客、謎の女盗賊、狂四郎打倒に執念を燃やす剣豪と敵味方が入り乱れ、狂四郎の命を
狙います。そしてついに明かされる“眠狂四郎”の呪われた過去と青き瞳の秘密……。
名刀・無想正宗を手に必殺の円月殺法を駆使し、この世の醜悪なる者たちを容赦なく斬り捨てる“眠狂四郎”——その新たな物語に期待が高まります。
【あらすじ】
将軍・徳川家斉の下、老中・水野忠成と水野忠邦が幕閣内の権力争いで激しくしのぎを削る文政の世。名刀・無想正宗を携えた謎の浪人・眠狂四郎(長谷川博己)が江戸に現れる。狂四郎は老中忠邦の側近・武部仙十郎から、忠邦を狙う刺客を倒すよう密命を受けたのだった。一刀のもとに刺客を斬り捨てる狂四郎だが、絶命した刺客の首にはロザリオがあった。
狂四郎は後日、刺客の妹・茅場静香を探り当て、形見のロザリオを渡し、兄を斬り捨てたことを告げる。自身も熱心な信者である静香は、切支丹仲間の身を案じ、信徒たちを束ねる豪商・備前屋に助けを求める。備前屋は屋敷の地下に礼拝堂を作り、信仰の場として提供していた。そして信徒たちを守るため、手だれの武士たちを狂四郎暗殺に差し向ける。
同じころ、大目付・松平主水正は忠邦の失脚をもくろむ老中忠成の命を受け、忠邦と通じる狂四郎を狙うよう腹心の剣豪・戸田隼人に命じていた。狂四郎を倒すべく、敵味方が入り乱れ、激しい戦いが始まろうとしていた……!
【眠狂四郎役・長谷川博己さんのコメント】
歴代の名優が演じてきた眠狂四郎を、今回引き継がせていただきました。
新しくするのか、守るのか。その間で揺れながら、この役に向き合いました。
さまざまな想いを込めて、円月殺法で振り切った――令和の眠狂四郎。
ぜひご覧ください。
【脚本・酒井雅秋さんのコメント】
なぜ今、眠狂四郎なのか? これは難しい……
現代的なアプローチで創り直す? それなら別のオリジナル作品をやった方がいい。これまでの作品をなぞるだけなら、名作揃いの旧作を観た方がずっといい。
柴田錬三郎先生が生み出した眠狂四郎を裏切らず、なおかつ、今描くべき眠狂四郎を見つけられなければ、新たに創る意義はない。
……と、この名作を前に肩に力が入りすぎていました。そんな頭でっかちな想いではつまらないものしか生まれないと気づきました。
このチームでしか創れない眠狂四郎が必ずある、そう信じて書きました。
この作品が皆さんにとって、ワクワクする眠狂四郎になっていれば幸いです。
スペシャル時代劇「眠狂四郎」(89分)
2026年3月下旬 総合で放送予定
※NHK ONEでの同時・見逃し配信予定(ステラnetを離れます)
原作:柴田錬三郎
脚本:酒井雅秋
出演:長谷川博己 ほか
制作統括:谷口卓敬、髙橋練、土田真通
プロデューサー:土井健生
演出:一色隆司
制作:東映京都撮影所、NHKエンタープライズ
制作・著作:NHK