ドラマの出演者やスタッフが「この回のあの人、あのシーン」について語ったコメントを不定期で配信するコーナー。今回は、てい役の橋本愛さんから!
橋本愛さんの第34回振り返り
——祝言のとき以来、ていが久しぶりに眼鏡を外しました。この眼鏡を使った感情表現について、どんな風に捉えていますか?
ていにとって眼鏡は、亡き父親からのギフトで、相棒のような大切な宝物でもあります。だから、精神的にすごく大事にしていることは前提として意識しています。そのうえで、眼鏡を使ったアクションが、ていの気持ちを表すメタファーになりすぎるのは嫌だな、そこに頼らないようにしたいな、とも思っていて……。なので、どう扱うか計算しすぎないようにして、自然に生まれる衝動を大事にしています。
演出の皆さんが全体像を見られていて、「このシーンで、こういう動きをするのはどうか」と提案いただくこともありますし、自分から提案することもあります。小道具や周りの環境をいかに効果的に使えるかを考えるのが好きなので、くどくならない範囲で試行錯誤しています。
——蔦重(横浜流星)からは「なんで眼鏡、取るんだよ?」と言われました。
最初に台本を読んだときには、私もなぜていが眼鏡を外しているのかわからなくて、大いなる謎でした(笑)。でも、そこから感情を埋めていく作業をして、「こういうことなのかな?」という理由を何パターンか考えたうえで撮影に臨みました。
——その理由とは?
それは見てくださった皆さんの解釈に委ねたいと思っています(笑)。
