大河ドラマ「べらぼう～蔦つた重じゅう栄えい華が乃の夢ゆめ噺ばなし～」に登場した黄表紙を中心に、黄表紙の魅力をアニメで描く5分シリーズ「べらぼうな笑い～黄表紙・江戸の奇想天外物語！」。第1弾の好評を受けて、第2弾が9月7日（日）ほかで放送されます。

大河ドラマでは時代が大きく動き、田沼時代からいよいよ松まつ平だいら定さだ信のぶ（井上祐貴）が行う「寛政の改革」が始まります。また、蔦重（横浜流星）が出版した幕府をちゃかす黄表紙は大ヒットしますが、蔦重には思わぬ結果が待ち受けます。

声の出演は、第1弾に引き続き、関智一さん、水樹奈々さん。そして、今回の第2弾で新たに山路和弘さんが加わることが発表されました。山路さんのコメントが届きましたので、ご紹介します。

【声の出演・山路和弘さん（「べらぼう」では女郎屋の主・扇おうぎ屋や宇う右衛え門もん役）のコメント】

黄表紙自体は以前から知ってはいましたが、物語にいろんな要素が詰まっていて実はよくは分かりませんでした。今回は挿絵を動かしてくれて、セリフ劇で見せてくれるので、内容がよく分かってありがたいです。関さん、水樹さん、素晴すばらしいお2人との声の共演を僕自身楽しみましたし、みなさんにもぜひ楽しんでいただければと。徳川将軍や松平定信をちゃかす作品（『鸚鵡返おうむがえし文武ぶんぶの二道ふたみち』）をみなで読んで笑うという、すごい時代だと思いますし、それを堂々と出す蔦重、改めてすごいと思います。

◆ラインアップ

『文ぶん武ぶ二に道万石どうまんごく通とうし』

【初回放送】9月7日（日）総合 午後1:50～1:55
学問と武芸を奨励した松平定信の「寛政の改革」をちゃかした話題作
（「べらぼう」第34回、第35回に登場！）
出版：天明8年（1788）
作：朋誠堂喜三二　画：喜多川行麿
版元：蔦屋重三郎

『鸚鵡返おうむがえし文武ぶんぶの二道ふたみち』

【初回放送】9月14日（日）総合 午後2:55～3:00
徳川将軍や松平定信をちゃかした問題作
この作品が元で恋川春町こいかわはるまちは……
（「べらぼう」第35回、第36回に登場！）
出版：寛政元年（1789）
作：恋川春町　画：北尾政美
版元：蔦屋重三郎

『箱入はこいり娘むすめ面めん屋や人にん魚ぎょう』

【初回放送】9月15日（月・祝）総合 午後11:35～11:40
黄表紙には昔話を題材にしたものも
浦島太郎の子どもが人魚だったら……昔話の続きを大人向けに
出版：寛政3年（1791）
作：山東京伝　画：北尾重政
版元：蔦屋重三郎

『心学早染草しんがくはやそめくさ』

【初回放送】9月23日（火・祝）総合 午後11:35～11:40
黄表紙最大のヒット作と言われる
「善玉」「悪玉」2つのキャラクターが紙面をかけめぐる！
（「べらぼう」第37回、第38回に登場）
出版：寛政2年（1790）
作：山東京伝　画：北尾政美
版元：大和田安兵衛のちに蔦屋重三郎

「べらぼうな笑い～黄表紙・江戸の奇想天外物語！」

9月7日（日）総合 午後1:50～1:55 ほか

声の出演：
山路和弘（「文武二道万石通」「鸚鵡返文武二道」「心学早染草」）
関智一（全作品）
水樹奈々（「文武二道万石通」「箱入娘面屋人魚」「心学早染草」）

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