若き数学者たちの交錯する思いを鮮烈に描いた岩井圭也 原作の青春小説『永遠についての証明』。今年3月に特集ドラマ枠で放送され話題となった本作を、10月に前編と後編の2週にわたってプレミアムドラマ枠で放送することが発表されました。

このたび、放送に先駆け、新たなキービジュアルが公開。主演の杉野遥亮さん、その友人役を務める竜星涼さん、関水渚さん、彼らの教授役の筧利夫さん、小澤征悦さんから撮影後のコメントが届きました!


【あらすじ】
天才的な数学の才能を持つ三ツ矢暸司(杉野遥亮)は、協明大学数学科に特別推薦で入学。熊沢勇一(竜星涼)、斎藤佐那 (関水渚)と出会い、数学の難問に挑む中で、深い友情を育んでいく。しかし、暸司の圧倒的な才能は、次第に周囲に複雑な感情を呼び起こし、3人の関係は少しずつすれ違っていく。そんな彼らを温かく見守る教授(小澤征悦)、厳しく指導する教授(筧利夫)、そして息子を理解しようとする暸司の母親(岸本加世子)、さまざまな視点が交差する中、暸司はただ一人、誰も解いたことがない「コラッツ予想」という難問にのめり込んでいく。「天才と秀才」、「閃きと努力」、「友情と孤独」、交錯する葛藤の果てには、予想だにしない結末が待ち受けていた──。


主人公・三ツ矢瞭司役 杉野遥亮

【杉野遥亮さんのコメント】

瞭司は数学だけではなく色んなことが見えていたのかなと演じていて思いました。瞭司という人を演じてみて、演じる前よりも好きになれました。短い時間でしたが楽しかったです。
作品全体としての見どころは、瞭司と熊沢から生まれる化学反応に注目してほしいです。


熊沢勇一役 竜星涼

【竜星涼さんのコメント】

人間らしくて熊沢が自分よりも優れてる人に嫉妬したり、またそんな自分に対して嫌悪感を感じたり、それも含めて青春って感じるんだなと思いながら演じさせていただきました。
暸司・佐那・熊沢の三者三様の生き方の選択っていうものに注目しながら自分はどのタイプなのか当てはめながら見ていただけると面白いんじゃないかなと思います。


斎藤佐那役 関水渚

【関水渚さんのコメント】

怖いもの知らずで、明るい未来ばかり想像しながら突き進んでいく佐那を演じていた日々は私も明るく前向きでいられました。共演者の皆様も素晴すばらしい先輩に恵まれ、撮影期間中はご褒美のような日々でした。
この作品は純粋無垢むくな大学生が30代の大人になっているシーンから始まります。人が大人になっていく過程が生々しく、だからこそ美しく描かれています。ぜひご覧ください!


平賀寿彦役 筧利夫

【筧利夫さんのコメント】

数学者というこれまで経験したことのない役柄と難易度最強の台詞せりふ。想像力だけが頼りと丹念に台本を読み込み、小説をオンラインで購入し毎日研究するというかなりの日数をかけ充実した準備をし役に立ち向かいました。巨大な壁に立ち向かう青春真っただ中の若者が織りなす挑戦、諦め、挫折、そして達成。
このドラマを4Kでご覧になれる現在のテクノロジーが必ずや皆様を次なる時代へと連れ去っていくことでしょう。放送日までに覚悟をお決めになられることをお勧め致します。


小沼繁行役 小澤征悦

【小澤征悦さんのコメント】

「同じ方向を向いてる仲間がいるって、いいでしょ」
これは、自分が演じさせて頂いた小沼教授が、杉野さん演じる三ツ矢暸司に向けて発した言葉です。とても良いセリフ、言葉だなと感じました。
この物語では、数学を通しての仲間、という意味ですが、これはどの分野、関係性でも同じです。撮影も同じです。志を持って、同じ目標に向かい、仲間と力を合わせて成し遂げて行く。軋轢あつれきや摩擦もあるかも知れないが、それを乗り越えた先に広がる景色が見たくて、頑張る。てきなことです。でも、そこに馴染なじめない人も、必ずいます。それが、三ツ矢です。それが三ツ矢のかなしみであり、また、三ツ矢が天才たる由縁です。この作品でそんな空気感を感じて頂けたら、とても幸いです。


プレミアムドラマ「永遠についての証明」(全2回)

【前編】10月5日(日) NHK BS/BSP4K 午後10:00~10:45
【後編】10月12日(日) NHK BS/BSP4K 午後10:00~10:45

原作:岩井圭也 『永遠についての証明』
脚本:山岡潤平
音楽:青木沙也果
出演:杉野遥亮、竜星涼、関水渚、筧利夫、岸本加世子、小澤征悦 ほか
演出:塚本連平
制作統括:志村彰(The icon)、 神林伸太郎(NHKエンタープライズ)、 谷口卓敬(NHK)

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