2025年9月27日(土)~28日(日)に開催された国際協力のイベントで、親子向けのワークショップを行いました。タイトルは「Let’s Find the Fun with NHK WORLD-JAPAN」。子どもたちが大勢参加し、英語を使って創造力を刺激する、楽しい体験になりました。(NHK財団はNHK国際放送局と共にこのイベントの運営を担当しました)

参加したイベントは「グローバルフェスタJAPAN2025」。国際協力やSDGs(持続可能な開発目標)に取り組む団体が集まり、国際協力への理解・関心を深めるイベントで、西新宿の高層ビルの広場で行われました。 「ことば」は国際理解の第一歩、ぜひ語学に親しんでほしいという想いから、私たちは親子向けの体験型ワークショップを企画しました。


「見立てる」って楽しい! MITATERUの世界へようこそ

選んだ題材はEテレ「みたてるふぉーぜ」です。

「みたてるふぉーぜ」
Eテレで毎週土曜日午後6時50分放送中!

(※ステラnetを離れます)
「みたてるふぉーぜ」のテーマは「見立て」。日本で古くから用いられてきた、あるものを別のものとしてとらえる「見立て」を使い、ものの見方の多様さを伝える番組です。総合指導に鈴木康広氏を迎え、思わずまねしたくなる様々な「見立て遊び」によって子どもたちの豊かな想像力を育み、新たな世界へと導きます。

Eテレ「みたてるふぉーぜ」はNHKワールド JAPANで英語版も放送しています。今回のワークショップでは英語版「Mitateru-phose: Let’s Change Perspectives!」を用いて「見立て遊び」を体験しました。

みんなで取り組んだのは番組内のコーナー「ちずをぬろーぜ」。青森県や鹿児島県などを型どった地図を「何に見える?」と考えます。さかさまにしたり、縦にしたり横にしたり……。子どもたちは自由な発想で何かの形に見立て、さらにクレヨンを使って描きました。地図をクルクル回して考える子、いくつも見立てを考えてクレヨンを走らせる子――、みんな夢中になって取り組んでいました。


司会はEテレ「えいごであそぼ Meets the World」のサフィ―役でおなじみのサフィヤさん。元気な「Hello!」の呼びかけで会場の空気が一気に明るくなりました。

見立てたモノを英語で表現しよう!

ぬりえが完成し、発表の時間です。子どもたちが描いた作品をテーブルごとに並べ、何に見えたかを発表します。それぞれの発表を聞きながらサフィヤさんが英語で「rabbit(うさぎ) 」「bird(鳥)」などの単語を紹介します。子どもたちも、サフィヤさんの声に合わせて発音します。

子ども向け番組の英語版がそろうNHKワールド JAPAN

後半では、NHKワールド JAPANの子ども向けコンテンツを紹介しました。
「みたてるふぉーぜ」のほかにも、「おはなしのくに」や「デザインあ neo」など、英語版が用意された番組が多数あり、アプリなどを通じて観られることを伝えました。

NHKワールド JAPANのアプリはこちらから
テレビ・ラジオの番組がライブ・オンデマンドで配信されています。 ※ステラnetを離れます

「見立て」には正解がありません。
ひとりひとりの感じ方が違うことを体感できるこのプログラムは、創造力と多様性を育む機会となり、英語の楽しさにもふれてもらえたのではと思います。子ども向け番組の英語版はNHKワールド JAPANアプリで気軽に楽しめるので、ぜひチェックしてみてください。

(取材・文/NHK財団 国際事業本部 鈴木伊都子)