松山ケンイチ主演の“法廷ヒューマンドラマ”「テミスの不確かな法廷」。

発達障害を隠して裁判官の職務に向き合う特例判事補・安堂清春(松山ケンイチ)を主人公に、裁判所職員や検事、弁護士らが真実を求めてぶつかり合い“普通”や“正義”とは何かを問いかけます。

安堂と同じ前橋地裁第一支部の検察官・古川真司を演じる山崎樹範さんからコメントが届きましたのでご紹介します。


古川ふるかわしん役/山崎樹範

事故を起こして亡くなった父の“汚名”を晴らしてくれた検察官に憧れ、その背中を追って検察の道へ。自らが起訴した被告人については、求刑が実現するよう緻密に証拠を固め、追い詰めていく実直な検察官。安堂の予測不能な言動や、それに便乗する小野崎(鳴海唯)にペースを乱されながらも、頼まれごとがあると断れないお人よしな側面を持つ。

【山崎樹範さんのコメント】

――古川を演じる上で意識したことはありますか?

普段私は役を演じる時に台本に描かれている部分を大事にしつつ、描かれていない部分をどう表現するかを強く意識しています。演じる役の人間味を豊かにしたいと考えているからです。
しかし、実際に裁判を傍聴した際に見た本物の「検察官」の方々は、いわゆるお堅いイメージの検察官そのものでした。それは刑事犯を起訴できる唯一の立場、「公益の代表者」としての責任の重さからくるものだと強く感じました。

今回、古川を演じる上で「個」ではなく「公」であろうと意識しました。しかしずーっと「個」を演じてきた私が一朝一夕に出来る事ではありません。なので吉川監督に最初にお会いした時に「僕はすぐに芝居をやり過ぎるので、気になる事があったら何でも言って下さい」とお願いしました。ベテランと呼ばれる年齢なのに恥ずかしい話です。
お堅い検察官の古川が段々と安堂や小野崎に巻き込まれてチームの一員になっていく様は各話の監督が、私の中の「公」と「個」をバランス良く導いてくださったからだと感謝しています。

その上で6話から再審請求審が動き出すとともに「前橋地裁の仲間」として、「検察組織の一員」としての2つの自分に葛藤します。
また、正しさとは何か? といった根源的な葛藤もありました。
答えはいつだって1人で出さなければなりません。でもその過程では仲間達の助けを借りる事ができます。まさにその力をくれたのが共演者の仲間達でした。

――共演のみなさんとの思い出を教えてください。

このチームの素晴すばらしさはお芝居中以外の空き時間にもあります。
松山さんが中心となってみんなで焼き芋をしたり、各々が合うと思うトッピングを持ち寄ってのじゃがバター大会もありました。
そんな中で自然と「正義」とは何か? 「普通」とは何か? 時には「愛」とは何か? をみんなで話し合いました。(その話の中心には常に、検察官 風見舞を演じた園田あいかさんがいたのです!)

オフショット 園田あいかさん(左)、山崎樹範さん。

もちろん簡単には答えが出る話ではありません。
それでも自分の意見を押し付ける事なく、誰かを否定する事なく、補い助け合いながら答えを模索している。誰もが誰かを理解しようとしている姿は前橋地裁のチームそのものでした。
その一員であれた事を誇りに思います。
この作品に出会えた事がターニングポイントだったと言えるように今後の役者人生を過ごしたいと思います。

――視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。

いよいよ次回、最終回を迎えます。
再審請求がどうなるのか? 安堂の父は何故なぜ亡くなったのか? それぞれの想いは? 気になる事が山程あると思います。
ただひとつ、ドラマ史に残るラストであると断言できます。
何故なら私がそれをこの目で見たからです。
人間の底力をまざまざと見せつけられたからです。
「テミスの不確かな法廷」最終話、不見当は許されません!


第7話「裁判所主導の職権主義」(3月3日放送)あらすじ
検察が証拠を開示しないために行き詰まる再審請求審。裁判長・門倉(遠藤憲一)は職権主義を持ち出し、異例にも裁判所主導で新たな証拠を見つけると決断。一方、裁判所には、事件に関わるかもしれない情報が寄せられる。
その中で、明らかに関連がなさそうな別の事件の情報が気になった安堂(松山ケンイチ)は、小野崎(鳴海唯)とともに被害者の父・羽鳥(田辺誠一)を訪ねる。しかし調査を進める最中、予期せぬ連絡が入り……。


ドラマ10「テミスの不確かな法廷」(全8回)

毎週火曜 総合 午後10:00〜10:45
毎週金曜 総合 午前0:35〜1:20 ※木曜深夜(再放送)

NHK ONEでの同時・見逃し配信予定(ステラnetを離れます)

原作:直島翔『テミスの不確かな法廷』
脚本:浜田秀哉
音楽:jizue
出演:松山ケンイチ、鳴海唯、恒松祐里、山崎樹範、山田真歩、葉山奨之、小木茂光、山本未來、齋藤飛鳥/市川実日子/田辺誠一(7話ゲスト)/和久井映見、遠藤憲一 ほか
演出:吉川久岳(ランプ)、山下和徳、相良健一、富澤昭文
制作統括:橋立聖史(ランプ)、神林伸太郎(NHKエンタープライズ)、渡辺悟(NHK)

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