ドラマの出演者やスタッフが「この回のあの人、あのシーン」について語ったコメントを不定期で配信するコーナー。今回は、りん役の見上愛さんとりんの妹・やす役の早坂美海さんから、第7回の振り返りをご紹介!


見上愛さん振り返り

――亀吉(三浦貴大)との子を出産して、りんは赤ん坊に笑いかけようとしますが、「父上、さびしい……」という言葉しか出てきませんでした。

亀吉さんが「はぁ、女け……」と言いながら部屋を出て行って、りんが取り残されてしまうところは、とても悲しかったです。子どもを産んだとき、りんはまだ10代でしたから、明治時代とはいえ10代の女性が背負うにはあまりにも重すぎる出来事だったと思います。命が誕生したときに、そんな言葉をかけられたら……そう考えたら私もすごくつらくて、重く受け止めながら演じていました。


早坂美海さん振り返り

――美津(水野美紀)の回想シーンとして、しん右衛もん(北村一輝)が亡くなった直後の一ノ瀬家の様子が描かれていました。あの場面は、安として何を思い、どんな感情を込めて演じていましたか?

お姉ちゃん(りん/見上愛)がお父さんの骨壺こつつぼを抱いて、安たちの帰りを待ってるところですよね。部屋に入ると、お姉ちゃんが骨壺を差し出して「申し訳ありません」と頭を下げて……。お母さんは泣き崩れていて、その悲しみも理解できていたのですが、「お姉ちゃんは、今どう思っているのだろう?」というのが、まず最初に頭に浮かびました。安としてはお母さんみたいに号泣するわけにもいかないし、ひたすら耐えているような気持ちでしたね。

もし私自身がその立場だったら、周りのことを気にせずに大号泣していたと思うんですが、安は強い子だから周りのことも考えて、お姉ちゃんが泣いていないのを見て、自分もできるだけ我慢しようとしたのではないかと思います。そういう意味では、自分ならこう思うだろうという感情とは違うお芝居になりました。