現在放送中の連続テレビ小説「ブラッサム」。明治、大正、昭和を駆け抜け、自由を求め続けた作家・宇野千代をモデルに、彼女の生きざまを大胆に再構成した、フィクションとして描くオリジナルの物語です。
珠(石橋静河)に影響を与える作家の秋山格之介役の高良健吾さんのコメントをご紹介します。
秋山格之介/高良健吾
鋭い洞察と独自の感性で名を馳せる文壇の寵児。代表作に『羅城門』『蜘蛛の巣』など。
【高良健吾さんのコメント】
――出演が決まったときの感想を教えてください。
とにかくうれしかったです。朝ドラは、僕の中で特別なものです。23歳のとき、初めて「おひさま」に出演させていただきましたが、1つの役を1年かけて演じていくこと、同じ現場でチームとして作りあげていく幸福感や、放送が始まると視聴者の方からの反応を受け取れることにも感動して、僕自身が俳優として変わることができた作品だと思っています。その後に出演した「べっぴんさん」でも、朝ドラでしか感じられない何かがあると思いましたし、それを30代後半になった僕がもう一度「ブラッサム」で経験できるということが、とてもうれしいです。

――演じられる秋山格之介はどんな役ですか?
秋山の存在は、これから珠に影響を与えていくことになります。作家としてどう悩み、何を貫くのか。その生きざまを珠に見せていくことが、この作品の中での僕の役割だと思っています。自分がどういう立ち振る舞いで、どう接することで、それを伝えられるのかを考えながら演じています。芥川龍之介さんがモチーフになった人物ですが、芥川さん本人をそのまま演じるのではなく、奥にある繊細さや鋭さのようなものを大切にしたいと思っています。
実は、僕は「ブラッサム」と同じ時期に、NHKの特集ドラマ「手塚治虫の戦争」で漫画家の手塚治虫さんの役も演じていました。それを知った珠役の石橋静河さんが、「魂の強いお二人を、どちらも演じて」と言ってくださり、その「魂が強い」という言葉がおもしろいなと思いました。
――石橋静河さんが演じる珠の印象、感想を教えてください。
石橋さんが演じる珠には、この時代を生きる女性としての強さや厳しさがあると感じています。一つひとつの表情やしぐさにその強さがあって、見ていてすがすがしさがあります。あのたたずまいは、簡単にできるものではないですし、とてもすごいことをしているのではないかと思っています。その積み重ねが、加賀まりこさん演じる(1980年代の)珠へとつながっていくところも見どころだと思っています。
――視聴者の方へのメッセージをお願いします。
秋山は、珠のことをきっと「面白い女性」だと思っていて、それこそ「魂の強さ」みたいなものを感じていたような気がします。だからこそ、「常識」、「普通」」、「当たり前」などという価値観でこの主人公を判断しないでほしいなというのはあります。自由に、朝から楽しんでご覧ください。
2026年度後期 連続テレビ小説「ブラッサム」
毎週月曜~土曜 総合 午前8:00~8:15ほか
【物語のあらすじ】
明治30年(1897年)、主人公・葉野珠(石橋静河)は山口県の岩国に生まれました。実母は珠が2歳の時に亡くなり、父(渡部篤郎)と後妻である継母(国仲涼子)によって育てられました。女学校を卒業後、代用教員として働き始めますが解雇され、故郷の岩国を追われることになります。親戚を頼って上京したことで、珠は幼き日の夢を強く意識し、小説の懸賞応募から、作家の道を切り開きます。
しかし、世の中は価値観が大きく揺れ動く時代。
大正から昭和にかけて、関東大震災と戦争、結婚と離婚、倒産そして借金……と、珠は、さまざまな困難にのみ込まれながらも、作家として生きることに向き合います。そうした中で、小説家として花を咲かせるのです。
時には敵を作り誤解され、傷つけ傷つきながらも、自由を求めて生きることに正直であり続けた珠は、小説に思いを忍ばせることで、読む人に「幸せ」を運んでいくのです。
※実在の人物をモチーフとしますが、大胆に再構成します。登場人物名や団体名などは一部改称して、フィクションとして描きます。原作はありません。
作:櫻井剛、小松與志子
音楽:fox capture plan
主題歌:「咲き誇れ」YOASOBI
語り:三條雅幸アナウンサー(NHK大阪放送局)
出演:石橋静河、加賀まりこ、松たか子、国仲涼子、渡部篤郎/染谷将太/錦戸亮/井浦新、遠藤憲一/尾野真千子 ほか
制作統括:村山峻平、櫻井壮一
プロデューサー:大野陽平
演出:盆子原誠、中泉慧、佐藤玲衣、田中陽児、小林直毅、野田雄介
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