「大河ドラマ『逆賊の幕臣』プレリュードin高崎」が、10月31日(土)に高崎芸術劇場(高崎市栄町)で行われ、小栗忠順(松坂桃李)の妻・みち役の上白石萌音さん、栗本鋤雲役の青木崇高さん、荒川祐蔵役の草川拓弥さん、佐藤藤七役・甲本雅裕さん、制作統括の勝田夏子チーフ・プロデューサーが登壇しました。
トークでは、小栗忠順の人物像やそれぞれが演じる役柄の魅力、作品への意気込みなどを語り、観客の皆さんは熱心に耳を傾けていました。
イベントの最後には、主演の松坂桃李さんからのメッセージ映像が流れたあと、サプライズで「逆賊の幕臣」の語りを青木崇高さんが務めること、さらに初回放送日にパブリックビューイングを開催することが発表されました。また、イベント終了後には、上白石さん、青木さん、甲本さんが小栗忠順の菩提寺である東善寺(高崎市倉渕町)を訪問しました。
上白石さん、青木さん、草川さん、甲本さんのコメントをご紹介します。
【みち役/上白石萌音さんのコメント】
きょうのイベントのお客様は、毎回ちょっとしたことで拍手してくださるので、すごく心が温かくなりました。
権田村で過ごした時間や、そのあとの逃避行のときも、この町の人にすごく助けてもらったということが言い伝えとして残っているので、そういう土地柄も関係しているのかなと感じました。その残り香を感じられるような今日の時間を大事に覚えておきながら、みち役を演じようと思います。また、ゆかりの高崎市倉渕の地を訪れてみますと、すごく穏やかな空気を感じました。みちさんにも、この地で忠順と穏やかに過ごせた日々が少しはあったと聞いていますので、同じ空気を感じることができて、とてもよい一日になりました。
【栗本鋤雲役/青木崇高さんのコメント】
放送前にも関わらず多くの方が来場してくださったこと、本当に感謝しています。高崎市全体が熱を帯びていることを肌で感じましたので、私たちは「逆賊の幕臣」でお返しができたらなと思いますし、撮影はまだまだ続くのでまた高崎に足を運ぶ機会があればうれしいです。このイベントに登壇したことも、今後の撮影の1つの糧となりました。またイベント内で語りを務めることも発表しました。誰が語りを担当するかのクイズでは、ほとんどの皆さんが上白石さんだと予想されていたので、良いサプライズになったのではないかなと思います(笑)。目立ちすぎず、小栗忠順に寄り添うような語りを届けたいと思います。
【荒川祐蔵役/草川拓弥さんのコメント】
大河ドラマのイベントに登壇することは初めてだったのでやっぱり緊張しましたが、出演者の皆さんと一緒に登壇できたことがまずうれしかったです。そして今日ご来場いただいた皆さんの温かさにも触れて、早く「逆賊の幕臣」を届けたいという気持ちになりました。特に温かい拍手が印象に残っていて、祐蔵というキャラクターをより立体的に届けたいという思いも新たにしました。イベント内でのクイズも出演者の皆さんと楽しむことができましたし、観客の皆さんの予想を裏切るクイズもあって楽しかったですね(笑)。
高崎市にはお仕事で何度か訪れていますが、この温かいすてきな地でまた皆さんと再会できるように頑張りたいと思います。ぜひ「逆賊の幕臣」楽しみにしていてください。
【佐藤藤七役/甲本雅裕さんのコメント】
きょうイベントに来ていただいた方は、10倍という応募があったと聞きましたけど、いろいろなところから集まってくださったにもかかわらず、ステージ上から見ていると、すごく皆さんの一体感を感じました。その様子に触れて、自分たちがこれから作品作りをしていく上で、もっともっと一体感を持って、撮影に臨みたいと思いましたし、それを見ていただければなと思いました。
イベントの後、訪ねた権田村は、藤七が生活していた村なので、懐かしいという思いになりました。小栗さんのお墓を前にしたときは、「まだまだ撮影が続いておりますので、これからも一緒に歩んで行ってください」という気持ちで手を合わせました。

2027年大河ドラマ「逆賊の幕臣」
2027年1月10日(日)放送開始予定 ※初回は15分拡大版!
毎週日曜 総合 午後8:00~8:45/翌週土曜 午後1:05~1:50(再放送)
毎週日曜 NHK BS 午後6:00~6:45
毎週日曜 BSP4K 午後0:15~1:00/午後6:00~6:45(再放送)
【物語】
万延元(1860)年。小栗忠順(松坂桃李)は、日本初の遣米使節団の中核として米艦ポーハタン号に迎えられ、大海原に乗り出す栄誉を得ていた。一方、日本の軍艦として随行する咸臨丸の勝海舟(大沢たかお)は、体調不良で船室から出ることができず、米軍士官に指揮権を譲渡するという屈辱に震えていた。
だが後世、偉業として語り継がれているのは「咸臨丸」の方だ。なぜなら小栗は、明治新政府に「逆賊」と見なされ、歴史の闇に葬られたからである――
小栗を最初に取り立てたのは、大老・井伊直弼(岡部たかし)だった。黒船来航により日本が世界経済の渦に巻き込まれ混乱が増す中、武士には珍しく金勘定や数字に強く、上役にも直言する小栗に目をつけたのだ。小栗は遣米使節として西洋文明を目の当たりにし、外国に飲み込まれない近代国家づくりを急ごうと決意する。
しかし、それは容易なことではなかった。井伊の暗殺、朝廷による開国拒否、生麦事件など攘夷
事件の続発。そしてその賠償金や、皇女・和宮の降嫁、将軍の上洛、長州征討などが、財政の逼迫に拍車をかける。更に西郷隆盛ら薩長の志士たちや島津家など大大名が幕政に干渉し、インフレや格差に苦しむ民衆は暴動を起こす。そんな中で、列強が軍事力を背景に国の独立を脅かしてくるのだ。
小栗は財政・外交・軍事を預かる要職を歴任しながら、侵略の危機と国内の分断を食い止めようと奔走する。やがて起死回生の策としてフランスから支援を取り付け、改革の加速を狙うが、協調していたはずの将軍・徳川慶喜の本心が徐々に見えなくなっていく。そんななか勝は、薩長やイギリスとも気脈を通じながら、独自の近代化路線を構想していた。
片や堅物のエリート、片や人たらしの叩き上げ。何もかも対照的な小栗と勝だが、2人とも開明派で幕府内では疎まれながら、事態が窮すると結局は頼られ、利用された。また、やるべきことをやればやるほど敵を増やし、命さえ狙われるところもやけに似ていた。
自分にない才を互いに見て取り、対立しながらも一目置き合っていた2人。だが、幕府を「改良」して人々を束ねる「仕組み」を作りたい小栗と、幕府を「解体」してでも実力ある「個人」を活躍させたい勝、その運命は大きく分かれていく……。
作:安達奈緒子
出演:松坂桃李 ほか
時代考証:岩下哲典、門松秀樹
制作統括:勝田夏子、深川貴志
プロデューサー:大越大士、南野彩子、藤原敬久(展開・プロモーション)
演出:西村武五郎、末永創、川上剛、田中諭 ほか
公式Xアカウント:@nhk_taiga2027
公式Instagramアカウント:@nhk_taiga2027
ハッシュタグは #逆賊の幕臣