歌麿うたまろ(染谷将太)の美人大首絵『婦人ふじん相学そうがく十躰じってい』で持ち直し、書物問屋も始めた蔦重つたじゅう(横浜流星)は、年が明けて身上しんしょう半減はんげんから店を立て直した。続いて、江戸の「看板娘」を描いた歌麿の新作錦絵も大評判となり、各店は看板娘に会いたい客で繁盛、江戸の町は活気づく。

そんな中、てい(橋本愛)は蔦重に“子ができた”と告げる。

一方、定信さだのぶ(井上祐貴)は、オロシャ問題や朝廷の尊号一件に対する強硬姿勢で、幕閣内で孤立し始めていた。