蔦重つたじゅう(横浜流星)は、吉原よしわらへの借金返済の代わりとして、歌麿うたまろ(染谷将太)が描く50枚の女郎絵の準備を進めていた。自分との関係に悩む歌麿の気持ちも知らず、蔦重は半ば強引に仕事を進めていたが、ある日歌麿が西村屋の万次郎まんじろう(中村莟玉)と組む話を聞き動揺する。

一方、江戸城では、定信さだのぶ(井上祐貴)がオロシャ対策に全力を注いでいた。この一件を見事にさばいて将軍・家斉いえなり(城桧吏)に手柄を認めてもらい “大老”の座を狙おうとするが……。