障がい者アーティストと学生が作品を通じて「であう」「つながる」ことを目指す展覧会「であうアート展」が、今年も開催されます。
この展覧会は、2021年から始まり、流通経済大学(千葉県松戸市・茨城県龍ケ崎市)の学生たちが、キャンパス周辺の障がい者施設や、幼稚園・小学校、鉄道会社などと協力して企画・運営を行っています。NHK財団も企画協力として、地域とアートをつなぐ取り組みを支えています。
10月27日(月)~11月2日(日)まで流通経済大学・龍ケ崎キャンパス図書館にて、10月27日(月)~10月31日(金)までは龍ケ崎市役所 1階特設会場にて、11月9日(日)~11月23日(日)までは流通経済大学・新松戸キャンパス RKUスクエアにて開催されます。
「であうアート展」って?

「であうアート展」は、流通経済大学が取り組むSDGsに関する教育プログラムの一環として企画されたプロジェクトです。学生が障がい者福祉施設「工房集」を訪問し、施設に所属する障がい者アーティストを取材して交流を重ねながら、彼らが制作した絵画や立体、手芸作品などの作品を大学内の特設会場に一般公開展示するものです。「工房集」を訪問した学生たちは毎年「温かい気持ちになる」と語ります。
創作意欲を引き出す「発表の場」

作品を発表する場があることで、障がい者施設の皆さんの創作意欲も年々高まり、展示される作品はどれも力強く、色彩豊かで、見る人の心を動かします。
毎年新たな作品に出会うたびに、その表現力に驚かされ、アートの持つ力を改めて感じさせられます。地域の方々の間でも、開催を楽しみにしている声が多く聞かれています。

地域と鉄道会社の協力で広がる展示

今年は、JR東日本・新松戸駅や流鉄株式会社、関東鉄道株式会社の協力により、貴重な資料展示も行われます。展覧会のタイトル通り、「つながる地域」を体感できるイベントとなっており、アートを通じた交流の輪がさらに広がっています。
ぜひ会場で、作品に触れてみてください。アートが持つ力と、地域とのつながりを感じられる素敵なひとときをお過ごしいただけるはずです。
(取材/文 NHK財団 展開・広報事業部 橋本弥生)
であうアート展
【会期・会場】
■10月27日(月)~11月2日(日)
流通経済大学 龍ケ崎キャンパス図書館
■10月27日(月)~10月31日(金)
龍ケ崎市役所 1階特設会場
■11月9日(日)~11月23日(日)
流通経済大学 新松戸キャンパス RKUスクエア
※休館日:11月15日(土)、16日(日)
【開場時間】
午前10時~午後4時(最終入場は午後3時30分)入場無料