小お栗ぐり忠順ただまさ生誕200年にあたる2027年の大河ドラマ「逆賊の幕臣」。
主人公は、小栗忠順(松坂桃李)。“勝海舟(大沢たかお)のライバル”と称された幕末の武士です。日本の近代化を推し進めようと奔走しますが、やがて明治新政府から“逆賊”と見なされ、歴史の闇に葬られます。忘れられた歴史の“敗者”=幕臣の知られざる活躍を描きます。

このたび、小栗忠順とともに働く幕臣をはじめ、幕府を支える人々を演じる6名のキャストの皆さんが発表されました。


<新たな出演者>

勝の才能と、幕府のゆくすえを見定めた武士もののふ

大久保おおくぼ忠寛ただひろ/渡辺いっけい

【大河ドラマ出演歴】6作目
第28作「翔ぶが如く」…中原尚雄役
第39作「葵 徳川三代」…本多正純役
第44作「義経」…藤原泰衡役
第49作「龍馬伝」…千葉重太郎役
第60作「青天を衝つけ」…藤田東湖役

堅物の旗本。「もののふ」を口癖とし、常に「もののふ(武士)としてふさわしいか」を行動規範とする。文武両道を究め、外国事情にも精通。ペリー来航時に目付および海防掛かいぼうがかりに取り立てられた。ここで勝海舟(大沢たかお)の書いた海防意見書に目を留めたことから勝の人生が開けていく。長崎海軍伝習所の初代幹部伝習生に勝を推薦したのも大久保で、6歳年下の勝を大いに認め、生涯の幕臣仲間となる。清廉潔白で融通のきかない性分ゆえ左遷と登用をくり返すが、実は誰よりも早く「大政奉還」を唱えたのが大久保だった。

【プロフィール】

わたなべ・いっけい

1962年生まれ、愛知県出身。1983年大阪で「劇団☆新感線」に参加。大学修了後の85年に上京。「状況劇場」に入団する(88年退団)。以降、数多くの舞台、映画、テレビに参加し、個性的な演技派として注目を集める。主な出演作品は、舞台『Yerma イェルマ』『リチャード三世』『てなもんや三文オペラ』、テレビ「大富豪同心」「シッコウ!!~犬と私と執行官~」など。NHKでは連続テレビ小説「ひらり」の竜太先生役で好評を博す。以降、「風のハルカ」でヒロインの父親役を好演したほか、「冬の蛍」「精霊の守り人 最終章」ではジグロの兄・カグロを熱演した。

【渡辺いっけいさんのコメント】
主演の松坂桃李君演じる小栗忠順と大沢たかお君演じる勝海舟とのやり取りは台本を読んでいるだけでワクワクします。僕がやらせてもらう大久保忠寛氏は勝海舟を幕府に引き入れた役人であり、いち早く大政奉還を唱えた所謂いわゆる「先見の明」がある人物。役者として非常にやり甲斐がいを感じています。幕末の役人達は少しでも選択を間違えれば命を落としかねない状況下だった訳で、きっと肝の座り方が違う。その中でも特に気骨があったと言われる大久保忠寛氏。その「居様」を少しでも感じてもらえるよう、真しん摯しに役に取り組みたいと思います。


外交の生き字引、日米和親条約を結んだ儒学者

林はやし復斎ふくさい/佐野史郎

【大河ドラマ出演歴】6作目
第25作「独眼竜政宗」…後藤孫兵衛役
第28作「翔ぶが如く」…海江田信義役
第33作「花の乱」…足利義視役
第56作「おんな城主 直虎」…太原雪斎役
第57作「西郷どん」…井伊直弼役

儒学者、林述斎じゅっさいの四男として誕生。幕府直轄の最高学府「昌平坂学問所」の大学頭だいがくのかみ(頭取)を代々担う林家当主となる。250余年もの日本外交の記録をまとめた『通航一覧つうこういちらん』全350巻の編纂へんさんに携わり、まさしく外交の生き字引に。ペリーが来航すると、いわば特命全権大使である応接掛おうせつがかりに任じられる。翌年の再来航時には横浜村での交渉を一任され、漢文を介して、開国を迫るペリーと類いまれなる交渉術をもって対たい峙じ。「鎖国を解いて国は開くが、通商は断固拒否」という離れ業をやってのけ、日米和親条約を締結した。

【プロフィール】

さの・しろう

1955年生まれ、島根県出身。1975年劇団「シェイクスピア・シアター」に創設メンバーとして参加。1986年『夢みるように眠りたい』で映画初出演にして主演を務める。ドラマ「ずっとあなたが好きだった」では桂田冬彦役を演じ社会現象を起こすなど、広く知られるきっかけに。主な出演作品は、「世にも奇妙な物語」シリーズ、映画『毎日が夏休み』『太陽』など。NHKでも、「翔ぶが如く」「花の乱」「私が愛したウルトラセブン」「一路」など多くの作品に出演。

【佐野史郎さんのコメント】
混沌こんとんとした内外の政治状況の中で、今回描かれる大河ドラマの果たす役割が非常に重いと実感するのは、現在の国家の形態の礎が、幕末から明治新政府が為なされる時期にあったからだ。そこで実際に何が行われていたかを検証し直すことで、今ある姿を、これからを見誤ることなく選ぶことができるかもしれないと思うのだ。
「西郷どん」で井伊直弼役を仰せつかり、今また、開国、交易を迫るペリーと渡り合い外交の最前線に立つ林復斎を務める。血塗られた幕末から維新へと至る戦の史実から目を逸そらしてはならないだろう。


孤高の大老・井伊直弼を陰かげ日向ひなたから支えた側近

宇津木うつぎ景福かげよし/吹越満

【大河ドラマ出演歴】6作目
第40作「北条時宗」…宗尊親王役
第53作「軍師官兵衛」…足利義昭役
第56作「おんな城主 直虎」…小野政直役
第58作「いだてん〜東京オリムピック噺ばなし〜」…係員役
第62作「どうする家康」…毛利輝元役

彦根藩士。生まれは近江おうみ国だが、井伊直弼(岡部たかし)の兄である12代藩主直亮なおあきの頃より藩主のそばに仕え、江戸暮らしが長い。直弼が彦根藩主となるとその側近となり、さらに大老に就任すると、公用人と呼ばれる公務の秘書的存在としても彼を支えた。直弼と折り合いの悪かった直亮の側近でありながら、変わらず取り立てられたのは宇津木くらいである。幕府が孝明天皇(眞栄田郷敦)の勅許を得ずして日米修好通商条約に調印した折には、ひそかに宇津木に辞意をもらした直弼を諌いさめ続投させたとも言われるほど、この2人の信頼関係は厚い。

【プロフィール】

ふきこし・みつる

1965年生まれ、青森県出身。
近年の主な出演作に、映画『未来』『鍵』『バナ穴BANA_ANA』。ドラマでは「警視庁捜査一課9係」「特捜9」全シリーズ、「キンパとおにぎり~恋するふたりは似ていてちがう~」「東京P.D.」「大空港〜GATE24〜」など。NHKでは、連続テレビ小説「あまちゃん」、ドラマ10「これは経費で落ちません!」、「勿忘草の咲く町で~安曇野診療記~」など多くの作品に出演。

【吹越満さんのコメント】
過去、大河ドラマや映画などで名だたる方々が演じて来た井伊直弼の役は、ここに来て岡部たかし君がやるのだという。
岡部君とは公私にわたり20年以上の付き合いがあり、彼の「若い頃の姿」アルバイトをしながら小さな芝居を作り続けていたみたいな時代を知っていますから、今回の配役は喜びました。
思えば彼とは、同じ釜の飯を、え~と……食わせてやったり奢おごったり、酒も奢ったり、なんなら彼の息子にも奢ったりしましたよ。
「なんで俺がお前の側近なんだ」と、御大老に向かって言ったりしてゲラゲラ笑いながら真面目な顔して撮影快調。


好奇心は海をも渡る! のちの偉大な啓蒙けいもう家か

福沢ふくざわ諭ゆ吉きち/山時聡真

【大河ドラマ出演歴】2作目
第58作「いだてん~東京オリムピック噺~」…田畑政治(幼少期)役

豊前ぶぜん国中津藩の下級武士の次男。ペリー来航をきっかけに、長崎で蘭学を学んだのち、大坂の蘭学者・緒方おがた洪庵こうあんの適塾に入る。数え24歳の頃、藩命によって江戸へ。藩邸に蘭学塾を開くが、横浜の外国人居留地に出かけた時にオランダ語が通じず、「蘭学は役に立たない」と悟って独学で英語を学び始める。そんな折、幕府から遣米使節が派遣されることを知り、知人を介して軍艦奉行木村きむら喜毅よしたけの従者となって咸臨丸かんりんまるで渡米。ここで勝海舟とも出会う。アメリカでは生の英語と文化を体感、ウェブスターの英語辞書を日本に持ち帰る。

【プロフィール】

さんとき・そうま

2005年生まれ、東京都出身。子役時代から俳優として活動し、映画、ドラマ、舞台、声優など幅広い分野で活躍。2023年公開のスタジオジブリ映画『君たちはどう生きるか』では主人公・牧眞人の声を務め、大きな注目を集めた。主な出演作にドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」「ちはやふる-めぐり-」、映画『約束のネバーランド』『蔵のある街』『90メートル』など。若手実力派としてさらなる飛躍が期待されている。NHKでは連続テレビ小説「エール」「虎に翼」ほかに出演。

【山時聡真さんのコメント】
この度、福澤諭吉を演じさせていただくことになりました。お話をいただいた時は、「まさか、ずっと使っていた1万円札の福澤諭吉!?」と驚きました笑。
大河ドラマへの出演は今回で2回目となりますが、再び大河ドラマの世界に戻ってこられることを、とても嬉うれしく思っています。
撮影に向けて福澤諭吉について調べていく中で、これまで知っていた「偉人・福澤諭吉」という姿とはまた違う、一人の人間としての姿や、激動の時代を生きた中での考え方を知ることができました。
その時代を生きた福澤諭吉を自分なりにしっかりと感じながら、精一杯せいいっぱい演じたいと思います。
ぜひ楽しみにしていてください。


アメリカを知り尽くした元漁師にして幕臣

中浜なかはま万まん次じ郎ろう/武井壮

【大河ドラマ出演歴】3作目
第54作「花燃ゆ」…捕り方頭役
第58作「いだてん~東京オリムピック噺~」…押川春浪役

土佐国中ノ浜の漁師の次男。数え15歳の頃、漁師4名と遠洋漁へ出るが漂流。アメリカの捕鯨船に救われてハワイにたどり着くも、船長に見込まれた万次郎だけ東海岸で教育を受けた。3年ほど捕鯨船で航海した末、ゴールドラッシュに沸くサンフランシスコで金を採掘。帰国資金を得て、11年ぶりに故郷に戻った。対外問題に悩む幕府は、海外事情に精通した万次郎を幕臣に取り立てる。遣米使節派遣時は随行船・咸臨丸の通訳として再び渡米。艦長の勝海舟が船酔いに苦しむなか、航海術と英語力で命懸けの船旅を支える。

【プロフィール】

たけい・そう

1973年生まれ。東京都出身。陸上競技・十種競技の元日本チャンピオン。さまざまなスポーツに挑戦し続け、「百獣の王を目指す男」として注目を集め芸能界で幅広く活躍。NHKでもこれまで「NHK俳句」(Eテレ)や「パラ道」(NHK BS)でのMCや、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺」では押川春浪役として出演するなど多数出演。現在は俳優業をメインに、日本以外でもインド、タイやフィリピン、インドネシアなどの映画・ドラマに出演。

【武井壮さんのコメント】
「逆賊の幕臣」で3度目の大河ドラマ出演の機会を頂き、関係する全ての皆様に感謝いたします。
人生でいつか幕末を生きられたら、と思っていたので、今回ジョン万次郎を演じる機会に恵まれた事を嬉しく思います。
中浜万次郎は貧しい暮らしから、漁師になるも船が難破し、無人島でアメリカの捕鯨船に拾われたことでアメリカに渡り、英語や米国の文化を身に付け、日本に戻り、幕末の志士を支える役職にまで上り詰める偉人ですが、その生き方に自らと共通した何かを感じています。
全力で万次郎として生き、日本を切り拓ひらく一歩を踏み出したいと思います。


外交上のトラブル処理に長たけた御庭番の末裔まつえい

村垣範正むらがきのりまさ/古田新太

【大河ドラマ出演歴】4作目
第38作「元禄繚乱」…山村屋金兵衛役
第43作「新選組!」…有馬藤太役
第62作「どうする家康」…足利義昭役

江戸に生まれ育った幕臣。村垣家は「御庭番おにわばん」を代々務め、いわば将軍直属の隠密おんみつとして情報収集に長けた家筋であった。ペリー来航で日本が揺れるさなか、ロシア使節プチャーチンの応接掛を務めるなどしたのち、外国奉行に昇進する。万延元(1860)年には遣米使節の副使として、目付の小栗らとともに渡米。対等な外交への第一歩を堂々と踏み出す。帰国後、ロシアの軍艦ポサドニック号が不当に対馬を占拠する事件が勃発。小栗が現地に派遣されるその裏で、村垣は箱館でロシア領事と交渉を進め、ともに国難に対峙する。

【プロフィール】

ふるた・あらた

1965年生まれ、兵庫県出身。「劇団☆新感線」の看板俳優。舞台、映画、テレビドラマなど幅広く活躍。98年に第5回、2013年に第20回読売演劇大賞最優秀賞(男優賞)を受賞。主な出演作はドラマ「モンスター」「離婚しようよ」「不適切にもほどがある!」映画『土竜の唄 香港狂騒曲』『空白』『ベートーヴェン捏造』『パディントン』(声の出演)など。NHKではBS時代劇「小吉の女房」、連続テレビ小説「あまちゃん」「とと姉ちゃん」などに出演。「エール」ではコロンブスレコードのディレクター・廿日市誉を演じた。

【古田新太さんのコメント】
村垣という役である。
外国奉行である。
ドルと両をうまくやらねばならぬ。
ややこしい事である。どうすんだよ。
ま、どうするかはドラマを見ていれば分かるのであろうが、まだ台本ではよく分からん。
徐々に分かるんだろうが、それも楽しみにしておこう。
ま、わからん事だらけだから、楽しみだらけという事だ。


【出演者発表にあたって/制作統括・勝田夏子チーフ・プロデューサーのコメント】

幕末史を歴史の敗者である徳川幕府の視点から描く「逆賊の幕臣」。今回は、松坂桃李さん演じる主人公・小栗とともに幕府を支える人びとをご紹介いたします。

「大政奉還」といえば龍馬ら土佐、「大久保」といえば薩摩の利通としみち……と思いきや、究極の「じゃない方ほう」が、幕臣・大久保忠寛です。大沢たかおさん演じる勝海舟の恩人にして盟友。渡辺いっけいさんの懐深い演技にご期待ください。
「大学頭だいがくのかみ」林復斎は、言わば東大総長や文科相。幕府を代表する知識人が歴史から学び、決して「やられっぱなし」では終わらなかったペリーとの交渉ドキュメントを、佐野史郎さんが知性あふれるお芝居で表現してくださいます。

岡部たかしさん演じる大老・井伊直弼の側近・宇津木景福かげよしは、岡部さんと旧知の間柄の吹越満さん。人間・井伊の微妙な揺らぎを受け止める寡黙な腹心です。ちょっとミステリアスで渋さ全開の魅力をお楽しみに。後の偉大な啓蒙けいもう家かにして教育者・福沢諭吉を演じるのは、映画賞受賞など近年活躍の目覚ましい若き演技派、山時聡真さん。「偉人」が「偉人」になる前、英語を勉強したてで苦戦する日々を新鮮かつビビッドに演じられます。

2028年の大河ドラマの主人公でもある「ジョン万」こと中浜万次郎を演じるのは武井壮さん。ご自身もジャンルや国境を越えて活躍されており、この人なら嵐が来ても大丈夫と思える圧倒的説得力で演じてくださいます。
小栗とともに遣米使節や外国奉行として活躍する村垣範正には古田新太さん。御庭番という隠密の家系にふさわしく、いざというとき頼りになる清濁あわせ飲んだ余裕と迫力を、軽やかさをもって表現してくださいます。

歴史上の有名人から無名の人まで多彩な顔触れですが、幕府の仲間たちとしてはまだまだほんの一部です。
「こんな人がいたんだ」という発見に満ちた「逆賊の幕臣」、引き続きご期待いただけたら幸いです。


2027年大河ドラマ「逆賊の幕臣」

2027年1月10日(日)放送開始予定 ※初回は15分拡大版!
毎週日曜 総合 午後8:00~8:45/翌週土曜 午後1:05~1:50(再放送)
毎週日曜 NHK BS 午後6:00~6:45
毎週日曜 BSP4K 午後0:15~1:00/午後6:00~6:45(再放送)

【物語】
万延元(1860)年。小栗忠順(松坂桃李)は、日本初の遣米使節団の中核として米艦ポーハタン号に迎えられ、大海原に乗り出す栄誉を得ていた。一方、日本の軍艦として随行する咸臨丸かんりんまるの勝海舟(大沢たかお)は、体調不良で船室から出ることができず、米軍士官に指揮権を譲渡するという屈辱に震えていた。
だが後世、偉業として語り継がれているのは「咸臨丸」の方だ。なぜなら小栗は、明治新政府に「逆賊」と見なされ、歴史の闇に葬られたからである――
小栗を最初に取り立てたのは、大老・井伊直弼(岡部たかし)だった。黒船来航により日本が世界経済の渦に巻き込まれ混乱が増す中、武士には珍しく金勘定や数字に強く、上役にも直言する小栗に目をつけたのだ。小栗は遣米使節として西洋文明を目の当たりにし、外国に飲み込まれない近代国家づくりを急ごうと決意する。
しかし、それは容易なことではなかった。井伊の暗殺、朝廷による開国拒否、生麦事件など攘夷じょうい
事件の続発。そしてその賠償金や、皇女・和宮の降嫁こうか、将軍の上洛じょうらく、長州征討せいとうなどが、財政の逼迫ひっぱくに拍車をかける。更に西郷隆盛ら薩長の志士たちや島津家など大大名が幕政に干渉し、インフレや格差に苦しむ民衆は暴動を起こす。そんな中で、列強が軍事力を背景に国の独立を脅かしてくるのだ。
小栗は財政・外交・軍事を預かる要職を歴任しながら、侵略の危機と国内の分断を食い止めようと奔走する。やがて起死回生の策としてフランスから支援を取り付け、改革の加速を狙うが、協調していたはずの将軍・徳川慶喜の本心が徐々に見えなくなっていく。そんななか勝は、薩長やイギリスとも気脈を通じながら、独自の近代化路線を構想していた。
片や堅物のエリート、片や人たらしの叩たたき上げ。何もかも対照的な小栗と勝だが、2人とも開明派で幕府内では疎まれながら、事態が窮すると結局は頼られ、利用された。また、やるべきことをやればやるほど敵を増やし、命さえ狙われるところもやけに似ていた。
自分にない才を互いに見て取り、対立しながらも一目置き合っていた2人。だが、幕府を「改良」して人々を束ねる「仕組み」を作りたい小栗と、幕府を「解体」してでも実力ある「個人」を活躍させたい勝、その運命は大きく分かれていく……。

作:安達奈緒子
出演:松坂桃李 ほか
時代考証:岩下哲典、門松秀樹
制作統括:勝田夏子、深川貴志
プロデューサー:大越大士、南野彩子、藤原敬久(展開・プロモーション)
演出:西村武五郎、末永創、川上剛、田中諭 ほか

公式Xアカウント:@nhk_taiga2027
公式Instagramアカウント:@nhk_taiga2027
ハッシュタグは #逆賊の幕臣