
来年1月4日(日)放送開始の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。
物語の主人公は、豊臣秀長(仲野太賀)。天下人・豊臣秀吉(池松壮亮)の弟である秀長は「もし秀長が長生きしていれば、豊臣家の天下は安泰だった」とまで言われた天下一の補佐役。天下統一という偉業を成し遂げた“豊臣兄弟”の奇跡を描く、夢と希望の下剋上サクセスストーリーです。
このたび、ドラマのキービジュアルが公開されました。また、ドラマの語りを安藤サクラさん、音楽を木村秀彬さんが務めます。さらに、初回放送は15分拡大版の放送が決定しました。
キービジュアルを撮影した川島小鳥さんと、アートディレクターの坂脇慶さん、そして語りを担当する安藤さん、音楽担当の木村さんからコメントが届きました。
キービジュアルについて
主人公・小一郎(のちの豊臣秀長/仲野太賀)とその兄・藤吉郎(のちの豊臣秀吉/池松壮亮)が、天気雨の中で大きく笑う一瞬を切り取りました。
雨をものともせず、むしろ恵みととらえるポジティブな2人の笑顔が印象的な1枚が、「豊臣兄弟!」の兄弟の絆とドラマの世界観を表しています。
◆撮影・川島小鳥

【川島小鳥さんのコメント】
今回のポスタービジュアル撮影の現場では、打ち合わせの段階から撮影、写真選びまで太賀さん、池松さんの2人が率先してアイディアを出してくださり、引っ張ってくれました。劇中さながら、一心同体なおふたり、そしてスタッフのみなさんが一丸となって作った、とてもとても特別な写真です!
【プロフィール】
写真家。早稲田大学第一文学部仏文科卒業。
主な作品集に『BABY BABY』(2007)、『未来ちゃん』(2011)、『明星』(2014)、谷川俊太郎との共著『おやすみ神たち』(2014)、『おはようもしもしあいしてる』(2020)、『(世界)²』(2021)、
『s(e)oul mate』(2024)、『サランラン 사란란 (Sa-lanlan)』(2025)。
第42回講談社出版文化賞写真賞、第40回木村伊兵衛写真賞を受賞。
◆アートディレクター・坂脇慶

【坂脇慶さんのコメント】
今回のビジュアルは、役を超えて呼吸を合わせる2人の関係性の温度が感じられる1枚を、キャスト・スタッフの皆さんと話し合いながら選定し制作しました。
歴史を背負いながらも、現代の我々が共感できる“人としての豊臣兄弟”の姿が浮かび上がったように感じています。
【プロフィール】
アートディレクター/グラフィックデザイナー。
出版物から空間設計まで、領域を横断するプロジェクトを多様なコラボレーターとともに手がける。
主な仕事に、「Bamboo 1947: Gucci Celebrates 60 Years in Japan 展」(2024)、「士郎正宗の世界展」(世田谷文学館/2025)、「しないでおく、こと。一芸術と生のアナキズム」(豊田市美
術館/2024)、Shibuya Scramble Square ファッションキャンペーン(2023-2024)
その他複数の雑誌、ファッションブランドウェブサイト等のアートディレクションなど。
語り/安藤サクラ

【安藤サクラさんのコメント】
チーフ演出の渡邊良雄監督をはじめ、尊敬するスタッフ・キャストの皆さまと大河ドラマで再会できることを、心から嬉しく思っております。
私にとってご縁の深い方々と、語りという立場で作品を共にできることが新鮮でこの1年がとても楽しみです。
初めて冒頭を拝見したとき、監督が描くダイナミックであたたかい世界観と、太賀くんの躍動感と安心感に心震えて涙がでました。
とにかく誠実にこの作品に寄り添っていきたいです。
誠心誠意、豊臣兄弟!を見守ってまいりますので、視聴者の皆さまにもどうか1年間あたたかく見守っていただけたら幸いです。
【プロフィール】
あんどう・さくら
1986年生まれ、東京都出身。近年の主な出演作に、映画『かぞくのくに』『0.5 ミリ』『百円の恋』『DESTINY 鎌倉ものがたり』『万引き家族』『ある男』『怪物』『BAD LANDS バッド・ランズ』『ゴジラ-1.0』、ドラマ「ゆとりですがなにか」「ブラッシュアップライフ」など。
NHKでは、連続テレビ小説「まんぷく」(主演)、大河ドラマ「いだてん〜東京オリンピック噺〜」、「書店員ミチルの身の上話」「ママゴト」「旅屋おかえり」などに出演。
◆音楽・木村秀彬

【木村秀彬さんのコメント】
このたび、「豊臣兄弟!」の音楽を担当させていただくことになりました。
長い歴史のなかで多くの名曲が生まれてきた大河ドラマ。いつか八津先生の作品に携わる機会があればと願っておりましたが、この大舞台でご一緒できることを嬉しく感じています。
脚本から伝わってくるのは、あふれるエネルギー、軽妙なやりとり、そして何よりも揺るぎない兄弟愛。奔放な兄に振り回されながらも、誠実にその背中を支え続けた弟・秀長。仲野太賀さんと池松壮亮さんの息の合った演技も、まさに“本当の兄弟”のようで、天下統一という夢に向かい、駆け出そうとする兄弟の勢いとまなざしを、実際の足音やリズムの高揚感とともに音楽に込めています。
2026年に創立100周年を迎えられるNHK交響楽団とご一緒できたことは大変光栄であり、沼尻竜典さんの情熱的で緻密な指揮のもと、音楽がまるで生き物のように躍動していく瞬間を目の当たりにしました。
失敗を恐れず突き進む、そんな豊臣兄弟の熱が少しでも届いたらこれほど嬉しいことはありません。
【プロフィール】
東京生まれ、幼少期を米国で過ごす。早稲田大学政治経済学部入学後独学で作曲を始め、卒業後音楽 理論・編曲を学ぶためバークリー音楽大学へ留学。
Contemporary Writing and Production 科卒業後、映像音楽を中心に活動中。
代表作に、映画化もされたドラマ「グランメゾン東京」「トリリオンゲーム」「ブラックペアン」「ラストマン」など。アニメでは、「ガンダムビルドダイバーズ」シリーズ、NHKでは、ドラマ「かんざらしに恋して」「ベビーシッター・ギン!」、「NHKスペシャル 恐竜超世界」シリーズほか。
【制作統括 堀内裕介チーフ・プロデューサーのコメント】
ついに、2026年大河ドラマ「豊臣兄弟!」の“顔”となるキービジュアル、そして物語を豊かに彩る「語り」と「音楽」を担当してくださるお2人を、一挙に発表するときが来ました!
まずキービジュアルです。
仲野太賀さん演じる豊臣秀長、池松壮亮さん演じる豊臣秀吉。小さな農村出身の何者でもなかった若者たちが、戦国時代の乱世を一気に駆け上がり、やがて天下統一を果たす。そんな2人の絆を象徴する“奇跡の一瞬”を切りとってくださったのは、写真家の川島小鳥さんとアートディレクターの坂脇慶さんです。あふれる笑顔の先で、これから2人の身に起こるさまざまな困難や喜び、悲しみ、そして希望に、想像をはせていただけたら嬉しいです。
そして「語り」として物語にいざなってくれるのは、女優・安藤サクラさんです。
日本国内はもちろん、海外でも活躍されており、その演技力の高さは言うまでもありません。そんな安藤さんが、秀長・秀吉という兄弟を、ときに遠くから見守り、ときに優しく寄り添いながら、2人の波乱に満ちた人生に伴走してくれます。安藤さんならではの感性あふれる「語り」にぜひご注目ください。
さらに今回、「音楽」を担当してくださるのは、作曲家の木村秀彬さんです。
いま日本の映像作品の最前線でもっとも活躍する音楽家の一人です。木村さんが生み出す、圧倒的なスケール、そして繊細さと大胆さをあわせ持つ音楽を聴けば、いつのまにか「豊臣兄弟!」の世界に引き込まれてしまうに違いありません。1日も早く木村さんの音楽をみなさんに聴いていただきたい——心からそう思える楽曲の数々です。
大河ドラマ「豊臣兄弟!」は2026年1月4日スタートです! 乞うご期待!
2026年 大河ドラマ「豊臣兄弟!」
2026年1月4日(日)放送スタート ※初回15分拡大版
毎週日曜 総合 午後8:00~8:59、翌週土曜 午後1:05 ~2:04(再放送)
毎週日曜 NHK BS 午後6:00~6:59
毎週日曜 BSP4K 午後0:15~1:14、午後6:00~6:59(再放送)
【物語】
尾張中村の貧しい農家に生まれた小一郎(のちの豊臣秀長/仲野太賀)は、田畑を耕し土と共に生きる暮らしに満足しながら、平穏な日々をすごしていた。ある日、音信不通の兄・木下藤吉郎(のちの豊臣秀吉/池松壮亮)が意気揚々と姿を見せる。若き戦国武将・織田信長に仕官して大出世を目指しており、小一郎に自分の家来になって欲しいと願い出る。
城下町の清州に出てきた小一郎は主君・信長と運命的な出会いを果たす。そして、ついに「桶狭間の戦い」の火ぶたが切られる。信長の奇跡の大勝利に、武士として生きていく覚悟を決めた小一郎だが、それはピンチと苦労の連続の始まりだった――。
戦国乱世を舞台に、熱い兄弟が夢と希望を胸に突っ走る、奇跡の下剋上サクセスストーリー!
作:八津弘幸
音楽:木村秀彬
語り:安藤サクラ
出演:仲野太賀、池松壮亮 ほか
時代考証:黒田基樹、柴裕之
制作統括:松川博敬、堀内裕介
プロデューサー:高橋優香子、舟橋哲男、吉岡和彦(展開・プロモーション)、国友茜(広報)
演出:渡邊良雄、渡辺哲也、田中正
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