放送中の大河ドラマ「べらぼう~つたじゅうえいゆめばなし~」。
いよいよ残すは最終回! 仇討あだうちに関わる重要人物、斎藤十郎兵衛役の生田斗真さんからコメントが届きました。


一橋治済はるさだと“うり二つ”の顔をもつ男

斎藤さいとう十郎じゅうろ兵衛べえ/生田斗真

阿波あわはち須賀すか家お抱えの能役者。
長谷川平蔵へいぞう宣以のぶため(中村隼人)も間違え、十郎兵衛を知っていたしば栗山りつざん(嶋田久作)も、
治済(生田斗真)に初めて拝謁した際、凝視してしまうほど(第35回)治済と瓜二つの顔をしている。
定信さだのぶ(井上祐貴)らが計画する仇討ちに、つたじゅう(横浜流星)とともに、替玉として巻き込まれていく……。

【生田斗真さんのコメント】

一橋治済、ではございません。斎藤十郎兵衛と申します。まさか治済と斎藤十郎兵衛が瓜二つだったという設定がここででてくるなんて、森下脚本恐るべしという感じでございます。現場も、とてもとてもざわつきました。僕の心もざわつきました。楽しんで演じさせてもらっています。最後ギリギリまで仕掛けがたくさん散りばめられているので、たくさんの方に楽しんでいただけるんじゃないかと思っています。最終回、治済と十郎兵衛がどうなっていくのか、お楽しみに。


大河ドラマ「べらぼう~つたじゅうえい華乃がのゆめばなし~」

毎週日曜 総合 午後8:00~8:45、翌週土曜 午後1:05~1:50(再放送)
毎週日曜 NHK BS 午後6:00~6:45
毎週日曜 BSP4K 午後0:15~1:00、午後6:00~6:45(再放送)

【物語】
18世紀半ば、人口は100万を超え、天下泰平の中、世界有数の大都市へと発展した江戸。蔦重こと蔦屋重三郎(横浜流星)は、江戸郊外の吉原の貧しい庶民の子に生まれ、幼くして両親と生き別れ、引手茶屋の養子となる。
血のつながりをこえた人のつながりの中で育まれた蔦重は、貸本屋から身を興して、その後、書籍の編集・出版業をはじめる。
折しも、時の権力者・田沼意次(渡辺謙)が創り出した自由な空気の中、江戸文化が花開き、平賀源内(安田顕)など多彩な文人が輩出。蔦重は、朋誠堂喜三二(尾美としのり)などの文化人たちと交流を重ね、「黄表紙本」という挿絵をふんだんにつかった書籍でヒット作を次々と連発。33歳で商業の中心地・日本橋に店を構えることになり、“江戸の出版王”へと成り上がっていく。
蔦重が見出した才能は、喜多川歌麿(染谷将太)、山東京伝(古川雄大)、葛飾北斎(くっきー!)、曲亭馬琴(津田健次郎)、十返舎一九(井上芳雄)といった若き個性豊かな才能たち。その多くは、のちの巨匠となり日本文化の礎となっていく。
しかし時世は移り変わり、田沼意次は失脚。代わりに台頭した松平定信(井上祐貴)による寛政の改革では、蔦重の自由さと政治風刺は問題になり、財産の半分を没収される処罰を受ける。周囲では江戸追放や死に追いやられるものもあらわれる……蔦重は、その後も幕府からの執ような弾圧を受け続けるが、反権力を貫き通し、筆の力で戦い続ける。そんな中、蔦重の体を病魔が襲う……。命の限りが迫る中、蔦重は決して奪われない壮大なエンターテインメント「写楽」を仕掛けるのだった……。

作:森下佳子
音楽:ジョン・グラム
出演:横浜流星、染谷将太、橋本愛、古川雄大、井上祐貴、生田斗真、高橋克実 ほか
制作統括:藤並英樹、石村将太
プロデューサー:松田恭典
広報プロデューサー:藤原敬久、積田有希
演出:大原拓、深川貴志、小谷高義、大嶋慧介 ほか
公式Xアカウント:@berabou_nhk
公式Instagramアカウント:@berabou_nhk
ハッシュタグ:#大河べらぼう