
放送中の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」。
最終回、蔦重が会いに行く和学者・本居宣長役の北村一輝さんからコメントが届きました。
本居宣長/北村一輝
和学者。
宣長の著述を江戸で売り広めようと、伊勢・松坂まで蔦重が訪ねてくるが……。
史実では、現存する日本最古の歴史書『古事記』を研究し、『古事記伝』を執筆。また医者としての一面ももっていた。
【北村一輝さんのコメント】
友人から「べらぼう」が面白いと聞きオンデマンドで見始めたところ、いつの間にか一視聴者として物語に深く惹き込まれていました。
まさか自分に出演のオファーが届くとは、大変驚きました。
本居宣長という人物は『古事記』を解読したことで知られる和学者であり、医師。その思想や生涯が興味深く、非常に感銘を受けました。
久しぶりの大河ドラマへの参加となりましたが、刺激的で心から楽しむことができる役どころでした。
大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」
毎週日曜 総合 午後8:00~8:45、翌週土曜 午後1:05~1:50(再放送)
毎週日曜 NHK BS 午後6:00~6:45
毎週日曜 BSP4K 午後0:15~1:00、午後6:00~6:45(再放送)
【物語】
18世紀半ば、人口は100万を超え、天下泰平の中、世界有数の大都市へと発展した江戸。蔦重こと蔦屋重三郎(横浜流星)は、江戸郊外の吉原の貧しい庶民の子に生まれ、幼くして両親と生き別れ、引手茶屋の養子となる。
血のつながりをこえた人のつながりの中で育まれた蔦重は、貸本屋から身を興して、その後、書籍の編集・出版業をはじめる。
折しも、時の権力者・田沼意次(渡辺謙)が創り出した自由な空気の中、江戸文化が花開き、平賀源内(安田顕)など多彩な文人が輩出。蔦重は、朋誠堂喜三二(尾美としのり)などの文化人たちと交流を重ね、「黄表紙本」という挿絵をふんだんにつかった書籍でヒット作を次々と連発。33歳で商業の中心地・日本橋に店を構えることになり、“江戸の出版王”へと成り上がっていく。
蔦重が見出した才能は、喜多川歌麿(染谷将太)、山東京伝(古川雄大)、葛飾北斎(くっきー!)、曲亭馬琴(津田健次郎)、十返舎一九(井上芳雄)といった若き個性豊かな才能たち。その多くは、のちの巨匠となり日本文化の礎となっていく。
しかし時世は移り変わり、田沼意次は失脚。代わりに台頭した松平定信(井上祐貴)による寛政の改革では、蔦重の自由さと政治風刺は問題になり、財産の半分を没収される処罰を受ける。周囲では江戸追放や死に追いやられるものもあらわれる……蔦重は、その後も幕府からの執ような弾圧を受け続けるが、反権力を貫き通し、筆の力で戦い続ける。そんな中、蔦重の体を病魔が襲う……。命の限りが迫る中、蔦重は決して奪われない壮大なエンターテインメント「写楽」を仕掛けるのだった……。
作:森下佳子
音楽:ジョン・グラム
出演:横浜流星、染谷将太、橋本愛、古川雄大、井上祐貴、生田斗真、高橋克実 ほか
制作統括:藤並英樹、石村将太
プロデューサー:松田恭典
広報プロデューサー:藤原敬久、積田有希
演出:大原拓、深川貴志、小谷高義、大嶋慧介 ほか
公式Xアカウント:@berabou_nhk
公式Instagramアカウント:@berabou_nhk
ハッシュタグ:#大河べらぼう