利根川が決壊し、江戸市中は大洪水になる。つたじゅう(横浜流星)は、しんすけ(井之脇海)やふく(小野花梨)を気にかけ、米などを差し入れようと深川を訪れる。

食料の配給が行われる寺で、蔦重は平蔵へいぞう(中村隼人)に会い、幕府は復興対策に追われ、救い米どころか裕福な町方の助けを頼りにしていると知る。

そんな中、江戸城では家治いえはる(眞島秀和)が体調を崩し、大名たちと面会する月次御礼つきなみおんれいを欠席する。老中らが戸惑う中、意次おきつぐ(渡辺謙)は家治からある話を聞かされる。